2011年12月23日金曜日

国王杯の相手がレアル・マドリードに


 21日の国王杯5回戦第節のヘタフェ戦(2-2の引き分け)については、また今度ゆっくり書くとして・・・
23日に行われた第6回戦の抽選会で、相手がレアル・マドリードに決まりました。。。
せっかく第5回戦をブオナノッテのスーパーゴールで勝ち抜けたのに、レアル・マドリードと当たるとは、厳しいですね。
もしやこれはイエロ氏の陰謀??(苦笑)

2011年12月19日月曜日

マラガに足りないもの


  昨日(18日)のバレンシア戦で今年のリーガはひとまず幕を閉じました。 昨日の試合のマラガは本当にいい試合をしていたと思います。結果は2-0で負けてしまいましたが・・・
 ここ数試合、プレーする選手たちから全く闘志を感じられず、なんだかなーという試合が多かったので、昨日のバレンシア戦は観ていてもおもしろかったですし、ホアキンやイスコのバレンシアからの移籍選手がチームをけん引したおかげで、選手たちにも闘志がみなぎっていました。ホアキンとイスコは本当にすばらしかったです。カソルラもトリッキーなプレーで見せてくれましたし。  

ただですね・・・ロンドン。どうしちゃったんでしょうねえ。ダメダメでした。何度も何度もあったチャンスでただの一度もゴールを決められず、ボールを奪われても走って取り返すという闘志もなく、守備にも貢献せず。こんなことならば最初からニステルローイまたはセバ・フェルナンデスを入れてほしかったです。

途中交代でフアンミに代えニステルローイを入れるのも微妙な交代でしたし(ニステルローイを入れるならロンドンと交代させろってことです)。
フアンミはロンドンとは比べ物にならないくらい走って、チャンスを作り出し、ゴールをマークしようと闘志をむき出しにしていたのですから。 もし国王杯を見越してフアンミを交代させたのだとしたら、みすみす勝ち点3をバレンシアにプレゼントしたわけですよね。  

  ということで、冬の移籍市場では、まず第一に点の取れるFWを獲ってほしいです。そうちょうどソルダードのような。ソルダードは数少ないバレンシアのチャンスをきっちり生かして2点取ったわけですから、さすがですよね。
マラガは試合のほとんどを試合し、チャンスも数多く生み出したにもかかわらず、ストライカーのロンドンがあれでは点が取れるはずもありません。  

 なんだか愚痴になってしまいましたが・・・
あ、バレンシア戦ではキャプテンがヘスス・ガメスからデミチェリスに代わっていましたね。わたしもキャプテンはデミチェリスのほうがいいと思います。ガメスはアポーニョがらみでデミチェリスと口論したことでキャプテンをはずされましたが(しばらくはドゥダがキャプテンを務めていました)、チームをけん引するという意味ではデミチェリスのほうがキャプテンに適任だと思います。  

ということで、今年も残す試合は21日の国王杯の対ヘタフェ戦だけですね。
リーガではオサスナに抜かれ7位に落ちちゃいましたが、とりあえず冬の移籍市場での補強を期待するとしましょう。

2011年11月19日土曜日

近況報告


 なかなかブログをアップできずにおりすみません。
なんて、このブログを読んでくださっている方がいらっしゃるかどうか謎ですが・・・

 私事になってしまいますが、10月17日に第1子となる女の子を出産しました。現在娘は1ヶ月になりましたが、子育てに追われておりブログの更新まで手が回らず・・・です。

 マラガの近況ですが、右足中足骨に腫れがあることで試合に出場できないでいるバチスタが、もしかすると手術を受けることになるかもしれません。もし手術を受けた場合、今シーズン中の復帰は絶望とのことです。
手術を受けるかどうかは12月いっぱい様子を見ることで決定するということなので、どちらにしても今年中のバチスタ復帰は絶望的と思われます。
チームの中で誰よりも闘志むき出しで戦うバチスタは、その分怪我も多いのは仕方がないのですが、バチスタ不在がチームに大きな影響を与えないことを願わずには止みません。

2011年10月21日金曜日

レアル・マドリード戦に向けて


 久々のアップになってしまいました。 レバンテ戦の敗戦に落ち込んで決してさぼっていたわけではありません(笑)
実はプライベートでいろいろとあり・・・レバンテ戦についてはビデオを見てから感想をアップしたいと思います。

 さてさて私事はさておき、今日22日はレアル・マドリード戦ですね。バチスタやドゥダは故障のため招集されていませんが、アポーニョが久々の招集リスト入りです。
長いこと実戦から離れていたアポーニョをレアル・マドリード戦のようなビッグゲームで復帰させるペジェグリーニ監督の考えがイマイチ謎ですが、招集リストに戻ったということはいいニュースだと思います。

マラガのファンの反応はというと、「この試合でのプレー次第でペジェグリーニ監督がアポーニョの今後を判断するのでは?」とか、「久々の実戦&ビッグゲームのプレッシャーにアポーニョが打ち勝てると確信したからこそ招集した」といったもの、いろいろありますが、せっかく招集されたのですから試合に出てくれるとうれしいです。

それから昨晩遅く、アル・タニ会長がマラガ入りを果たしています。今日の試合ではVIP席から観戦することになっています。

 勝っても負けても悔いの残らない試合をしてもらえることを祈りつつ・・・



それでは

2011年10月1日土曜日

マラガCF、ヘタフェに逆転勝利!!


 1日に行われたマラガ対ヘタフェ戦ですが・・・いろいろありましたが、素晴らしい試合でしたね!
マラガは右足ハムストリングに負荷を抱えていたトゥラランがスタメン出場したため、ベストメンバーで試合に臨むことができました。マラガはいつものように試合をコントロールし、ヘタフェにほとんどチャンスを与えませんでしたが、ペドロ・レオンにやられました。相手チームながら、さすがとしかいいようのないゴールでした。その後マラガはファン・ニステルローイの執念のゴールで同点に追いつきます。このニステルローイのゴールは彼らしいゴールでしたね。最後の最後までねばってヘタフェの選手が3人も立ちはだかるゴールにボールを押し込んだのですから。
その後ヘタフェはミクのゴールで再びマラガを突き放します。そのミクのゴールはハンドで軌道が変わり、カバジェロの右側をすり抜けゴールに突き刺さっています。
それでもあきらめなかったマラガ。マレスカが87分に同点ゴールを決め、その後も攻め続け結果がバチスタのスーパーゴールにつながったのだと思います。感動的なゴールでした。スタジアムは2年前に最終節のレアル・マドリード戦で残留を決めたときと同じような興奮に包まれました。

 今日の試合は文句なしです。みんな良かったです。途中出場のイスコもマレスカもすばらしかったです。特にイスコは完璧な試合でした。マレスカもスーパーサブとして、ゴールを含めていい仕事をしてくれました。そしてセンターバックコンビ&トゥララン、ガメスの守備陣(エリセウを除けばですが・・・)も試合毎にレベルアップしていますし、攻撃陣もよかったです。最後のバチスタのゴールはロンドンのパスのおかげで生まれたゴールですから、ロンドンもいい仕事をしてくれました。

 実は1-2になった時点で何人かのファンはスタジアムを後にしています。でもサッカーって最後の最後までどうなるかわからないものです。ロスタイムのバチスタのゴールを見逃したひとは、残念だったとしかいいようがありません。
本当におもしろい試合を観ることができました。暫定ではありますが、マラガはクラブ史上初めて首位に立っています。でもシーズンは長いですからここで気を緩めず、代表ウィーク後のレバンテ戦でも今日のような試合で勝利を目指してほしいです。
ニステルローイが試合後のインタビューで言っていました。「大切なことはチーム全員で勝利を手に入れようとすること。今日の僕らは最後まで勝利をあきらめなかった。それがいい結果を生み出したんだ」
全くその通りです。
ということで、今夜はいい夢が見られそうです。興奮して眠れそうにありませんが(笑)
ちなみにレバンテ戦もWOWOWさんで放送があるようですね。マラガの試合がこれからも日本でたくさん放送されることを願っています。

ヘタフェ戦に向けて


 今日10月1日はヘタフェ戦です。
招集メンバーは:カバジェロ、ルベン、ヘスス・ガメス、セルヒオ・サンチェス、デミチェリス、マタイセン、エリセウ、モンレアル、トゥララン、ドゥダ、マレスカ、カマーチョ、カソルラ、ホアキン、バチスタ、イスコ、ニステルローイ、ロンドン、セバス・フェルナンデスの19名で、ブオナノッテが招集リストからはずれています・・・
またトゥラランは右足ハムストリングの負荷が29日の練習を欠席しましたが、なんとか回復したようでヘタフェ戦には出場できる模様です。ガメスも右足首ねん挫から復帰し、ベストメンバーで試合に臨めそうです。  

ここ数日マラガはプライベートでいいことが続いています。9月28日はカバジェロのお誕生日で、29日はアル・タニ会長の44回目のお誕生日でした。そして29日にはバチスタに第1子となる女の子の赤ちゃんが生まれています。バチスタは今日10月1日がお誕生日ですから、自身の誕生日&長女の誕生でモチベーションも高いと思います。昨シーズンの絶好調バチスタがみられることを期待しましょう。
 

ヘタフェは前節のベティス戦で今シーズン初勝利を飾っています。選手の多くがマラガ同様に昨シーズンと大きく入れ替わっていますが、各ポジションでいい選手を獲得しています。下位にいるからといって気を抜かず、代表ウィークを前にしっかりと勝ち点3を獲得してほしいですね。なお代表にはロンドン、デミチェリス、マタイセン、カソルラ、エリセウ、イスコ(U-21)が招集されています。モンレアルは試合に出ていないので代表落ちしており、このポジションにはバレンシアのジョルディ・アルバが招集されています。ジョルディ・アルバが招集するくらいなら、リバプールのホセ・エンリケを呼べよ・・・とツッコミを入れたい気持ちもありますが。。。

それではヘタフェ戦の感想はまた後ほど。日本でもWOWOWさんで放送されますね。

 

2011年9月28日水曜日

マラガCF、 サラゴサとスコアレスドロー


 決してさぼっていたわけではないのですが、記事をアップするのが遅くなってしまいました。実はひどい蕁麻疹でインターネットどころではなかったのです・・・

 さて25日に行われた第6節のサラゴサ対マラガ戦ですが、残念ながらゴールがありませんでしたね。
というか本当はサラゴサが1-0で勝利だったんでしょうけれど、ゴールがオフサイドで取り消されたので、マラガは命拾いしました。(実際にはオフサイドじゃなかったのでサラゴサはかわいそうですが)

スタメンは故障中のガメスに代わり、セルヒオ・サンチェスが右サイドバックに入った以外はいつも通りのメンバーでした。ペジェグリーニ監督ってビジャレアルでもレアル・マドリードでもスタメンをいつも固定する傾向にあったので、マラガでもスタメン固定なんでしょうか・・・シーズンはまだまだ続くので、他の選手にもチャンスを与えてほしいんですが。

 試合自体は悪くはなかったです。いつも通り試合をコントロールしていたのはマラガでしたから。ただガメスがいなかったせいか右サイドからの攻撃に限りがありましたねやっぱり。セルヒオ・サンチェス、守備は申し分ないんですが、ガメスのようにあまり前線にあがらないのでホアキンがパスの出し所に悩む場面が多々見られました。
またバチスタ、どうしちゃったんでしょうか?この試合では全然ダメでした。スピードもないし、というか走らないし、ミスばかりが目立ちました。せっかく復活してくれたと思ったのですが、この先もサラゴサ戦でのプレーが続くようならば、ブオナノッテかイスコを起用してほしいです。とはいえペジェグリーニ監督は頭固そうなんで、このままバチスタでいくんでしょうきっと。
それからドゥダもこの日の試合はイマイチでした。パスミスばかりでドゥダの良さが50%も出ていませんでした。前半途中から「もうマレスカ出しちゃえよ・・・」と思いながら試合を観ていました。
そしてエリセウですが、相変わらずひどかったです守備。この日は攻撃もイマイチで、オオーッ!と思った場面はわずかに1回きりでした。出来ることならヘタフェ戦ではモンレアルを使ってほしいです。

 逆に良かった選手ですが、マタイセン、試合ごとにレベルがあがっているのがよくわかります。リーガ・エスパニョーラに慣れてきたんでしょうね。すばらしかったです。デミチェリスも良かったですよ。時々へんなことやっちゃうんですが、まあこれは愛嬌ということで。とりあえずセビージャ戦で2失点して以来、無失点を通しているので、守備がうまく機能していることはうれしいです。
またトゥラランですが、もう言葉もありません。未だにこんなにすごい選手がマラガにいることが信じられないくらいです。彼のプレーを観ているとまじめに鳥肌立っちゃうくらいすごいですから。
ニステルローイも決定機のゴールをはずしちゃいましたが、すばらしかったです。ストライカーなんでゴールを決めないと不調?とか思われちゃうのがかわいそうですが、試合を通して見ると、ニステルローイが本当にすごい選手だということがよくわかるかと思います。ロンドンにもゴールをあげるということ以上に、チームに貢献するニステルローイの姿を学んでほしいなと心から思います。
それと途中出場でしたがイスコはいいですね!もっともっと出場機会が増えるといいのですが。

というわけで、ヘタフェ戦ではバチスタが復活してくれることを願いつつ。←っていうかブオナノッテかイスコを出してくれ。

2011年9月24日土曜日

サラゴサ戦に向けて

 25日に行われるリーガ第6節のサラゴサ戦に向けた招集リストが発表されました。
今回は前節のアスレティック・ビルバオ戦で右足首をねん挫したヘスス・ガメスが招集外となり、代わりにカマーチョが招集されています。ガメスのポジションにはセルヒオ・サンチェスが入ることになります。
メンバーは:カバジェロ、ルベン、セルヒオ・サンチェス、デミチェリス、マタイセン、モンレアル、エリセウ、トゥララン、ドゥダ、マレスカ、カマーチョ、ホアキン、ブオナノッテ、イスコ、バチスタ、カソルラ、ロンドン、ニステルローイ、セバス・フェルナンデスとなっています。
アポーニョはまたまた招集外となっています。アポーニョの招集外についてペジェグリーニ監督は、「決して懲罰などではなく、ただ単に彼のプレーがチームのレベルに達していないだけだ」と話していますが、プレシーズンではそれなりのプレーを見せていただけに、セビージャ戦での45分のプレーだけで、「チームのレベルに達していない」と判断するのはやっぱり??ちょっと疑問ですよね。

 そのペジェグリーニ監督ですが、チームのキーとなる選手として2人の選手の名前を挙げています。1人はニステルローイで、監督はニステルローイについて、「彼は35歳になる選手だが、偉大なプロフェッショナルであり、ピッチの中で多大な貢献をしてくれている。彼はチームの中に完全にフィットしており、わたしにとって彼の存在は非常に重要なものになっている」と語っています。またニステルローイがゴールを挙げていないことについては特に心配していないそうで、「彼はゴールを挙げる以上の貢献をしてくれている」と言っています。
そしてもう1人は、もうこの選手なしでは今季のマラガは語れないというほどの存在になっているトゥラランです。トゥラランについてペジェグリーニ監督は、「トゥラランはわれわれが期待していた通りの働きをしてくれている。わたしはトゥラランを獲得するようにクラブに進言する前から、彼のキャリアやリヨンでの活躍を観ていた。彼はなんの問題もなくチームになじんでくれた」と語っています。ペジェグリーニ監督にとって、トゥラランの獲得はカソルラの獲得同様に最重要事項だったことがうかがえますよね。

 さて明日のサラゴサ戦ですが、正直サラゴサというチームについて、あまり知識がありません。毎シーズン選手が多く入れ替わるので、どういう戦い方をするとか、どの選手が危険とか・・・よくわかりません。唯一なんとなく分かるのは、レアル・マドリードのカンテラ出身のフアン・カルロスと、前エスパニョールのルイス・ガルシアくらいでしょうか・・・フアン・カルロスは前節のベティス戦で負けこそしましたが、2ゴールをあげており、要注意選手と言えます。何しろフアン・カルロスは右ウイングの選手なので、彼と対峙するのがエリセウだと思うとちょっと心配です。こんなときこそモンレアルの出番だと思うのですが、まあペジェグリーニ監督のことですから、しっかりしたプランを立ててくれていることでしょう。
どちらにしてもサラゴサ相手にしっかり勝ち点3を勝ち取って、ホームのヘタフェ戦にはずみをつけたいですね。ヘタフェ戦はWOWOWさんでも放送されますよ~

2011年9月22日木曜日

マラガCF、カソルラのゴールでビルバオに勝利



 昨日21日に行われたマラガ対アスレティック・ビルバオ戦は、カソルラの鮮やかなFKでマラガが1-0で勝利しました。
カソルラ、本当に調子がいいですね~。昨日の試合では何度かFKの場面があったのですが、ドゥダ、バチスタらが何度か蹴った後、最後の最後にカソルラが蹴り、ゴールを決めてくれました。ドゥダ、バチスタのFKも結構惜しかったのですが、カソルラのFKにはかないませんでした。マラガ史上最高額でカソルラを獲得したペジェグリーニ監督の目に狂いはなかったということですね。

 さて試合ですが、ビルバオは試合開始早々から当たりが強く、何度か危険なファウルもありましたが、主審のフェルナンド・テイシェイラ・ビティエネス氏は、イエローカード忘れてきちゃったの?というくらい、まったくカードが出しませんでした。おかげで観ている観客は選手の怪我の心配でハラハラしっぱなしでした。
マラガはビルバオ戦でも試合を支配し、何度かチャンスも作り、試合展開もよかったです。いつも通り、トゥラランは文句なしでしたし、もう彼のプレーを観るだけでもロサレダに行く価値があると思います。昨日はトゥラランが素晴らしいプレーをするたびに拍手やトゥラランコールが起こっていました。
そしてホアキン、絶好調ですね。ゴールを決めたカソルラと共に、頻繁にポジションチェンジをしながら何度もチャンスを演出してくれました。
またゴールこそマークしませんでしたが、ニステルローイはさすが!ですね。攻撃はもちろん守備でも自分を犠牲にしたプレーを何度も見せてくれました。ビルバオのセットプレーのボールを何度もクリアしピンチをチャンスに変えてくれたのもニステルローイでした。ペジェグリーニ監督がロンドンではなくニステルローイをスタメンで起用する理由がなんとなくわかった気がしました。ロンドンはゴールをあげてくれますが、守備に犠牲を払ったり、周りの状況を見たり・・・ということがまだまだなんですよね。だからこそ、昨日は決定的なチャンスにゴールをあげられなかったロンドンにはブーイングが起こり、ニステルローイには惜しみない拍手が送られたのでしょう。

それから守備陣ですが、デミチェリスとマタイセン、良かったです。デミチェリスは堅守でジョレンテに仕事をさせませんでしたし、マタイセンは左サイドバックのエリセウの守備のまずさをうまくカバーしてくれていました。エリセウももうちょっと守備に参加してくれるといいんですけどね・・・
そしてカバジェロ、相変わらずすばらしかったです。彼がいてくれる限りマラガは大量失点に悩まされることはなさそうな気がします。ここ3試合は無失点に抑えてくれていることも大きいと思います。

 さてさて対戦相手となったビルバオですが、センターバック3人体制でマラガ戦に臨んできましたが、やっぱりうまく機能していませんでした。特に前線のジョレンテが孤立してしまう場面が多く、中盤に問題があるんでしょうね・・・ダビド・ロペスのようないい選手を控えにしている理由もまったく謎ですが、本来は力のあるチームなので、そのうち巻き返しもあるのでしょうか???

 ビルバオ戦に勝ったことで、マラガは3連勝で暫定2位にたっています。今日22日のベティス戦の結果次第で順位が変わる可能性もありますが、とりあえず順調な滑り出しをしてくれていることに、ペジェグリーニ監督、そして選手たちに感謝です。どうか怪我だけはしませんように。

2011年9月21日水曜日

アスレティック・ビルバオ戦に向けて


 今日21日は第5節のアスレティック・ビルバオ戦がロサレダで行われます。第3節のグラナダ戦同様、チケットは全席売り切れとなっています。
招集メンバーは:カバジェロ、ルベン、ガメス、デミチェリス、セルヒオ・サンチェス、マタイセン、エリセウ、モンレアル、トゥララン、マレスカ、ドゥダ、ホアキン、ブオナノッテ、バチスタ、カソルラ、イスコ、ニステルローイ、ロンドン、セバス・フェルナンデスの19名になります。前節のマジョルカ戦からの変化といえば、ルベンが招集リスト入りし、カンテラのGKポルが招集リストをはずれたことくらいです。アポーニョは相変わらず招集外となっており、ペジェグリーニ監督の怒りの大きさがうかがい知れます。

こんなことを言うのは本当に悲しいですが、以前のマラガならばアポーニョがどんなことをしようとも目をつむっていたと思うのです。何しろお金がなかったですから、彼に代わる選手を補強する余裕がなかったですから。でも今のマラガはそれこそいくらでも彼の代わりを務められる選手を補強することができます。
このブログを昔から読んでくれている方はご存知だと思いますが、わたしにとってアポーニョは特別な選手でした。それは今も変わりません。アポーニョがマラガで成功を収め、より大きな舞台(たとえばスペイン代表とか)に進んでくれることをずっと願っていました。だけどどうやらそれは夢の夢になりそうです。そしてわたしと同じように多くのマラガファンが感じていることでしょう。
そもそもペジェグリーニ監督は、ビジャレアル時代にアポーニョを獲得しようとしたことがあり、同選手の才能を買っている人物でもあります。だからこそ、ペジェグリーニ監督はアポーニョの言動が許せないのかもしれません。

 さて今日のビルバオ戦ですが、ビルバオは前節のベティス戦をホームで落としています。うわさによるとビエルサ監督はマラガ相手にDFを5人体制にするのでは?と言われています。どうなるでしょうかね・・・ 
正直ビエルサ監督の考えていることは常人には理解できないでしょう。たとえば左サイドバックを務めるデ・マルコスは本来はFWの選手であり、ボランチとしてスペイン代表でもその地位を築きつつあるハビ・マルティネスをセンターバックで起用し、昨シーズン、凡ミスもあったけれど、スタメンとして定着していたサン・ホセを試合に使わないなど??なことが多いです。でも名将と言われるだけの監督ですから、チームが機能し始めればリーガでも怖い存在になると思われます。そういう意味でもマラガは今日の試合できっちりライバルとなるビルバオに勝利しておく必要があると思います。


 それからマラガに移籍して以降、調子があがっているホアキンが、スペイン代表復帰への夢を諦めていないことを明かしています。ホアキンはバレンシア時代は縦への動きが多かったですが、マラガに来て以降、頻繁なポジションチェンジが行われることもあり、縦だけでなく横への動きも多くなりました。ホアキンにはそういうプレースタイルが合っているのかもしれません。今日はホームでの試合ですから、ホアキンの新たな活躍が見られることでしょう。

 試合の感想はまた後ほど・・・

 

2011年9月17日土曜日

マジョルカ対マラガ戦 




 17日に行われたリーガ・エスパニョーラ第4節のマジョルカ対マラガ戦はマラガがデミチェリスのゴールでマジョルカに0-1で勝利しました。  

 試合ですが、前節のグラナダ戦のスタメンからブオナノッテが抜けて、バチスタがスタメンに入りました。
待ちに待ったバチスタの復帰でしたが、今日のバチスタは残念ならがいいところなしでした・・・ スピードもなかったですし、前線でのパスミスも多かったですし。まあこればかりは実戦で感覚をつかんでいくしかないのでしょうか?
その他に選手については、トゥラランは相変わらずすばらしいですね。まるっきり走っていないように見えて、肝心なときに肝心の場所にいるという彼らしいプレーが随所に光りました。それからホアキンも良かったです。マジョルカの守備陣を翻弄していました。ニステルローイもいいプレーが何度も見られましたが、いかんせん今日は審判がペレス・ラサ氏で、ニステルローイへのペナルティーが見逃されたり、オフサイドじゃないのにオフサイドを取られたりと、ツキがなかったとしかいいようがなかったです。
その他の選手についてはまあアウエーでの試合なんで、可もなく不可もなくでした。カソルラも個人技ではいくつもいいプレーがあったんですけどね。
あ、そういえば途中出場したロンドン、結構良かったです。この調子で昨シーズンの好調を取り戻してほしいものです。


 肝心のゴールですが、またまたセットプレーからデミチェリスがヘディングで決めています。今日の試合はマジョルカのダメダメさに助けられ、勝ち点3を勝ち取ったようなものですが、まあ勝ちは勝ちなのでいいとしましょう。マジョルカもホームでの試合なのに、あんな試合展開では勝利は遠いでしょうね。


 ところで今日の試合では後半から家長が出たのですが、家長がマジョルカで一番いい動きをしていました。なんでスタメンで出ないんですかね?彼は。テレビのコメンテーターの話では、マジョルカに来て半年以上経つのに、スペイン語も英語も話せないことで試合に出られないと言っていましたが、本当なのでしょうか?正直マジョルカに興味がないので家長選手についてもまったくノーマークでよくわかりません。


 というわけで、次節は21日の20時からロサレダでアスレティック・ビルバオ戦です。ビルバオは難しい相手ではありますが、ビエルサ監督になってから適応に苦しんでいるようなので、この機会にがっつりと勝ち点3を取っておきたいものです。

 それから試合とは全然関係ないのですが、スペイン紙『マルカ』が、マラガが冬の移籍市場でレアル・マドリードのアルビオルを獲得すると報じています。なんでもアルビオル本人とは合意に達しており、後はレアル・マドリード次第とのことですが・・・どうなるのでしょうか。

2011年9月16日金曜日

マジョルカ戦に向けて


  明日16日に控えたマジョルカ戦に向けて、招集リストが発表されました。
招集されたのは、カバジェロ、ポル、ガメス、デミチェリス、マタイセン、セルヒオ・サンチェス、モンレアル、エリセウ、トゥララン、ホアキン、ドゥダ、マレスカ、ブオナノッテ、イスコ、カソルラ、ニステルローイ、バチスタ、ロンドン、セバスティアン・フェルナンデスの19名です。
 まずはバチスタ、ようやく復帰しましたね~!スタメンで出場するかどうかはわかりませんが、とりあえず招集リストに復帰できたことはありがたいことです。そして・・・アポーニョ、また招集リストからはずれましたね。

 一説には冬の移籍市場でアポーニョを放出し、レアル・マドリードのグラネロを獲得するという話も出ています。アポーニョが招集外になっている理由については先日の記事で書きましたが、放出のうわさまで出てくるとなると、事は思っている以上に深刻なのかもしれません。
マラガの地元紙では、アポーニョが試合に出るべきかどうかについて、読者アンケートを行っていますが、実に79パーセントのファンがアポーニョは試合に出るべきではない、に票を投じています。
これまでも法律で禁止されている闘鶏に参加したことで警察沙汰になったり、アンデル・エレーラにつばを吐きかけたり、様々な事件を起こしてきたアポーニョですが、マラガ出身ということでファンも彼の行動には目をつぶってきました。でもファンの心まで離れてしまっては、もう潮時なのかもしれません。 アポーニョの件については、何か進展がありましたらまた記事にしたいと思います。  

 それから前節のグラナダ戦で2ゴールをマークしたカソルラですが、試合後に、「こんなに大声援を受けたのは生まれて初めてだった。ファンの声援を聞いていたら、自然とパワーが湧き出してきた」と語っています。彼のすばらしい活躍の要因となったのは、ロサレダに駆け付けたファンだったのですね。
スタジアムに行ったひとりとして、わたしもうれしく思います。また同様のことをイスコも語っています。「今までの人生の中で今が一番幸せだ。ファンからあれほど歓迎されるとは思わなかった」  

 カソルラについては、今シーズン、2試合ですでに3ゴールをマークしていますが、これまで、リーグ戦ではシーズンを通して8ゴールをマークしたのが最高ですから、今シーズンはカソルラ自身にとっても記録更新の1年になるかもしれませんね。
 

2011年9月13日火曜日

マラガCF対グラナダCF


Málaga-Granada - Málaga Club de Futbol  ←試合のハイライトです。




 第3節のマラガ対グラナダ戦を観てきました。本当におもしろい試合でした~!
試合前には今シーズンから1部に復帰したグラナダに対しオマージュが捧げられ、スタジアム中からグラナダファンに対し惜しみない拍手が送られました。スタジアムも月曜日の試合にもかかわらず満員でしたよ。

 さて肝心の試合ですが、マラガが4-0で快勝しました。
スタメンは:カバジェロ、ガメス、デミチェリス、マタイセン、エリセウ、トゥララン、ドゥダ、カソルラ、ホアキン、ブオナノッテ、ニステルローイでした。
まず注目すべきなのはアポーニョの定位置にドゥダが起用されたことです。このドゥダの起用が本当にぴたりとはまりました。本来は左ウイングのドゥダですが、近年はスピードも落ちペジェグリーニ監督の目指すスピード溢れる攻撃的サッカーに適応するのが難しい状況でしたが、中盤であればそれほど走る必要もないですし、何よりドゥダの持ち味である正確なパス出しが存分に生かされていました。
グラナダ戦を観る限り、アポーニョ以上にドゥダはこの位置でのプレーに合っているような気がします。
またこの試合ではセンターバックの2人がよかったです。デミチェリス、マタイセンの動きのおかげでトゥラランがフリーになり、グラナダの攻撃の芽を次々と摘み取ってくれました。トゥラランはまったくプレーに絡んでいないように見えて、ピッチ中を走り回り相変わらずレベルの高い仕事を見せてくれました。
それから得点こそマークしませんでしたが、ニステルローイの動きも素晴らしかったです。このグラナダ戦はスタジアムとビデオで2度観ましたが(しつこい・・・笑)、テレビの解説者もニステルローイの動きを絶賛していました。というのも、この試合では2列目となるカソルラとホアキンがそれぞれ2得点をあげているわけですが、特にホアキンのゴールは1列目のニステルローイが相手DF陣を引き付ける動きをしたことで、フリーとなったホアキンがゴールをあげることができたのです。

 とにかくこの試合は全員が全員、文句なしの試合を見せてくれました。ブオナノッテも個人技で敵を突破したり、ガメスもいい動きをしていました。2得点をあげたホアキンも、やっぱりホーム試合では活躍しますね。カバジェロもあわやの直接FKを阻止したり、的確な飛び出しでピンチを救ってくれました。
途中出場のイスコもマラガでのデビュー戦でしたが、すばらしい動きをみせてくれました。このままいけばイスコは数年以内にスペイン代表も夢ではないでしょう。そしてなんといってもカソルラです!ビジャレアル時代でもこんなにすごいカソルラって見た記憶がないです。スペイン代表では同レベルのプレーを何度も見たことがありますが・・・それだけマラガでのプレーに合っているということなのでしょうか?この試合のMVPは間違いなくカソルラですね。スタジアムでもカソルラコールが鳴り止みませんでしたから。


唯一心残りと言えば、エリセウですかね・・・守備にも攻撃にも参加していい動きをしていましたが、じゃっかん頭に血がのぼり、不用意なファウルを犯していました。もう少し冷静にプレーをしてほしいですが、まあこれは仕方がないですね。
イスコ同様に途中出場したマレスカとロンドンですが、可もなく不可もなくといった感じです。マレスカについてはいつも通りそつないプレーをみせてくれましたが、ロンドンは途中出場したタイミングが悪かったというか、マラガ全体が大量リードで攻撃をする気を失くしたときに出てきたので、攻撃にからむこともなく・・・というかからみようもなく、ちょっとかわいそうでした。

 というわけで、2度観しても飽きない大満足の試合でした。次節はアウエーで17日の18時からマジョルカ戦です。ロサレダでの勢いをマジョルカでも発揮してほしいですね。

2011年9月11日日曜日

マラガCFの近況 その22


 土、日にマラガの試合がないと本当に退屈です。次々に行われる他のチームの試合を横目に、「ダービーなのになぜ月曜日??」と思いながら、歯がゆい週末を過ごしています。

 まあそれはさておき、グラナダ戦の招集メンバーが発表されましたね。メンバーはカバジェロ、ガメス、マタイセン、デミチェリス、モンレアル、エリセウ、トゥララン、マレスカ、ホアキン、セバス・フェルナンデス、ロンドン、ニステルローイ、ブオナノッテ、モンレアル、イスコ、セルヒオ・サンチェス、ポルティージョ、ドゥダ、ポル(カンテラのGK)の19名になります。
今回の招集メンバーからはなんとアポーニョと前回同様レシオ、フアンミが監督判断で招集外となっています。
というのもアポーニョ、前回のセビージャ戦のハーフタイムに、チームメートやペジェグリーニ監督のいる目の前で、守備陣を侮辱する言葉を吐いたんだそうで、監督の怒りを買い、セビージャ戦では途中交代、また今回のグラナダ戦では招集外となっています。
アポーニョの我の強さはマラガファンならばみんなが知っていますが、さすがにチームメートを侮辱するような行為は許されるべきではないと思います。時にはアポーニョの我の強さがチームに影響を与えることもありますが、前監督のフェレイラ監督が解任された時も、アポーニョがチームの内部分裂に影響を与えていることを考えると、もっと大人になってほしいものです。

 さて肝心のグラナダ戦ですが、グラナダとマラガの関係は良好なので、ダービーと言えども、いい雰囲気の中で行われることになると思います。第2節で勝ち点を獲得しなかったチームが、今回の第3節で勝ち点を次々と獲得しているので、マラガもここでしっかり勝ち点3を獲得し、次のマジョルカ戦につなげてほしいですね。ちなみに試合は月曜日ですが、マラガとグラナダは近いので、1000人のグラナダファンがロサレダに駆けつけることになっています。それから試合とは全然関係ないですが、グラナダのヨアン・モッロはオリンピック・マルセイユのアンドレ=ピエール・ジャニックのいとこなんだそうです。

 というわけで、グラナダ戦の感想はまた試合後にアップしたいと思います。

2011年9月8日木曜日

マラガCFの近況 その21


最近のマラガは、代表に招集されていたメンバーが練習に合流し、12日のグラナダ戦に向けて練習に励んでいます。今シーズン、35年ぶりに1部に昇格したグ ラナダですが、夏の移籍市場で積極的な補強を行っており、2部にいた頃に比べ格段にレベルアップしています。またグラナダはイタリアのウディネーゼ傘下の クラブのため、ウディネーゼから多くの選手をレンタル出来る強みも持っています。

グラナダのように2部B→2部→1部と2年で駆け上ってきたチームはスペインサッカー史上初めてのことだそうで、ものすごい強運に恵まれたチームとも言えます。


そんな中、マラガは主力の1人であるバチスタの復帰の見通しが立っておらず、グラナダ戦も欠場することになっています(なんでも手術したひざに違和感があるそうです)

今 夏の移籍市場で大型補強を行ったマラガですが、バチスタの存在感はやはり別格で、彼が出られない試合というのは寂しいものがあります。またクリスも原因不 明の筋肉負荷に見舞われ、復帰までに6~8週間と診断されています。ただセンターバックに関しては、デミチェリスとマタイセンが母国代表として勝利を手に しており試合感覚を取り戻しているので、グラナダ戦ではいい守備を見せてくれると思われます。

問題はバチスタの穴ですが、マラガの地元紙によると、多くのファンがバチスタのポジションにブオナノッテを押しています。ブオナノッテについては調子もいいですし、ニステルローイやサイドバックとの連携もうまいので、ぜひとも試合に使ってほしいです。もちろんU-21でがんばったイスコにもチャンスを与えてくれたらと思いますが・・・。


それから10月の頭に入る代表ウィークの5日に、マラガはハエンと親善試合を行うことになっています。ハエンは今夏、マラガのオーナーが資金を提供したことで2部Bからの降格を免れており、マラガにとっては兄弟チームのようなものです。またムニス監督下でトップチームデビューを果たしたハビ・ロペスがレンタル移籍しています。いい交流試合ができることを願っています。

2011年9月2日金曜日

マラガCFの近況 その20




1日にロルカ(5月に地震で被災した街)で行われたチャリティーマッチ(試合は各45分形式)で、マラガはビジャレアルに1-1(PK戦で勝ち抜け)、その後バレンシアに2-0で敗れました。


まずビジャレアル戦ですが、ペジェグリーニ監督は4-1-3-2というおもしろい布陣で臨んできました。出場した選手は以下の通りでした:ウィリー、ガメス、クリス、セルヒオ・サンチェス、モンレアル、ホアキン、トゥララン、ドゥダ、ブオナノッテ、ニステルローイ、フアンミ

つまりダブルボランチであるアポーニョをはずし、ボランチはトゥラランのみ。その代わりにブオナノッテをトップ下で起用しドゥダを左サイドに入れました。

ビジャレアル戦ではマラガはボールを支配し、いい具合で試合を進めていましたが、なかなかゴールは生まれませんでした。そうこうしているうちにビジャレアルは怪しげなPKで先制し、マラガは1点を追う形になってしまいました。そんな中、ブオナノッテがやってくれました。ブオナノッテはプレシーズン中のローダ戦のようなすばらしいゴールをマークし、マラガは同点に追いつくことができました。ブオナノッテはニステルローイやバチスタとのコンビネーションもいいですし、状況を打開してくれるような個人技にも秀でているので、ぜひともリーグ戦でも使ってほしいです!特に相手に先制を許しているような状況では、ゴールを決められないセバ・フェルナンデスではなくブオナノッテを入れてほしいです。←これは多くのマラガファンが思っていることでしょう。

試合ですが、最終的にはPK戦にもつれ込み、ウィリーが1本PKを止めたことで、マラガが勝ち抜けています。

その後のバレンシア戦ですが・・・途中まではビジャレアル戦と同じ布陣でしたが、1失点目は完全に守備の連係ミスというか、センターバックの2人は止まっていました。また2失点目ですが、相手GKのジエゴ・アウヴェスがマラガの守備陣が前のめりになっているのをうまく利用し、ロングパスを出したことでカウンターがぴたりとはまっています。ボール自体はマラガが支配し、ゴールのチャンスもあったのですが、この試合は完敗としか言いようがありません。

親善試合ですから負けたところで・・・と言いたいところですが、現在代表に招集されているデミチェリス、マタイセンを含め、センターバックがもう少ししっかりしてくれるといいですね。とにかく動きや反応が全体的に遅いので、これは実戦でプレーする中で感覚をつかんでいくしかないのかもしれません。

ただペジェグリーニ監督の指揮するチームはビジャレアル、レアル・マドリード時代も含め、シーズン出だしは調子が悪く、後半にかけてエンジンがかかる傾向にあるので、マラガも徐々に調子をあげてくれるのでは?と思っています。


さてさてその他のニュースですが、まずU-21欧州選手権予選のグルジア戦で、イスコがスーパーゴールを決めています。イスコはセンスもあるし本当に将来が楽しみな選手です。

また契約解除し移籍の道を模索することになっていたロザリオですが、夏の移籍市場が閉まる31日になって所属先が見つからないことから突如契約解除を拒否し、マラガに残留することになりました。ということで、ロザリオともともと契約解除を拒否していたエディーニョの2名は、24、25番の背番号でチームに残ることになりました。

特にロザリオは契約解除で合意と公式サイトにも出ていたのに、結局残ることになったようで、なんだかな・・・です。いい選手なんですが、何しろ故障が多いのでどこもほしくないですよね。

それから控えGKのルベン、また故障しました・・・この選手もマラガに来て以来、故障続きで万全な形で試合に出場したことがほとんどないんですよね。マラガは本当はもう一人GKを取りたがっていましたが、ペジェグリーニ監督の意向でGKも含めカソルラ以降は選手の獲得をしませんでした。つまり移籍市場の閉まる直前で選手を獲得したチームに比べると、連携を図ったり、チームワークを高める時間はたくさんあったわけです。ぜひとも次節のグラナダ戦ではいい試合をしてほしいですね。ちなみにグラナダ戦、12日の月曜日21時からです。35年ぶりのダービーなのに・・・月曜日って?


2011年8月29日月曜日

マラガCF、開幕戦でセビージャにまさかの敗戦


昨日28日に行われたリーガ・エスパニョーラ第2節のセビージャ戦は、第1節がストのため延期となったことから実質的な開幕戦となりました。

マラガが開幕戦をアウエーで迎えるのは本当に久しぶりのことで、わたしは試合が始まる前からなんとなく変な気分でした。


 さて肝心の試合ですが、マラガはセビージャに2-1で負けてしまいました。とにかく昨日の試合はひどかったです。唯一いいプレーをしていたのはトゥラランくらいで、後はグダグダでした。マラガのゴールとなったカソルラの直接FKはすばらしいゴールでしたけど。

まずセンターバックの2人。最初の失点(ちなみにこの失点でネグレドはオフサイドでした)が開始早々だったこともありますが、それにしてもリラックスし過ぎていました。最初の失点後も唯一のFWであるネグレドをフリーにする場面が多々あり、ハラハラし通しでした。

そしてサイドバックのガメスとエリセウも前線のホアキン、カソルラとの連携が悪く、特にガメスはパスミスも目立ちました。それからアポーニョとロンドンは全くいいところなしでした。アポーニョは前線へのスペースを生かしたロングパスが持ち味ですが、ミスというより周りが見えていないのか、どうでもいいところにパスを出したりと散々でした。ロンドンもまだまだ調整不足が否めませんでした。というよりなんでロンドンを起用したんでしょうかね・・・後半からはロンドンに代えセバス・フェルナンデスがピッチに入りましたが、2点ビハインドの場面でゴールを決められないセバを入れるくらいならゴールも決められ、スピードもあるブオナノッテを起用してほしかったです。ニステルローイについては、ゴール前にボールが来なければゴールが決められないのは仕方がないので、特にひどかったということもありませんでした。後、ホアキンとカソルラですが、カソルラはやっぱりチームがイマイチの中でもよかったと思いますが、ホアキンは足が止まってしまう場面が多く、彼の良さがちっとも生きていませんでした。まあホアキンは昨シーズンもバレンシアでいい試合と悪い試合の差がはっきりとしていたので、昨日は悪い試合の日だったということであきらめます。


と、まあいろいろ思うところはありますが、今週末は代表戦のためにリーガはお休みなので、第3節のグラナダ戦までに調整を行う時間は十分に残されています。まだリーグ戦で消化した試合は1試合だけですし、ここでつまずいてくれたほうが、後々のためによかったと思うほかないですよね。大切なのはシーズン終了時のマラガがどうかであって、シーズン出だしの今、判断を下すことはできませんから。

そのマラガはデミチェリス、マタイセン、カソルラ、エリセウ、セバス・フェルナンデス、ロンドン、イスコ、レシオがそれぞれの代表に招集されていますが、9月1日にはバレンシア、ビジャレアルとの親善試合も控えています。この親善試合は5月に地震があったムルシア州ロルカを支援するためのもので、試合形式についての詳細はわかっていませんが、おそらく45分ずつバレンシア、ビジャレアルと対戦することなるトライアングル方式になると思われます。


というわけで、なんとも後味の悪いアンダルシアダービーでしたが、第21節のロサレダでの対戦ではセビージャにきっちりと借りを返してほしいものです。



2011年8月25日木曜日

マラガCFの近況 その19


 今週末のリーガ開催がようやく決まりました。第1節の試合は、第20節の行われる1月22日にずれ、第20節が来年5月2日の水曜日開催となるようです。第20節はカンプ・ノウでのバルセロナ戦なので、水曜開催はきついですが、まあ仕方がないですね。

 さて今日入ってきたニュースですが、筋肉負荷を抱えるバチスタは週末のセビージャ戦を欠場する模様です。代わりはロンドン、ブオナノッテ、セバス・フェルナンデス、あるいはイスコになるのでは?と思われます。
またマラガの地元紙『スル』によると、バレンシアに2シーズンにわたりレンタル移籍することになっているセルヒオ・カナレスですが、当初代理人はマラガに獲得打診をしていたそうです。しかしスポーツディレクターのアントニオ・フェルナンデス氏とぺジェグリーニ監督は、当初からサンティ・カソルラ獲得を目指していたことから、カナレスの獲得を拒否しています。この拒否から10日後、カナレスのバレンシアへのレンタル移籍が決まっています。この判断が吉と出るか凶と出るかはリーガが開幕してみないと分かりませんが、当初からカソルラ獲得を熱望していたぺジェグリーニ監督の望みが叶ったことはうれしいですね。

 それからこの記事の写真の通り、ラ・ロサレダの得点が表示される電光掲示板の裏側にユネスコの広告が登場することになりました。リーガのチームの多くがスポンサーがなく、ユニフォームの前面が空白となっている中、マラガはユネスコに対し年間150万ユーロを寄付するという逆スポンサー作戦で、ユネスコのロゴを使用しています。アル・タニ会長のマラガを大きくしたいという気持ちがユニフォームにも表れていますよね。



 

マラガCFに関するニュースについて


  今週末に控えたセビージャとのアンダルシア・ダービーですが、未だに開催されるのか分からない状態が続いています。今週末にリーガが開催されないと、来週は代表ウィークでもともとリーガがお休みなので、マラガの試合が観られるのはずいぶん先になってしまいます。なんとかストライキが回避されることを願ってやみません。

さて最近のマラガですが、ひざの半月板を痛め、浮腫のために復帰が遅れているヴェリグトンが、ブラジル入りをしています。これは昨シーズン、同じくひざの半月板を痛め、ブラジルで手術を受けたバチスタと同じ医師の診察を受けるためということです。バチスタはひざの手術後、5試合で7ゴールをあげる大活躍をしていますから、ヴェリグトンもバチスタ同様に復帰後に大活躍をしてくれるかもしれません。

また日本でもニュースにも出ていたので知っている人も多いかと思いますが、カソルラが、スペイン・スーパーカップ後に、「スペイン代表の状態が限界にきている」と発言した件ですが、これについて、カソルラ自身がマラガの公式サイト上で、「そんなことは言っていない」と否定をしています。これはスペインだけに限ったことではありませんが、信用できるニュースを入手するのは難しいですよね。例えば少し前に某サイトの日本語版に、マラガの会長のスペイン紙『アス』によるインタビュー記事が出ました。その中でアル・タニ会長は、「ラウールやエトー、スナイデルも獲得寸前までいった」と語ったとされています。しかしこのインタビューはそもそもスペインの『アス』紙が行ったものではなく、会長の母国であるカタールの日刊紙が行ったインタビューで、それは『アス』にもしっかりと記載されています。また『アス』によると、会長は「ラウール、エトー、スナイデルもマラガのプロジェクトに興味を示してくれたが、われわれは自分たちのプランに従って補強を行っていたため、獲得には至らなかった」と語っています。

獲得寸前というのと、もともと獲得しようとしなかったというのとでは意味が違いますよね?

今回これについてブログで記事にしたのは、日本在住の方から、「獲得寸前までいっていたスナイデルをなぜ獲得しなかったのか?」と問い合わせのメールをいただいたからです。

わたしの知っている限り、日本語でマラガについてのニュースを発信しているブログやサイトはそれほどありません。日本にどれくらいマラガに興味を持ってくれているひとがいるのか、わたしにはわかりません。ただわたしは大好きなマラガのニュースが、日本に誤解されて届くことが悲しいので、このブログでは信頼できるニュースだけを扱うようにしています。わたしはプロの記者ではありませんが、マラガについて日々情報を収集しています。これはわたしの趣味であり、ライフワークにもなっています。そして日本で少しでもマラガが話題になることを願っています。

2011年8月21日日曜日

マラガCFの近況 その18


  本当だったら昨日20日から開幕するはずだったリーガ・エスパニョーラですが、ストライキのために開幕が延期になりました。本来ならマラガは今日21日、ホームでバルセロナと対戦することになっていました。
毎年のことですが、開幕直後のバルセロナは調子が悪いことが多く、しかもスペイン・スーパーカップのエル・クラシコの後だったので、“もしかしたら今シーズンはバルセロナに勝てるかも?”とあわい期待をしていたのですが・・・
  

  正直、今回のストライキで今後どのようなツケを払わされることになるのか未知数ですね。スペインサッカー選手協会(AFE)は、19日(金曜日)のお昼から、22日(月曜日)いっぱい4日間をストライキと決めていますが、多くのチームは練習を通常通り、あるいは回数を減らして行なっています。来週チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグのプレーオフが行なわれるチームが練習を休むわけにはいかないという理屈は分かりますが、それでもリーガをストライキするのなら、練習もストライキにすべきだとスペインのリーガファンの多くは考えています。またプレーオフ出場がないチームですら練習を行なったり、バルセロナに至っては22日にジョアン・ガンペール杯でナポリと親善試合を行なうことになっています。選手会のストライキを無視して親善試合・・・

そもそも今回のストライキを率先して行なうと決めたバルセロナやレアル・マドリードに所属するスペイン代表選手たちが、ストの期間中に親善試合や練習を行なうのは、偽善者以外の何者でもないと思ってしまうわけです。そんなことならリーガを通常通りやってくれよ!と。
ちなみにマラガは選手会の通達通り、19日の午後から22日いっぱいは練習もお休み=ストに入っています。マラガのように選手会の通達通りにストを行なうチームは、片手に足りるほどしかありません。 マラガは今日行なわれる予定となっていたバルセロナ戦に照準を合わせ調整を行なっていただけに、この4日間のストが今後どのように影響するのかちょっと心配です。それでも偽善者になるよりは、マラガのやり方は不器用ですが好感が持てます。   

  さて話題は変わりますが、目下人員整理に負われるマラガは、昨日フェルナンドとロザーリオとの契約解除を行ないました。彼らがこの後どこでプレーすることになるのかはまだわかっていませんが、マラガの下部組織出身で苦しいときにマラガを支えてくれたフェルナンドと、選手としてはプレーの質もそこそこだったのに、体調管理がイマイチで故障ばかり繰り返していたロザーリオのこれからの幸運を願っています。
  

  それから昨日からようやく今シーズンのユニフォームが売り出されました!昨日のマラガは40度近くまで気温があがり、しかも湿気がありましたが、多くのファンがユニフォームを購入するためにオフィシャルショップに列を作りました。ショップ側は相変わらず手際が悪く、売り切れになったサイズについてアナウンスするわけでもなかったので、ようやくショップに入ったときにはXXLしか残されていなかったというファンも大勢いたようですが・・・まあこれはマラガなんで仕方がないですね(苦笑)
  

  また幹部のひとりであるホセ・カルロス・ペレス氏が、「移籍市場が閉まるまでに新たなボールが入る可能性も残されている」と微妙な発言を行なっています。チームはすでに完成されているように思えますが、移籍市場が閉まるまでは時間も残されていますので、期待せずに待ってみたいと思います(笑)

2011年8月18日木曜日

リーガ開幕延期の可能性


昨日17日に行われたスペインサッカー選手協会(AFE)とスペインプロリーグ機構(LFP)の会合で、今週末に開幕予定となっているリーガがストライキのために延期となることが確実となってきました。このストライキは一部のクラブによる選手への給与未払い問題に端を発したものではありますが、リーガ・エスパニョーラの抱える問題は、給与未払い以外にも非常に根の深いものとなっていて、簡単に問題が解決するとは思えません。

例えば、リーガの1部のクラブの中には、日本の会社更生法に当たる倒産法を適応したクラブがいくつかあります。この倒産法を適用したクラブは、他のクラブから獲得した選手の移籍金などの支払いを免れるというむちゃくちゃなシステムがあります。これでは売った側にとっては踏んだり蹴ったりですよね・・・(昨シーズン降格が決まったデポルティーボはサラゴサにラフィタを売却していますが、移籍金が支払われず、そのことでシーズン終了後にもめていました)。また中にはこのシステムを悪用し、今夏には800万ユーロを投じてGKを獲得したチームもあります。

マラガのファンの方の中にはご存知のひとも多いかと思いますが、マラガもアル・タニ会長がクラブを買収する数年前に、この倒産法を適用しています。ちょうどマラガが2部に降格した年です。しかしその後マラガは補強にお金を掛けず、経営を健全化することで危機を乗り切りました。だからフェルナンド・サンス会長時代にはお金がなかったわけです。

今回のストライキが給与未払いから来るものだということは理解できます。選手たちは給与を受け取る権利があるわけですし。だけどストライキで最も影響を受けるのは、試合を心待ちにしているファンだと思うのです。

スペインサッカーのファンの気持ちを無視したやり方は、どうしても理解できません。例えばテレビの放映料のためだけに、今シーズンから日曜日の試合の中に12時、16時にキックオフするものがあるのも理解に苦しみます。そしてもっと理解できないのは、この12時キックオフの試合の中に、バルセロナとレアル・マドリードは含まれないということです。テレビの放映権だけを見れば、バルセロナやレアル・マドリードを放送したほうが視聴率が取れることは分かりきっているはずなのに、彼らは12時からの試合をしなくてもいいわけです。

またそのテレビの放映料についても、この2チームはリーガ全体の放映料の80%を得ており、残りの20%を残りの18チームで分ける形となっています。バルセロナとレアル・マドリードがリーガ・エスパニョーラ看板クラブであることは分かります。でも残りの18チームがあるからこそ、リーガは成立するわけで、ここまであからさまで不平等な分配は、他のヨーロッパのリーグでは見られないことです。

明日19日にもう一度AFEとLFPの会合が行われることになっていますが、ストライキ回避は難しいと言われています。出来ることなら最後の最後にリーガが日程通りに行われることになってほしいのですが・・・

2011年8月14日日曜日

マラガCF、ペニャロールに4-0で快勝!


 13日に行なわれたプレシーズン最後の試合であり、マラガCFのオフィシャルプレゼン試合(コスタ・デル・ソル杯)は、マラガがペニャロールに4-0で勝利しました。

 この日はマラガのフェリア(夏祭り)の初日ということもあり観客の入りは半分程度でしたが、見ごたえのある本当にいい試合でした。会長、副会長はラマダン中なので姿を見せませんでしたが、イエロGMやアントニオ・バンデラスの姿も見られました。

 試合の前には今シーズンのチームの紹介が行なわれ、現在U-20ワールドカップに参戦中のイスコとレシオを除く選手全員と、監督、コーチ陣がファンに挨拶を行ないました。
ひときわ大きな歓声と拍手を受けたのは、トゥララン、ファン・ニステルローイ、サンティ・カソルラ、バチスタの4選手でしたが、誰よりも大きな声援を受けたのはペジェグリーニ監督でした。ペジェグリーニ監督が指揮を取るからこそ今のマラガがあるのですから、当然と言えば当然ですよね。

 さて試合は、カバジェロ、ガメス、デミチェリス、マタイセン、エリセウ、トゥララン、アポーニョ、ホアキン、バチスタ、カソルラ、ニステルローイの布陣でスタートしました。おそらくこれが今シーズンのスタメンなんでしょうかね。
この日の試合はどの選手も文句のつけようのないすばらしい試合でした。カバジェロは相変わらずGKとしてしっかりゴールを守ってくれましたし、デミチェリス、マタイセンのセンターバックコンビもうまくボールをカットしたり、かなりよかったです。サイドバックのガメス、エリセウも攻撃に参加しつつ、守備も完ぺきでした。そしてボランチのトゥラランとアポーニョは、トゥラランが守備に貢献しつつパスを配給、アポーニョは前線へロングパスを送ったり、攻撃に参加したりと、この2人の息もぴったりでした。
ホアキン、カソルラもサイド突破や中央への切り込み、相手ゴール前で敵を拡散したりと、多彩な攻撃を見せてくれました。そしてバチスタとニステルローイは言うことないです。2人のコンビネーションもいいですし、確実にゴールを決められるFWですから、この2人は相手チームにとって脅威になるのではないでしょうか。

 そして途中出場した選手もそれぞれよかったです。セバスティアン・フェルナンデスもこの試合では非常に冷静に1対1の場面で決めてくれましたし、スピードもあり、カウンター攻撃にはうってつけの選手だと思います。それからブオナノッテも小柄ながらパワーとスピードを兼ね備えていますし、ドゥダ、セルヒオ・サンチェス、カマーチョも良かったです。マレスカはおそらく昨年同様、勝っているときの試合のスーパーサブになるのかな?という気がしますが、トゥララン、アポーニョが抜けた後のチームにリズムをもたらす選手として、やっぱりチームに必要な選手なんだろうな・・・と思います。ロンドンについては、チーム合流が遅かったですし調整不足かな?とも思いますが、悪くはなかったです。惜しい場面もありましたし、後は昨シーズンの感覚さえ戻れば今シーズンもたくさんゴールを決められるのではないかと思います。

 相手チームとなったペニャロールですが、決して手を抜いていたわけではないと思います。結構当たりも強かったですし、そのせいであわや乱闘?という場面もありました。というかアポーニョは実際、相手選手に平手打ちを入れていました(笑)。アポーニョも公式戦ではこういうことは控えてもらわないと困りますが・・・

 肝心のゴールですが、ニステルローイが2ゴール、バチスタ、セバスティアン・フェルナンデスが決めています。どのゴールも今シーズンのマラガが多彩な攻撃を行なえることを物語るものでよかったです。

 リーグ戦まで残り1週間。開幕に向け期待感の高まる試合内容で大満足でした。

2011年8月13日土曜日

マラガCFの近況 その17


  昨日12日にフェルナンド・イエロ氏のゼネラルマネージャー(GM)就任会見が行なわれました。 イエロGMは、出身地であるマラガのクラブで働ける機会を得たことを非常に喜んでいると話していました。選手時代はマラガからのオファーを断ったこともあり、一度もマラガでプレーしたことがなかったイエロ氏ですが、ようやく地元のクラブとつながりを持つことができたことは、彼自身だけでなくマラガにとっても大きなプラスとなることでしょう。マラガのファンの中には、選手時代にオファーを断ったイエロ氏を快く思わないファンもいますが、大切なことは今は彼がマラガのために尽くそうとしていることだと思います。そのイエロ氏とマラガの契約は4シーズンとなっています。
イエロ氏はレアル・マドリード時代、個性の強い選手たちを主将としてまとめあげた偉大な選手でしたから、マラガでもその力を思う存分発揮してほしいですね。   

  そして今日13日は、待ちに待ったオフィシャルプレゼン試合(コスタ・デル・ソル杯)が行なわれます。試合は21時30分(スペイン時間)からですが、20時から今夏加入した選手のお披露目が改めて行なわれます。対戦相手はコパ・リベルタドーレス準優勝のウルグアイの強豪ペニャロールです。激しいサッカーで知られるチームだけに、リーガ開幕まで1週間という時期に、選手たちがケガをしないか心配です。

この試合に招集されたのは、カバジェロ、ルベン、ガメス、デミチェリス、マタイセン、セルヒオ・サンチェス、エリセウ、アポーニョ、マレスカ、カマーチョ、トゥララン、ホアキン、ブオナノッテ、バチスタ、ドゥダ、カソルラ、ファン・ニステルローイ、セバスティアン・フェルナンデス、ロンドン、フアンミの20名です。クリスとポルティージョは招集外で、故障中のヴェリグトン、そしてスペイン代表の練習でひざを痛めたモンレアルも招集されていません。
  


  マラガは今日からフェリア(夏祭り)が行なわれているため、街中はきっとすごいことになっていると思います。フェリアの時期はマラガが1年で一番人口が増加します。フェリアに合わせたコスタ・デル・ソル杯、いい結果が残せることを願っています。


2011年8月11日木曜日

マラガCFの近況 その16


  プレシーズンも試合がないとなかなか目新しいニュースが出ないですね。

  イスコの移籍金の件で、バレンシアがぐちぐち言っていますが、マラガには少しもやましいところはないので、これについては完全スルーすることにして、そもそもリーガ・エスパニョーラのクラブの中で唯一支払いをきっちり行なっているマラガに文句を言うなんてお門違いもいいところだと、スペイン紙『アス』もマラガを擁護しています。

  昨日10日に入ったニュースですが、ひざを痛めていたヴェリグトンですが、復帰が後1ヶ月ほど伸びることになりました。なんでもひざに浮腫があり痛みがあるということです。バルセロナ戦での復帰を目指していただけに残念ですね。

  また昨日の練習では、下部組織のアトレティコ・マラゲーニョと練習試合を行なっており、マラガが8-2で勝利をしています。この試合ではセバスティアン・フェルナンデスとフアンミがそれぞれハットトリックを決め、バチスタとホアキンがそれぞれ1得点をあげています。

  そういえばバルセロナ戦ですが、21日の20時に決まりました。今年から日曜日の試合時間が変わったんですね。日曜日の試合は12時、16時、18時、20時、22時からなっています。なんか変な時間ですね。

2011年8月7日日曜日

マラガCFの近況 その15


  レアル・マドリードのセルヒオ・ラモスが腰痛を患ったことで、モンレアルが急遽スペイン代表に追加招集されました。これでマラガから2選手の代表招集となります。

  またカディスとの試合の記事のところにも書きましたイスコの移籍問題ですが、これはどうもマラガが支払った支払っていないという問題ではなく(というかマラガはすでに支払っていますので)、国際送金に関わる問題とのことで、バレンシアの地元紙『スーペル・デポルテ』にこの話をリークしたのは、バレンシアのクラブ関係者ではなく、バレンシアに融資を行なっている銀行関係者のようです。
まあそもそもベティスに対し、ホアキンの移籍金の支払いが滞っていたバレンシアが(そのせいでバレンシアはホアキンの移籍金を吊り上げたのですから)、支払いが遅れたうんぬんでマラガを訴えるなんてこと常識的に考えたらおかしな話ですよね。それでもスペインメディアがこぞってこの記事を掲載しているところを見ると、今夏の移籍市場で順調な補強を行なったマラガへの嫉妬、妬みが垣間見られてがっくりします。マラガは確かにアル・タニ会長のおかげで、今夏の大型移籍を実現させることが出来たわけですが、クラブ関係者はもちろんサポーターもアル・タニ会長への感謝を忘れた日はありません。何事も謙虚に・・・ですね。

 それから6日(現地時間)に行なわれたU-20ワールドカップのオーストラリア対スペイン戦(スペインが5-1で勝利)にレシオがフル出場しています。なおイスコは主力温存ということでプレーしていません。
そのレシオですが、ホテルの同室となっているのは、同じくマラガ出身で現在はリバプールに所属するダニ・パチェコとなっています。ダニ・パチェコが自身のツイッター上でレシオの写真を公開しており(本記事の写真です)、レシオはいつもパソコンを使いながら寝てしまうそうですよ。わたしはレシオのこういう素朴な感じが大好きです。
ペジェグリーニ監督に才能を見出されたレシオですが、いつの日かマラガを代表する選手に成長してくれることと思います。

 ちなみにここのところ姿を見せないアル・タニ会長とグブン副会長ですが、現在ラマダン期間中ということで、公の場に姿を現すことを控えています。

マラガCF、カディスに2-0で敗れる


 6日に行なわれたラモン・カランサ杯の決勝は、マラガがカディスに敗れるという波乱が起こりました。
2日に渡っての連戦で、控え選手がメインのスタメンだったとはいえ、さすがに2部Bのチームに敗れるとは思っていなかったので、少しショックですが、まあこの敗戦もいい教訓になったのかな・・・とは思います。

 試合は、ルベン、ガメス(2日続けての先発出場)、クリス、セルヒオ・サンチェス、モンレアル、カマーチョ、マレスカ、ブオナノッテ、ドゥダ、セバスティアン・フェルンデス、ロンドンの布陣でスタートしました。
前半は控え選手がメインとはいえ、マラガはボールを支配していたし、それなりにおもしろいプレーも観られました。ただロンドンはチームに合流したてでやっぱり調整不足かな?という感じがしました。マレスカ、カマーチョも、比較の対象がアポーニョとトゥラランになってしまうので、この2人と比べるとダメさが際立っちゃいますが、まあ前半はそれほど悪くはなかったです。パスミス目立ちましたけどね。

ただ後半に入ると、やっぱり守備陣がリラックスし過ぎてましたね。後半はガメスを下げるためにセルヒオ・サンチェスを右サイドバックに据え、マタイセンとクリスがセンターバックを務めましたが、マタイセンはともかくクリスはミスが目立ちました。ルベンも何度かスーパーセーブを見せてくれましたが、GKとしてやってはいけないミスを犯していましたし。
またスコアレスドローで進む試合にあせったのか、ペジェグリーニ監督は残り15分というところで、アポーニョ、ニステルローイ、カソルラを投入しましたが、勝つつもりがあったのなら、もう少し早い時間に投入してほしかったです。しかもこの3選手が入った後に2失点していますし。(ちなみにホアキンとフアンミもその後に投入されています)


 全体を通して入れることは、この試合で先発出場した選手の中で、現時点でリーガで通用しそうなのはブオナノッテとモンレアル、2日続けて出場のガメスくらいです。誰が悪いというのではなく、全体的に悪かったです。ただセバ・フェルナンデスについては、明らかに決定力不足なのでチャンスに確実にゴールを生み出せるだけの技術を身につけてほしいと思います。ゴールを決めるということ以外では、いい選手なんですけどね・・・
後はブオナノッテ以外のどの選手にも言えることですが、パスミスを減らしてほしいです。パスはペジェグリーニ監督の目指すサッカーの基本中の基本ですから。

敗戦の理由を挙げるとしたら、マラガは2日続けての試合だったこと、カディスには1日休息日があったこと、ピッチが劣悪な状況だったこと、カディスの執拗なファウルが審判に見逃されたことなど(何しろあの温和なカソルラですら怒っていましたから)いろいろありますが、1部のチームとして、2部Bのチームに負けたことは潔く認めるしかないですよね。この敗戦がシーズン中のものではなく、プレシーズンの試合であったこと、そしてスポルティング・リスボン、カディスの執拗なファウルにもかかわらず、ひとりも故障者も出なかったことが不幸中の幸いだったのかもしれません。
リーグ開幕まで後2週間、ペジェグリーニ監督がどのように建て直してくるかに期待しましょう。ちなみに開幕戦のマラガ対バルセロナ戦は、21日の21時(スペイン時間)にキックオフの模様です。まだ正式発表ではないのですが、テレビ中継の関係でこの時間になるようですよ。


 さてここからは、昨日6日に降って沸いたニュースなんですが、バレンシアの地元紙『スーペル・デポルテ』が、マラガが未だにイスコの移籍金を払っておらず、バレンシアがスペインプロリーグ機構に訴えると報じています。
正直、こういうニュースはイヤですよね。バレンシア、マラガともに正式なコメントを発表していないですし、事実がどこにあるのかわたしにはわかりません。ただひとつ言えることは、バレンシアは7月11日にクラブの公式サイト上で、マラガがイスコの移籍金+消費税を支払ったと発表しています。(
バレンシア公式サイトによるイスコ移籍の発表とマラガが移籍金を支払ったという声明

どちらにしてもこのニュースが出て以降、バレンシア、マラガの両サポーターによる中傷合戦が掲示板で繰り広げられるなど、とても険悪なムードになっています。

真相が分かり次第、また記事にアップしたいと思いますが、ビジャレアルはイスコの後に移籍が決まったカソルラの移籍金をすでに受け取っていますし、この手の問題はさっさと片付けてほしいものです。
 

2011年8月6日土曜日

マラガCF、スポルティング・リスボンに3-1で勝利




  5日に行なわれたラモン・カランサ杯の第2戦、スポルティング・リスボン対マラガは、マラガが3-1で勝利を収めました。これでマラガはプレシーズン、土付かずの7戦7勝です。特に昨日の試合ではスポルティングもほとんどが主力選手を投入しての真剣勝負だったので、この勝利は大きな自信につながったのではないでしょうか。(スポルティングはヨーロッパリーグ出場チームでもありますしね)
それにしてもスポルティングのオニェウのトゥラランへのファウルはひどかったですね。あのファウルはどう見てもレッドカードものですが、トゥラランが故障しなくて本当によかったです。もしトゥラランが足を骨折でもしようものなら、リスボンまで殴りこみ行こうかと思っちゃいました。

  さて試合ですがカバジェロ、ガメス、デミチェリス、マタイセン、エリセウ、トゥララン、アポーニョ、ホアキン、カソルラ、バチスタ、ファン・ニステルローイの布陣でスタートしました。
この試合ではいつもながらトゥララン、ガメス、ファン・ニステルローイ、バチスタ、カソルラがいい動きをしていましたが、アポーニョ、エリセウ、ホアキンもよかったです。特にホアキン、調子がよかったせいか相手選手に執拗にファウルを受けていましたね。ホアキンは昨シーズン、バレンシアでも3試合に1試合の割合くらいでいい試合をしていたのですが、いい日と悪い日の差があるのが欠点なんですよね。ただ昨日の試合は休養明けということもあり、スピードもあったし、ガメスや前線のバチスタ、ニステルローイとの連携もばっちりでした。
またアポーニョですが、ロングパスの配給がよかったです。ショートパスでは相変わらずミスがありますが、うまく攻撃の起点になっていました。エリセウは好守共によかったと思います。
 この試合ではニステルローイが最初にマークしたゴールがオフサイドで取り消されていますが、実際にはオフサイドではなかったですね。オニェウのトゥラランへのファウルや、ポスティガのホアキンへのファウルへの判定も甘く、この審判、大丈夫か?と思ったら、今シーズンから1部で笛を吹くそうで、つくづくスペインの審判のレベルは低いなぁと改めて思ってしまいました。

  肝心の試合ですが、前半はとてもよかったです。バチスタ、ニステルローイがそれぞれゴールを決めてくれ、本当におもしろかったです。ですが後半はDF陣、とくにセンターバックコンビがリラックスしまくりで、スポルティングにゴールを決められてしまいました。デミチェリスは集中している時はすばらしい選手なんですが、リラックスすると一気にダメになっちゃうところがあるんですよね。またマタイセン、今回もオランダ代表に招集されているくらいですからいい選手なんでしょうけど、もう少し集中力を持続させてほしいものです。
とはいえ、バチスタがイヤ~な流れを断ち切る3点目となるゴールを決めてくれたおかげで、その後は守備陣も建て直していましたね。ガメスがちょっと足を痛めたぽかったのが心配ですが。

  というわけで、スポルティングに勝利したおかげで、マラガはカディスと決勝戦を戦うことになりました。本当はウディネーゼと対戦してほしかったですが、3位決定戦はスペイン時間の18時半からという殺人的な時間帯となっているので(この時間帯だと気温はまだまだ30度以上あり、カディスは湿気もあるので立っているだけで死にそうになります)、22時からの決勝のほうが、選手の体調面でもいいと思います。


  それから、当然と言えば当然ですが、カソルラが10日に行なわれるイタリア代表との親善試合に招集されています。(マタイセンも同じく10日に行なわれるイングランドとの親善試合に招集されています)
マラガの選手がスペイン代表に招集されるのは2004年にサルバ・バジェスタが招集されて以来ですから、クラブとしても今回のカソルラの招集はとてもうれしいニュースとなりました。
またカプデビラの代わりに招集されるのでは?とみられていたモンレアルですが、招集されませんでしたね。まあ今回は親善試合ですし、招集されたDF陣を見ると、プジョルなしではほとんど機能しないピケ、昨シーズン、出場した試合はわずかに数試合のアルベロア、アルビオル、攻撃面ではいいけれど、守備ではあまり役に立たないセルヒオ・ラモスですから、むしろ呼ばれなくてよかったのかもしれません。それにモンレアルはオサスナ時代には、守備集中でほとんど攻撃に参加することがなかったですから、スペイン代表のスタイルとは違うんですよね。ただマラガではペジェグリーニ監督の下で、積極的に攻撃にも参加し、いい動きを見せているので、代表への再招集も時間の問題かな・・・と思っています。何しろマラガにはスペインサッカー協会と太いパイプを持つ、フェルナンド・イエロ氏もいますし(笑)
そのイエロ氏ですが、12日にゼネラルマネージャーへの就任会見が行なわれることになっています。
とはいえデル・ボスケ監督、本職の左サイドバックを呼ばずにアルベロアを左サイドバックに起用しようと考えているあたり、なんだかな・・・と思ってしまいます。不調続きのフェルナンド・トーレスも引き続き招集していますし。まあ、あんまり批判すると叩かれそうで怖いですが。。。


  というわけで、今夜は22時(スペイン時間)からカディス対マラガ戦です。昨日の試合でも途中出場ながらいい動きをしていたブオナノッテを、もう少し試合に出してほしいな・・・などと期待しつつ。。。
トロフィーをマラガに持ち帰ってくれることを期待しましょう!

2011年8月5日金曜日

マラガCFの近況 その14


  昨日4日から始まったラモン・カランサ杯(ポスターの主役がファン・ニステルローイです・・・笑)ですが、第1戦目のカディス対ウディネーゼは、PK戦の末にカディスが勝利するという番狂わせが起こりました。
ウディネーゼはほとんどが控え選手だったというのもあるのですが、ちょっと意外な結果でした。
今日の試合、マラガ対スポルティング・リスボン戦で勝利したチームが明日6日の決勝でカディスと対戦することになるわけですが、マラガファンのわたしとしてはカディスと決勝を戦うより、ウディネーゼと3位決定戦に臨んでくれたほうが試合的にはおもしろいのに・・・と思ってしまいますが、まあでもやっぱり優勝してくれたほうがいいですね。
とはいえ、カディスのGK、3本ものPKを止めていますからそれはそれですごいですよね。

どちらにしてもマラガは、今週は休暇もあったのでどの選手も疲労が残ることもなく万全の体制で今日のスポルティング・リスボン戦に臨めるわけで、ペジェグリーニ監督が誰を先発させるかが見ものですね。  

  そのマラガは昨日4日にカディス入りを果たしています。スポルティング・リスボンはカディス対ウディネーゼ戦を監督、選手一同が観戦に訪れていましたが、マラガはホテルでテレビ観戦でもしていたのでしょうか?マラガからカディスまでは車で3時間弱ほどなので、午前中練習をして、午後にカディス入りをしてもよかったような気もしますが、カディスはマラガと違って湿気もあるので、その湿気に慣れる必要があるのかもしれないですね。
 

  さてリーガ開幕まで約2週間と迫っていますが、開幕戦となるバルセロナ戦のチケットはすでに売り切れになっています。バルセロナはマラガ戦の前後に、スペインスーパーカップ、ヨーロッパスーパーカップが控えているので、主力を全員スタメンで起用してこないのでは?という予想も出ていますがどうなるでしょうか?



またコロンビアで行われているU-20ワールドカップ2011ですが、イスコもレシオもがんばっていますね。3日(現地時間)のエクアドル戦では、レシオ はイスコと交代でピッチに立っていますが、わずかの時間ながら、存在感を残すことが出来ています。今シーズンのマラガはポジション争いがし烈ですが、この 2選手+フアンミはぜひ大切に育ててほしいものです。そのフアンミはU-19欧州選手権優勝を出身地であるコイン村から表彰されています。(コインはマラガから20分ほどにあるこじんまりした村です)


この写真のレシオ、ものすごくビビッていますが、それにしても大きな犬ですね。二人とも代表のユニフォームが似合っています。





 

2011年8月3日水曜日

マラガCFの近況 その13


  マラガCFは2日間の休暇を経て、今日3日から再び練習を再開しました。
今日の練習にはコパ・アメリカに出場していたロンドンと、1日にアンダー19代表としてヨーロッパを制したフアンミの2選手が合流しました。両選手はともにクラブから7日までの休暇を与えられていましたが、自ら休みを切り上げて練習に参加しています。FWはポジション争いがし烈なこともあり、スタメンを獲得するためには練習に参加して監督の信頼を勝ち得る必要があるのは当然と言えば当然ですよね。ちなみに今日の練習にはペジェグリーニ監督の構想外となっているフェルナンド、エディーニョ、ロザーリオの3選手も参加しています。

  またロンドンは来週から契約の見直しを行うことになっています。昨シーズンが終了した時点で、クラブが唯一契約を見直すと公言していたのがロンドンであり、コパ・アメリカが終了したことから、本格的な交渉に入ることになっています。※クラブはその後、ヘスス・ガメス、アポーニョらの契約も見直すことを発表しています。

  マラガは明日からカディスで行われるラモン・カランサ杯に出場することになっており、第1戦の相手はスポルティング・リスボン(5日)になっています。この試合での勝者が6日に行われる決勝戦に進むことになっています。決勝戦の相手は4日に行われるカディス対ウディネーゼ戦の勝者になります。プレシーズン、ここまで好調を維持しているマラガですから、カランサ杯でもいい成績を残してくれることを期待したいですね。

2011年8月2日火曜日

マラガCFの近況 その12


 7月31日の夜にオランダ遠征から戻ってきたマラガ一行は、1日、2日の2日間、休暇となっています。  

そして昨日1日はカソルラの入団発表が行われました。会場となったのはマラガが普段練習に使っている運動場で、がんばって人を詰め込んでも7000人しか入らない会場だったこともあり駆けつけたファンは7000人ということになっていますが、実際には運動場の駐車場にも入りきらないファンが押し寄せていました。
  
そのカソルラ、ファンを前にした第一声は、「僕の移籍は困難を極めたけど、ここにいられることに満足しているし誇りに思うよ」でした。
すると司会者から、「どうして移籍が困難を極めたんだと思う?」と問われ、カソルラは、「移籍は僕ひとりの問題じゃないからね。でも最後に僕はここに来ることが出来た」と答えています。カソルラのこの言葉を聞いたファンからは、「エスクードにキスを!」コールが起こり、カソルラはテレながらも自身のユニフォームのエスクードにキスをしています。

興奮のうちに幕を下ろしたカソルラの入団発表ですが、カソルラは最後に会場に駆けつけていた身体障害者の子供たちにサインをしたり、一緒に写真を撮ったりしています。この光景はこれまでの入団発表で見られなかった光景だけに、カソルラの人柄の良さがにじみ出ていました。  


なおこの入団発表の席で、スポーツディレクターのアントニオ・フェルナンデス氏は、「今夏の移籍市場での補強は一応カソルラが最後になる」と語りましたが、未だにスペインメディアなどでは、マラガが後3人ほど補強するといったうわさが出ています。今夏はメディアがマラガの名前を出さない日はなく、うわさが一人歩きしていますが、後3選手獲得はちょっと・・・ですよね。


 

2011年7月31日日曜日

マラガCF フェイエノールトに2-0で勝利!


  31日に行なわれたオランダでの最後の親善試合となったフェイエノールト戦は、マラガが2-0で勝利しました。この試合はフェイエノールトにとって、シーズン前のオフィシャルプレゼン試合となっていましたから、審判がフェイエノールト寄りの判定を下したことは仕方がないことなのかもしれませんが・・・
カソルラへのペナルティが見逃されるなど、なんとなく後味の悪い試合になってしまいました。とはいえ、マラガはプレシーズン、6戦6勝と相変わらず好調を維持していますね。

  試合は前半、カバジェロ、へスス・ガメス、デミチェリス、マタイセン、モンレアル、マレスカ、トゥララン、カソルラ、ドゥダ、セバ・フェルナンデス、ファン・ニステルローイの布陣でスタートしました。マラガはこの試合でも盛んにポジションチェンジが行われ、うまくスペースを利用した攻撃をすることができました。ペジェグリーニ監督の目指すサッカーが、選手たちに確実に根付いているのが見て取れ試合内容としてもおもしろかったと思います。、
今日の試合では特に左サイドのモンレアル、うまく攻撃に絡んでおりよかったですね。モンレアルが調子が良かったので、できることなら左サイドがドゥダではなくブオナノッテをスタメンで起用してかったですが・・・
ドゥダはマレスカ同様、テクニックはあるのですが、ボールを奪われてしまうことが多いんですよね。まあ前半はそれほど危険な場面もなかったですし問題はなかったのですが。

  後半に入ってもメンバーチェンジが行なわれることなく進んだ試合でしたが、モンレアルのゴール、すばらしかったですね。角度のないところからうまくゴールにつきささりました。
その後、トゥララン、セバ、マタイセン、カソルラに代わり、アポーニョ、ホアキン、バチスタ、クリスがピッチに入ると、フェイエノールトに攻め込まれる場面もありましたが、カバジェロはやはり安定感があり安心して試合を見ていられますよね。またマレスカ、ドゥダ、ニステルローイに代わり、カマーチョ、ブオナノッテ、ポルティージョがプレーしています。ブオナノッテはバチスタとの息がぴったりですし、ニステルローイとも相性がいいので、できることならリーガでもスタメンで起用してほしいな・・・と思います。
さてさて2点目となったクリスのゴールですが、アポーニョのバチスタへのパスうまかったですね。そしてGKが弾いたボールをクリスがしっかり決めてくれました。

 プレシーズンのこれまでの試合を振り返ると、どこのポジションも選手が2人以上いてうまくカバーされているので、現時点でスタメン出場しそうな選手というと、トゥララン、カソルラ、バチスタ、カバジェロ、ガメスと言ったところでしょうか。ニステルローイはロンドンがチームに合流後でもスタメンとして試合に出られるのかどうか、今の時点では未知数です。ただゴールへの執念がすごいので、ニステルローイのような選手ってやっぱり必要ですよね。そのニステルローイ、フェイエノールトのライバルであるPSVでプレーしていた選手ですが、ピッチを去るときには拍手を受けていました。

 オランダでの遠征を終えたチームは、今日マラガに戻ってくることになっています。来週末にはカディスでカランサ杯が行なわれることになっています。第1戦の相手はスポルティング・リスボンとなっています。そのスポルティング・リスボン、昨日30日に行なわれた親善試合でバレンシアに0-3で敗れているのですが、チームを率いるドミンゴス・パシエンシア監督は、昨シーズン、スポルティング・ブラガを率い、ヨーロッパリーグ準優勝を果たした名将です。約1週間でどこまでチームを建て直してくるか、怖くもあり楽しみでもあります。

 今シーズンは選手層も厚いですし、シーズン開幕が本当に待ち遠しいです!

マラガCFの近況 その11


  30日の午後にこれまで滞在していたホテルからロッテルダム郊外のホテルに移動したマラガCF一行は、今日31日の午後14時30分(スペイン時間、現地オランダ時間13時30分)からフェイエノールトとの親善試合に臨むことになっています。そしてこの試合が終わった後にロッテルダムからマラガに戻ってくることになっています。  
フェイエノールトは昨シーズンを10位で終えていますが、今シーズンから監督に就任した人物は、ホアキンにとってあまりいい思い出のないであろうロナルド・クーマン監督なんですよね・・・クーマン監督はバレンシアの監督をしていた際、ホアキンらベテランを冷遇していましたから。

ちなみに27日に対戦したユトレヒトの監督は、ロナルド・クーマン監督の実兄だそうで。知りませんでした。
今日の試合でペジェグリーニ監督がホアキンを起用するかどうかはわかりませんが、ローダ戦でホアキンはスタメン出場しているので、もしかしたらスタメンでは試合に出ないかもしれません。  

  それからレシオとイスコの2人ですが、スペイン時間22時(現地コロンビア時間15時)から、U-20ワールドカップ2011のグループリーグ第1戦となるコスタリカ戦に臨むことになっています。2人ともスタメン出場できるといいのですね。まあイスコは確実でしょうね・・・
 

  またペジェグリーニ監督の構想外となり、移籍先を模索していたマラゲーニョが、またひざを負傷しました。マラゲーニョは昨シーズンから数えると3、4回ひざを負傷しており、今の状態では今夏の移籍市場で移籍先を見つけるのは絶望的だということです。マラゲーニョに対してはヘレスが獲得に興味を示していただけにちょっとかわいそうですが、まあ仕方がないですね。
 

  それから、今シーズンのキャプテンが決定しました。キャプテンはへスス・ガメス、ヴェリグトン(この2人は昨シーズンから引き続きです)、ドゥダ、そしてバチスタになっています。ドゥダとバチスタは、選手たちの投票によって選ばれています。バチスタはローダ戦でもキャプテンマークをつけていましたよね。なおヴェリグトンはバルセロナ戦までに復帰できる見込みということです。思いのほか回復が早いそうです。


  後はあんまり関係ないですが、ワールドカップ・ブラジル大会のヨーロッパ予選の組み合わせが発表になり、スペインとフランスが同組にはいっています。もしかしたらカソルラとトゥラランが代表で対戦することになるかもしれませんね。
 

  というわけで、今日のフェイエノールト戦が終わったら、また試合の感想などをアップしたいと思います。
 

 追伸:明日8月1日にマラガの闘牛場で行なわれる予定だったカソルラの入団発表が、闘牛場側の都合でキャンセルになり、マラガの総合運動場(マラガが普段練習を行なっているところです)で21時30分から行なわれることになりました。 

 

2011年7月29日金曜日

マラガCF ローダ戦ビデオ




ブオナノッテのゴールを見るだけでも一見の価値があります。

マラガCF ローダに2-1で勝利


  29日に行なわれたオランダ遠征の親善試合第2戦のローダ戦は、マラガが試合終了直前のブオナノッテの鮮やかなループシュートでローダに2-1で勝ち越しました。ブオナノッテのゴール、本当にすばらしいゴールでした。

  試合は前半、ルベン、セルヒオ・サンチェス(今日も右サイドバックでした)、クリス、マタイセン、エリセウ、カマーチョ、アポーニョ、ホアキン、バチスタ、カソルラ、セバスティアン・フェルナンデスの布陣でスタートしました。
今日の対戦相手であるローダは、これまでの相手の中でも一番バランスの取れた相手だった・・・というのもありますが、やっぱりトゥラランがいないからでしょうかね、試合開始からしばらくはなかなか前線にボールが渡りませんでした。またせっかく前半にボールが渡っても、バチスタとセバ・フェルナンデスの連携がうまくいかず、なかなかシュートチャンスにまで持っていくことができずにいました。そんな中、セルヒオ・サンチェスとホアキンの右のライン、うまく連携が取れておりおもしろかったです。またエリセウとカソルラのラインもスピードがありよかったです。ホアキンとカソルラは頻繁にポジションチェンジをしており、両選手とも右でも左でも特に問題なくプレーできることをアピールしていました。
またバチスタはすごいですね。90分間走り続けても最後までスピードは落ちないし、プレーの質というかテクニックもすばらしかったです。
後はそうですね、オランダでの試合だったこともあり、横断幕が出ていたマタイセンもよかったです。今日のメンバーの中で強いて言うならば、セバ・フェルナンデスでしょうか。スピードもあるし、いい選手なのですが、最後の詰めが甘いんですよね。せっかくのシュートチャンスなのに、つまらないところにボールを蹴ってしまうというか。こういう場合、ニステルローイなら絶対決めるんだろうな・・・と思うとちょっと歯がゆかったです。それからアポーニョ。なんでしょうかね、才能のある選手なのに、なぜか誰もいないところにポーンッとパスを出しちゃう凡ミスが多いんですよね。

  さて肝心の試合ですが、前半にバチスタがペナルティを受け自らそのPKを決め、1-0で折り返しましたが、前半終了間際にはルベンがゴールラインぎりぎりで(実際はゴールしているように見えましたが)ボールをクリアしています。

  後半に入ると、ルベンが弾いたボールを押し込まれ同点に追いつかれたり、カマーチョが2枚目のイエローを受け退場処分になったり(1枚目のイエローは完ぺきにボールを捕らえていたのでイエローではないです)、なんとなく運に見放された感もありましたが、トゥラランが入ってからは、再びチームも盛り返しました。それにしてもトゥラランはすごいですね。試合を見ていると、まるでトゥラランという名前の選手が3人ピッチにいるのでは?と思うほど、ポジショニングがうまく選手が1人少ないというハンデを全く感じさせませんでした。
またカソルラと交代で入ったブオナノッテも、バチスタとの息がばっちりでいつも通りすばらしかったです。試合は結局、この途中出場したブオナノッテのゴールで試合終了間際に2-1で勝ち越しましたが、ブオナノッテが入って以降の攻撃陣は息を吹き返したようでおもしろかったです。ブオナノッテ、本当にいい選手を獲得したな・・・と思います。余計なお世話ですが、リバー・プレートもブオナノッテを試合に起用していれば、もしかしたら2部落ちを免れたのでは?と思わずにいられません。あのリバーの監督、なんでブオナノッテを起用しなかったでしょうか。。。

ちなみに後半にはセルヒオ・サンチェスがひざを痛め、ガメスと交代しているほか、ホアキンがドゥダと交代しています。またセバ・フェルナンデスとサムが交代していますが、カマーチョが退場になったことで、サムはトゥラランと交代しています。

  この試合でマラガデビューを果たしたカソルラ、チームに合流後2日しか経っていないにもかかわらず、うまく攻撃に絡んでいました。連携もこれから練習を重ねるごとにうまくいくようになると思います。ホアキンも今日はよかったです。セルヒオ・サンチェスと合うんでしょうかねきっと。
シーズン開幕まで後3週間ですが、チームが着実に力をつけていることが目に見えてわかるのがうれしいです。チームも親善試合、5戦5勝と調子もいいです。
唯一心配なのはひざを痛めたセルヒオ・サンチェスですが、重症でないことを祈っています。

 

マラガCFの近況 その10

                     (ラウールとアントニオ・フェルナンデス氏)

 27日の真夜中にオランダ入りしたカソルラは、28日の午前中の練習からさっそくチームに合流しました。チームへの適応もうまくいったようです。カソルラはすでにビジャレアルでプレシーズンの練習を行っていたため、フィジカルの状態も非常にいいということで、今日のローダ戦にも出場する見込みだということです。

  また28日は午後の練習がお休みだったことから、オランダ出身のファン・ニステルローイとマタイセンは家族らとのつかの間の休息を過ごしています。その他の選手たちはビリヤードをしたり、チェスをやったり、サイクリングをしたりとそれぞれの休暇を楽しんでいます。

  さらにこの日は、シャルケ04のラウールが、マラガの宿泊先となっているホテルを訪問し、ペジェグリーニ監督らテクニカルスタッフ、バチスタらとお茶を飲んでいます。どんな話をしたんでしょうかね・・・ちょっと気になります。そのラウールは今日29日にドイツに戻っています。



  それからカソルラの移籍に関してですが、なんとマラガは2000万ユーロ近い移籍金を一括払いで支払っています。イスコの時もバレンシアに対し600万ユーロを一括払いをしていますが、さすがにアル・タニ会長はすることが違います。資金繰りに苦しむクラブにとって、即金で支払ってくれるクラブへ選手を移籍させることは、値段うんぬん以上に魅力的なものなのでしょう。「カソルラは3000万ユーロ以下では売らない」と豪語していたビジャレアルが、2000万ユーロで同選手を手放したのもうなずけます。

  

 また昨日28日にはスポーツディレクターのアントニオ・フェルナンデス氏が、今夏における補強がいちおう完了したことを宣言しています。とはいえ同氏は移籍市場が閉まるまでまだ1ヶ月あることも強調していますので、もしかしたら何かびっくりするようなことが起こるかもしれません。ペジェグリーニ監督もカソルラを迎え入れたことで、現在のチームに非常に満足していることを明かしていますし、同監督はグブン副会長が獲得を望んだパストーレを「今のチームには必要ない」と獲得を思いとどまらせているくらいですから、計画的にチーム作りを行っていることがうかがえますよね。


  というわけで、今日はスペイン時間19時30分から、オランダ時間では18時30分からローダ戦が行われます。カソルラがどのポジションに入るのか楽しみですね。

2011年7月28日木曜日

マラガCF ユトレヒトに3-0で勝利

  

  27日に行われたオランダでの親善試合第1戦となったユトレヒト対マラガは、マラガがユトレヒトに3-0で快勝しました。

  試合は前半、カバジェロ、ヘスス・ガメス、セルヒオ・サンチェス、デミチェリス、モンレアル、ポルティージョ、トゥララン、マレスカ、ドゥダ、バチスタ、ファン・ニステルローイの布陣でスタートしました。今日の試合では、ドゥダ、バチスタ、ファン・ニステルローイの連携が非常によく、試合開始から再三にわたってチャンスを演出しました。ドゥダは今シーズン、調子が良さそうなのでペジェグリーニ監督がリーグ戦ではドゥダとブオナノッテどちらをスタメンに使うのかちょっと楽しみです。バチスタとファン・ニステルローイもゴールを貪欲に狙っており、またコンビネーションも非常にうまくかみ合っていました。この2人のコンビは他のチームから見ても脅威ですよね。また今日は左サイドバックに入ったモンレアルも安定感のある守備はそのままに、攻撃にもうまく参加しておりよかったと思います。そしてトゥラランはいつも通り、中盤の底でボールをキープしパスを配給していました。やっぱりトゥラランはすごいですね。トゥラランが1人いるだけでチームのプレーの質があがったように見えるのは気のせいではないでしょう。

  後半は66分にデミチェリス、ポルティージョ、トゥララン、マレスカ、ドゥダ、バチスタに代わり、クリス、ブオナノッテ、カマーチョ、アポーニョ、ホアキン、セバ・フェルナンデスが出場しました。この中ではアポーニョとカマーチョ、結構よかったです。特にカマーチョは同じポジションのトゥラランから「いろいろ勉強したい」と語っていた通り、上手にポジショニングを取っておりよかったと思います。またブオナノッテ、セバ・フェルナンデスのコンビもよかったです。2人はスタイルも似ていますし、どちらも小さく小回りも利くので観ていてもおもしろいですね。


 さて肝心のゴールですが、ドゥダ、バチスタ、ファン・ニステルローイがあげています。ファン・ニステルローイは4試合で4ゴール。この試合でもゴールをあげるまでは交代しないと宣言したのでしょうか?78分にゴールをあげると79分にサムと交代しています。

そうそう全く知らなかったのですが、ユトレヒトには日本人の選手がいらっしゃったんですね。高木選手、結構よかったです。ユトレヒトの攻撃陣の中でもいい動きを見せていました。まだ18歳だそうですから、これからの成長がおもしろそうですね。全然関係ないですけど、昨日のアウディカップ決勝での宇佐美選手、よかったですね。試合は負けちゃいましたけど。

 

  またサンティ・カソルラは昨晩チームに合流したため、試合観戦は行いませんでしたが、今日からチームの練習に合流することになります。そのカソルラの入団発表は8月1日の月曜日、21時からマラガの闘牛場で行われる予定になっています。なぜ闘牛場なのかというと、ロサレダは今、芝の張り替えを行っているからです。昨シーズンもアル・タニ会長は会長就任後に真っ先に芝の張り替えを行っていますが、毎年芝を張り替えてくれるのはありがたいことです。何しろ前サンス会長の時は、「お金がない」という理由で芝の張り替えがずーっと行われず、他のチームから文句が出たくらいでしたから。

  マラガの次の試合は29日のローダ戦になります。ローダは昨シーズンを6位で終えていますので、数字の上では昨日のユトレヒトよりも強いチームということになります・・・楽しみですね。

2011年7月27日水曜日

マラガCFの近況 その9

                   (カソルラ、マラガ空港到着時)
 

  昨日26日の夕方、待ちに待ったスペイン代表MFサンティ・カソルラのマラガ移籍が正式に発表になりました。そしてカソルラ本人は26日の23時半にマラガ空港に到着しました。遅い時間帯にもかかわらず、100人近いファンが空港に駆けつけカソルラを出迎えています。深夜に多くのファンが空港に駆けつけたことで、空港のガードマンらがカソルラをガードすることを申し出たそうですが、カソルラはファンに挨拶をしたいということで、ガードなしでファンと対面しています。

そのカソルラは、今日27日にメディカルチェックと契約書へのサインを済ませ、チームの遠征先となっているオランダに向かうことになっています。

  カソルラはビジャレアルでの最後の記者会見の席で、マラガへの移籍が決まったことに満足していると語るとともに、「ビジャレアルは僕にとってホームのようなものだ」とビジャレアルへの思いを吐露し、「これからはマラガのために命を捧げる」と決意を示してくれました。またマラガへの移籍を決めた最大の理由がペジェグリーニ監督の存在であったことも明かしています。「ペジェグリーニが僕をチームに加えたいと望んでくれたことは本当にうれしかった。彼の信頼に答えたい」

なおカソルラの移籍金は2000万ユーロはマラガ史上最高額になりますが、マラガはヨーロッパにおける今夏の移籍市場でこれまでに最もお金を使っているクラブ(約6000万ユーロ)になっています。もしレアル・マドリードがネイマールを獲得したり、バルセロナがセスク・ファブレガスでも獲れば話は違ってきますが、マドリードがファビオ・コエントランに3000万ユーロ、バルセロナがアレクシス・サンチェスに2600万ユーロを支払っているのも考えると、※10選手に6000万ユーロというのはすごいですよね。マラガはさすが!世界を股にかけビジネスを行っているアル・タニ会長のクラブだけのことはあります。

カソルラ、トゥララン、イスコ、モンレアル、ホアキン、ブオナノッテ(獲得は冬の移籍市場ですが、夏からチームに合流しているため)、セルヒオ・サンチェス、デミチェリス(完全移籍は今夏のため)、マタイセン、ファン・ニステルローイ(ニステルローイはハンブルガーとの契約満了後の移籍のため移籍金は0)

  一方チームは今日19時(現地時間)からユトレヒトと親善試合を行うことになっています。カソルラが今日の試合に出場することはないと思いますが、チーム全員がカソルラの到着を待っているとのことですから、31日のフェイエノールト戦あたりには出場できるといいですね。ちなみに昨日の練習でマレスカが打撲を負ったとの情報が入っていますが、それほど重傷ではないようです。また軽い負傷を負っていたバチスタとクリスはすでに全体練習に復帰していることから、今日の試合には出場できそうですが、筋肉負荷を抱えているカマーチョの復帰時期がいつになるのか?についてはまだよくわからないとのことです。またU-19欧州選手権に出場しているフアンミですが、昨日の試合ではトルコに3-0で敗れています。フアンミは前半45分に出場していますが、得点をあげるにはいたりませんでした。