2011年8月7日日曜日

マラガCF、カディスに2-0で敗れる


 6日に行なわれたラモン・カランサ杯の決勝は、マラガがカディスに敗れるという波乱が起こりました。
2日に渡っての連戦で、控え選手がメインのスタメンだったとはいえ、さすがに2部Bのチームに敗れるとは思っていなかったので、少しショックですが、まあこの敗戦もいい教訓になったのかな・・・とは思います。

 試合は、ルベン、ガメス(2日続けての先発出場)、クリス、セルヒオ・サンチェス、モンレアル、カマーチョ、マレスカ、ブオナノッテ、ドゥダ、セバスティアン・フェルンデス、ロンドンの布陣でスタートしました。
前半は控え選手がメインとはいえ、マラガはボールを支配していたし、それなりにおもしろいプレーも観られました。ただロンドンはチームに合流したてでやっぱり調整不足かな?という感じがしました。マレスカ、カマーチョも、比較の対象がアポーニョとトゥラランになってしまうので、この2人と比べるとダメさが際立っちゃいますが、まあ前半はそれほど悪くはなかったです。パスミス目立ちましたけどね。

ただ後半に入ると、やっぱり守備陣がリラックスし過ぎてましたね。後半はガメスを下げるためにセルヒオ・サンチェスを右サイドバックに据え、マタイセンとクリスがセンターバックを務めましたが、マタイセンはともかくクリスはミスが目立ちました。ルベンも何度かスーパーセーブを見せてくれましたが、GKとしてやってはいけないミスを犯していましたし。
またスコアレスドローで進む試合にあせったのか、ペジェグリーニ監督は残り15分というところで、アポーニョ、ニステルローイ、カソルラを投入しましたが、勝つつもりがあったのなら、もう少し早い時間に投入してほしかったです。しかもこの3選手が入った後に2失点していますし。(ちなみにホアキンとフアンミもその後に投入されています)


 全体を通して入れることは、この試合で先発出場した選手の中で、現時点でリーガで通用しそうなのはブオナノッテとモンレアル、2日続けて出場のガメスくらいです。誰が悪いというのではなく、全体的に悪かったです。ただセバ・フェルナンデスについては、明らかに決定力不足なのでチャンスに確実にゴールを生み出せるだけの技術を身につけてほしいと思います。ゴールを決めるということ以外では、いい選手なんですけどね・・・
後はブオナノッテ以外のどの選手にも言えることですが、パスミスを減らしてほしいです。パスはペジェグリーニ監督の目指すサッカーの基本中の基本ですから。

敗戦の理由を挙げるとしたら、マラガは2日続けての試合だったこと、カディスには1日休息日があったこと、ピッチが劣悪な状況だったこと、カディスの執拗なファウルが審判に見逃されたことなど(何しろあの温和なカソルラですら怒っていましたから)いろいろありますが、1部のチームとして、2部Bのチームに負けたことは潔く認めるしかないですよね。この敗戦がシーズン中のものではなく、プレシーズンの試合であったこと、そしてスポルティング・リスボン、カディスの執拗なファウルにもかかわらず、ひとりも故障者も出なかったことが不幸中の幸いだったのかもしれません。
リーグ開幕まで後2週間、ペジェグリーニ監督がどのように建て直してくるかに期待しましょう。ちなみに開幕戦のマラガ対バルセロナ戦は、21日の21時(スペイン時間)にキックオフの模様です。まだ正式発表ではないのですが、テレビ中継の関係でこの時間になるようですよ。


 さてここからは、昨日6日に降って沸いたニュースなんですが、バレンシアの地元紙『スーペル・デポルテ』が、マラガが未だにイスコの移籍金を払っておらず、バレンシアがスペインプロリーグ機構に訴えると報じています。
正直、こういうニュースはイヤですよね。バレンシア、マラガともに正式なコメントを発表していないですし、事実がどこにあるのかわたしにはわかりません。ただひとつ言えることは、バレンシアは7月11日にクラブの公式サイト上で、マラガがイスコの移籍金+消費税を支払ったと発表しています。(
バレンシア公式サイトによるイスコ移籍の発表とマラガが移籍金を支払ったという声明

どちらにしてもこのニュースが出て以降、バレンシア、マラガの両サポーターによる中傷合戦が掲示板で繰り広げられるなど、とても険悪なムードになっています。

真相が分かり次第、また記事にアップしたいと思いますが、ビジャレアルはイスコの後に移籍が決まったカソルラの移籍金をすでに受け取っていますし、この手の問題はさっさと片付けてほしいものです。
 

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