2011年9月28日水曜日

マラガCF、 サラゴサとスコアレスドロー


 決してさぼっていたわけではないのですが、記事をアップするのが遅くなってしまいました。実はひどい蕁麻疹でインターネットどころではなかったのです・・・

 さて25日に行われた第6節のサラゴサ対マラガ戦ですが、残念ながらゴールがありませんでしたね。
というか本当はサラゴサが1-0で勝利だったんでしょうけれど、ゴールがオフサイドで取り消されたので、マラガは命拾いしました。(実際にはオフサイドじゃなかったのでサラゴサはかわいそうですが)

スタメンは故障中のガメスに代わり、セルヒオ・サンチェスが右サイドバックに入った以外はいつも通りのメンバーでした。ペジェグリーニ監督ってビジャレアルでもレアル・マドリードでもスタメンをいつも固定する傾向にあったので、マラガでもスタメン固定なんでしょうか・・・シーズンはまだまだ続くので、他の選手にもチャンスを与えてほしいんですが。

 試合自体は悪くはなかったです。いつも通り試合をコントロールしていたのはマラガでしたから。ただガメスがいなかったせいか右サイドからの攻撃に限りがありましたねやっぱり。セルヒオ・サンチェス、守備は申し分ないんですが、ガメスのようにあまり前線にあがらないのでホアキンがパスの出し所に悩む場面が多々見られました。
またバチスタ、どうしちゃったんでしょうか?この試合では全然ダメでした。スピードもないし、というか走らないし、ミスばかりが目立ちました。せっかく復活してくれたと思ったのですが、この先もサラゴサ戦でのプレーが続くようならば、ブオナノッテかイスコを起用してほしいです。とはいえペジェグリーニ監督は頭固そうなんで、このままバチスタでいくんでしょうきっと。
それからドゥダもこの日の試合はイマイチでした。パスミスばかりでドゥダの良さが50%も出ていませんでした。前半途中から「もうマレスカ出しちゃえよ・・・」と思いながら試合を観ていました。
そしてエリセウですが、相変わらずひどかったです守備。この日は攻撃もイマイチで、オオーッ!と思った場面はわずかに1回きりでした。出来ることならヘタフェ戦ではモンレアルを使ってほしいです。

 逆に良かった選手ですが、マタイセン、試合ごとにレベルがあがっているのがよくわかります。リーガ・エスパニョーラに慣れてきたんでしょうね。すばらしかったです。デミチェリスも良かったですよ。時々へんなことやっちゃうんですが、まあこれは愛嬌ということで。とりあえずセビージャ戦で2失点して以来、無失点を通しているので、守備がうまく機能していることはうれしいです。
またトゥラランですが、もう言葉もありません。未だにこんなにすごい選手がマラガにいることが信じられないくらいです。彼のプレーを観ているとまじめに鳥肌立っちゃうくらいすごいですから。
ニステルローイも決定機のゴールをはずしちゃいましたが、すばらしかったです。ストライカーなんでゴールを決めないと不調?とか思われちゃうのがかわいそうですが、試合を通して見ると、ニステルローイが本当にすごい選手だということがよくわかるかと思います。ロンドンにもゴールをあげるということ以上に、チームに貢献するニステルローイの姿を学んでほしいなと心から思います。
それと途中出場でしたがイスコはいいですね!もっともっと出場機会が増えるといいのですが。

というわけで、ヘタフェ戦ではバチスタが復活してくれることを願いつつ。←っていうかブオナノッテかイスコを出してくれ。

2011年9月24日土曜日

サラゴサ戦に向けて

 25日に行われるリーガ第6節のサラゴサ戦に向けた招集リストが発表されました。
今回は前節のアスレティック・ビルバオ戦で右足首をねん挫したヘスス・ガメスが招集外となり、代わりにカマーチョが招集されています。ガメスのポジションにはセルヒオ・サンチェスが入ることになります。
メンバーは:カバジェロ、ルベン、セルヒオ・サンチェス、デミチェリス、マタイセン、モンレアル、エリセウ、トゥララン、ドゥダ、マレスカ、カマーチョ、ホアキン、ブオナノッテ、イスコ、バチスタ、カソルラ、ロンドン、ニステルローイ、セバス・フェルナンデスとなっています。
アポーニョはまたまた招集外となっています。アポーニョの招集外についてペジェグリーニ監督は、「決して懲罰などではなく、ただ単に彼のプレーがチームのレベルに達していないだけだ」と話していますが、プレシーズンではそれなりのプレーを見せていただけに、セビージャ戦での45分のプレーだけで、「チームのレベルに達していない」と判断するのはやっぱり??ちょっと疑問ですよね。

 そのペジェグリーニ監督ですが、チームのキーとなる選手として2人の選手の名前を挙げています。1人はニステルローイで、監督はニステルローイについて、「彼は35歳になる選手だが、偉大なプロフェッショナルであり、ピッチの中で多大な貢献をしてくれている。彼はチームの中に完全にフィットしており、わたしにとって彼の存在は非常に重要なものになっている」と語っています。またニステルローイがゴールを挙げていないことについては特に心配していないそうで、「彼はゴールを挙げる以上の貢献をしてくれている」と言っています。
そしてもう1人は、もうこの選手なしでは今季のマラガは語れないというほどの存在になっているトゥラランです。トゥラランについてペジェグリーニ監督は、「トゥラランはわれわれが期待していた通りの働きをしてくれている。わたしはトゥラランを獲得するようにクラブに進言する前から、彼のキャリアやリヨンでの活躍を観ていた。彼はなんの問題もなくチームになじんでくれた」と語っています。ペジェグリーニ監督にとって、トゥラランの獲得はカソルラの獲得同様に最重要事項だったことがうかがえますよね。

 さて明日のサラゴサ戦ですが、正直サラゴサというチームについて、あまり知識がありません。毎シーズン選手が多く入れ替わるので、どういう戦い方をするとか、どの選手が危険とか・・・よくわかりません。唯一なんとなく分かるのは、レアル・マドリードのカンテラ出身のフアン・カルロスと、前エスパニョールのルイス・ガルシアくらいでしょうか・・・フアン・カルロスは前節のベティス戦で負けこそしましたが、2ゴールをあげており、要注意選手と言えます。何しろフアン・カルロスは右ウイングの選手なので、彼と対峙するのがエリセウだと思うとちょっと心配です。こんなときこそモンレアルの出番だと思うのですが、まあペジェグリーニ監督のことですから、しっかりしたプランを立ててくれていることでしょう。
どちらにしてもサラゴサ相手にしっかり勝ち点3を勝ち取って、ホームのヘタフェ戦にはずみをつけたいですね。ヘタフェ戦はWOWOWさんでも放送されますよ~

2011年9月22日木曜日

マラガCF、カソルラのゴールでビルバオに勝利



 昨日21日に行われたマラガ対アスレティック・ビルバオ戦は、カソルラの鮮やかなFKでマラガが1-0で勝利しました。
カソルラ、本当に調子がいいですね~。昨日の試合では何度かFKの場面があったのですが、ドゥダ、バチスタらが何度か蹴った後、最後の最後にカソルラが蹴り、ゴールを決めてくれました。ドゥダ、バチスタのFKも結構惜しかったのですが、カソルラのFKにはかないませんでした。マラガ史上最高額でカソルラを獲得したペジェグリーニ監督の目に狂いはなかったということですね。

 さて試合ですが、ビルバオは試合開始早々から当たりが強く、何度か危険なファウルもありましたが、主審のフェルナンド・テイシェイラ・ビティエネス氏は、イエローカード忘れてきちゃったの?というくらい、まったくカードが出しませんでした。おかげで観ている観客は選手の怪我の心配でハラハラしっぱなしでした。
マラガはビルバオ戦でも試合を支配し、何度かチャンスも作り、試合展開もよかったです。いつも通り、トゥラランは文句なしでしたし、もう彼のプレーを観るだけでもロサレダに行く価値があると思います。昨日はトゥラランが素晴らしいプレーをするたびに拍手やトゥラランコールが起こっていました。
そしてホアキン、絶好調ですね。ゴールを決めたカソルラと共に、頻繁にポジションチェンジをしながら何度もチャンスを演出してくれました。
またゴールこそマークしませんでしたが、ニステルローイはさすが!ですね。攻撃はもちろん守備でも自分を犠牲にしたプレーを何度も見せてくれました。ビルバオのセットプレーのボールを何度もクリアしピンチをチャンスに変えてくれたのもニステルローイでした。ペジェグリーニ監督がロンドンではなくニステルローイをスタメンで起用する理由がなんとなくわかった気がしました。ロンドンはゴールをあげてくれますが、守備に犠牲を払ったり、周りの状況を見たり・・・ということがまだまだなんですよね。だからこそ、昨日は決定的なチャンスにゴールをあげられなかったロンドンにはブーイングが起こり、ニステルローイには惜しみない拍手が送られたのでしょう。

それから守備陣ですが、デミチェリスとマタイセン、良かったです。デミチェリスは堅守でジョレンテに仕事をさせませんでしたし、マタイセンは左サイドバックのエリセウの守備のまずさをうまくカバーしてくれていました。エリセウももうちょっと守備に参加してくれるといいんですけどね・・・
そしてカバジェロ、相変わらずすばらしかったです。彼がいてくれる限りマラガは大量失点に悩まされることはなさそうな気がします。ここ3試合は無失点に抑えてくれていることも大きいと思います。

 さてさて対戦相手となったビルバオですが、センターバック3人体制でマラガ戦に臨んできましたが、やっぱりうまく機能していませんでした。特に前線のジョレンテが孤立してしまう場面が多く、中盤に問題があるんでしょうね・・・ダビド・ロペスのようないい選手を控えにしている理由もまったく謎ですが、本来は力のあるチームなので、そのうち巻き返しもあるのでしょうか???

 ビルバオ戦に勝ったことで、マラガは3連勝で暫定2位にたっています。今日22日のベティス戦の結果次第で順位が変わる可能性もありますが、とりあえず順調な滑り出しをしてくれていることに、ペジェグリーニ監督、そして選手たちに感謝です。どうか怪我だけはしませんように。

2011年9月21日水曜日

アスレティック・ビルバオ戦に向けて


 今日21日は第5節のアスレティック・ビルバオ戦がロサレダで行われます。第3節のグラナダ戦同様、チケットは全席売り切れとなっています。
招集メンバーは:カバジェロ、ルベン、ガメス、デミチェリス、セルヒオ・サンチェス、マタイセン、エリセウ、モンレアル、トゥララン、マレスカ、ドゥダ、ホアキン、ブオナノッテ、バチスタ、カソルラ、イスコ、ニステルローイ、ロンドン、セバス・フェルナンデスの19名になります。前節のマジョルカ戦からの変化といえば、ルベンが招集リスト入りし、カンテラのGKポルが招集リストをはずれたことくらいです。アポーニョは相変わらず招集外となっており、ペジェグリーニ監督の怒りの大きさがうかがい知れます。

こんなことを言うのは本当に悲しいですが、以前のマラガならばアポーニョがどんなことをしようとも目をつむっていたと思うのです。何しろお金がなかったですから、彼に代わる選手を補強する余裕がなかったですから。でも今のマラガはそれこそいくらでも彼の代わりを務められる選手を補強することができます。
このブログを昔から読んでくれている方はご存知だと思いますが、わたしにとってアポーニョは特別な選手でした。それは今も変わりません。アポーニョがマラガで成功を収め、より大きな舞台(たとえばスペイン代表とか)に進んでくれることをずっと願っていました。だけどどうやらそれは夢の夢になりそうです。そしてわたしと同じように多くのマラガファンが感じていることでしょう。
そもそもペジェグリーニ監督は、ビジャレアル時代にアポーニョを獲得しようとしたことがあり、同選手の才能を買っている人物でもあります。だからこそ、ペジェグリーニ監督はアポーニョの言動が許せないのかもしれません。

 さて今日のビルバオ戦ですが、ビルバオは前節のベティス戦をホームで落としています。うわさによるとビエルサ監督はマラガ相手にDFを5人体制にするのでは?と言われています。どうなるでしょうかね・・・ 
正直ビエルサ監督の考えていることは常人には理解できないでしょう。たとえば左サイドバックを務めるデ・マルコスは本来はFWの選手であり、ボランチとしてスペイン代表でもその地位を築きつつあるハビ・マルティネスをセンターバックで起用し、昨シーズン、凡ミスもあったけれど、スタメンとして定着していたサン・ホセを試合に使わないなど??なことが多いです。でも名将と言われるだけの監督ですから、チームが機能し始めればリーガでも怖い存在になると思われます。そういう意味でもマラガは今日の試合できっちりライバルとなるビルバオに勝利しておく必要があると思います。


 それからマラガに移籍して以降、調子があがっているホアキンが、スペイン代表復帰への夢を諦めていないことを明かしています。ホアキンはバレンシア時代は縦への動きが多かったですが、マラガに来て以降、頻繁なポジションチェンジが行われることもあり、縦だけでなく横への動きも多くなりました。ホアキンにはそういうプレースタイルが合っているのかもしれません。今日はホームでの試合ですから、ホアキンの新たな活躍が見られることでしょう。

 試合の感想はまた後ほど・・・

 

2011年9月17日土曜日

マジョルカ対マラガ戦 




 17日に行われたリーガ・エスパニョーラ第4節のマジョルカ対マラガ戦はマラガがデミチェリスのゴールでマジョルカに0-1で勝利しました。  

 試合ですが、前節のグラナダ戦のスタメンからブオナノッテが抜けて、バチスタがスタメンに入りました。
待ちに待ったバチスタの復帰でしたが、今日のバチスタは残念ならがいいところなしでした・・・ スピードもなかったですし、前線でのパスミスも多かったですし。まあこればかりは実戦で感覚をつかんでいくしかないのでしょうか?
その他に選手については、トゥラランは相変わらずすばらしいですね。まるっきり走っていないように見えて、肝心なときに肝心の場所にいるという彼らしいプレーが随所に光りました。それからホアキンも良かったです。マジョルカの守備陣を翻弄していました。ニステルローイもいいプレーが何度も見られましたが、いかんせん今日は審判がペレス・ラサ氏で、ニステルローイへのペナルティーが見逃されたり、オフサイドじゃないのにオフサイドを取られたりと、ツキがなかったとしかいいようがなかったです。
その他の選手についてはまあアウエーでの試合なんで、可もなく不可もなくでした。カソルラも個人技ではいくつもいいプレーがあったんですけどね。
あ、そういえば途中出場したロンドン、結構良かったです。この調子で昨シーズンの好調を取り戻してほしいものです。


 肝心のゴールですが、またまたセットプレーからデミチェリスがヘディングで決めています。今日の試合はマジョルカのダメダメさに助けられ、勝ち点3を勝ち取ったようなものですが、まあ勝ちは勝ちなのでいいとしましょう。マジョルカもホームでの試合なのに、あんな試合展開では勝利は遠いでしょうね。


 ところで今日の試合では後半から家長が出たのですが、家長がマジョルカで一番いい動きをしていました。なんでスタメンで出ないんですかね?彼は。テレビのコメンテーターの話では、マジョルカに来て半年以上経つのに、スペイン語も英語も話せないことで試合に出られないと言っていましたが、本当なのでしょうか?正直マジョルカに興味がないので家長選手についてもまったくノーマークでよくわかりません。


 というわけで、次節は21日の20時からロサレダでアスレティック・ビルバオ戦です。ビルバオは難しい相手ではありますが、ビエルサ監督になってから適応に苦しんでいるようなので、この機会にがっつりと勝ち点3を取っておきたいものです。

 それから試合とは全然関係ないのですが、スペイン紙『マルカ』が、マラガが冬の移籍市場でレアル・マドリードのアルビオルを獲得すると報じています。なんでもアルビオル本人とは合意に達しており、後はレアル・マドリード次第とのことですが・・・どうなるのでしょうか。

2011年9月16日金曜日

マジョルカ戦に向けて


  明日16日に控えたマジョルカ戦に向けて、招集リストが発表されました。
招集されたのは、カバジェロ、ポル、ガメス、デミチェリス、マタイセン、セルヒオ・サンチェス、モンレアル、エリセウ、トゥララン、ホアキン、ドゥダ、マレスカ、ブオナノッテ、イスコ、カソルラ、ニステルローイ、バチスタ、ロンドン、セバスティアン・フェルナンデスの19名です。
 まずはバチスタ、ようやく復帰しましたね~!スタメンで出場するかどうかはわかりませんが、とりあえず招集リストに復帰できたことはありがたいことです。そして・・・アポーニョ、また招集リストからはずれましたね。

 一説には冬の移籍市場でアポーニョを放出し、レアル・マドリードのグラネロを獲得するという話も出ています。アポーニョが招集外になっている理由については先日の記事で書きましたが、放出のうわさまで出てくるとなると、事は思っている以上に深刻なのかもしれません。
マラガの地元紙では、アポーニョが試合に出るべきかどうかについて、読者アンケートを行っていますが、実に79パーセントのファンがアポーニョは試合に出るべきではない、に票を投じています。
これまでも法律で禁止されている闘鶏に参加したことで警察沙汰になったり、アンデル・エレーラにつばを吐きかけたり、様々な事件を起こしてきたアポーニョですが、マラガ出身ということでファンも彼の行動には目をつぶってきました。でもファンの心まで離れてしまっては、もう潮時なのかもしれません。 アポーニョの件については、何か進展がありましたらまた記事にしたいと思います。  

 それから前節のグラナダ戦で2ゴールをマークしたカソルラですが、試合後に、「こんなに大声援を受けたのは生まれて初めてだった。ファンの声援を聞いていたら、自然とパワーが湧き出してきた」と語っています。彼のすばらしい活躍の要因となったのは、ロサレダに駆け付けたファンだったのですね。
スタジアムに行ったひとりとして、わたしもうれしく思います。また同様のことをイスコも語っています。「今までの人生の中で今が一番幸せだ。ファンからあれほど歓迎されるとは思わなかった」  

 カソルラについては、今シーズン、2試合ですでに3ゴールをマークしていますが、これまで、リーグ戦ではシーズンを通して8ゴールをマークしたのが最高ですから、今シーズンはカソルラ自身にとっても記録更新の1年になるかもしれませんね。
 

2011年9月13日火曜日

マラガCF対グラナダCF


Málaga-Granada - Málaga Club de Futbol  ←試合のハイライトです。




 第3節のマラガ対グラナダ戦を観てきました。本当におもしろい試合でした~!
試合前には今シーズンから1部に復帰したグラナダに対しオマージュが捧げられ、スタジアム中からグラナダファンに対し惜しみない拍手が送られました。スタジアムも月曜日の試合にもかかわらず満員でしたよ。

 さて肝心の試合ですが、マラガが4-0で快勝しました。
スタメンは:カバジェロ、ガメス、デミチェリス、マタイセン、エリセウ、トゥララン、ドゥダ、カソルラ、ホアキン、ブオナノッテ、ニステルローイでした。
まず注目すべきなのはアポーニョの定位置にドゥダが起用されたことです。このドゥダの起用が本当にぴたりとはまりました。本来は左ウイングのドゥダですが、近年はスピードも落ちペジェグリーニ監督の目指すスピード溢れる攻撃的サッカーに適応するのが難しい状況でしたが、中盤であればそれほど走る必要もないですし、何よりドゥダの持ち味である正確なパス出しが存分に生かされていました。
グラナダ戦を観る限り、アポーニョ以上にドゥダはこの位置でのプレーに合っているような気がします。
またこの試合ではセンターバックの2人がよかったです。デミチェリス、マタイセンの動きのおかげでトゥラランがフリーになり、グラナダの攻撃の芽を次々と摘み取ってくれました。トゥラランはまったくプレーに絡んでいないように見えて、ピッチ中を走り回り相変わらずレベルの高い仕事を見せてくれました。
それから得点こそマークしませんでしたが、ニステルローイの動きも素晴らしかったです。このグラナダ戦はスタジアムとビデオで2度観ましたが(しつこい・・・笑)、テレビの解説者もニステルローイの動きを絶賛していました。というのも、この試合では2列目となるカソルラとホアキンがそれぞれ2得点をあげているわけですが、特にホアキンのゴールは1列目のニステルローイが相手DF陣を引き付ける動きをしたことで、フリーとなったホアキンがゴールをあげることができたのです。

 とにかくこの試合は全員が全員、文句なしの試合を見せてくれました。ブオナノッテも個人技で敵を突破したり、ガメスもいい動きをしていました。2得点をあげたホアキンも、やっぱりホーム試合では活躍しますね。カバジェロもあわやの直接FKを阻止したり、的確な飛び出しでピンチを救ってくれました。
途中出場のイスコもマラガでのデビュー戦でしたが、すばらしい動きをみせてくれました。このままいけばイスコは数年以内にスペイン代表も夢ではないでしょう。そしてなんといってもカソルラです!ビジャレアル時代でもこんなにすごいカソルラって見た記憶がないです。スペイン代表では同レベルのプレーを何度も見たことがありますが・・・それだけマラガでのプレーに合っているということなのでしょうか?この試合のMVPは間違いなくカソルラですね。スタジアムでもカソルラコールが鳴り止みませんでしたから。


唯一心残りと言えば、エリセウですかね・・・守備にも攻撃にも参加していい動きをしていましたが、じゃっかん頭に血がのぼり、不用意なファウルを犯していました。もう少し冷静にプレーをしてほしいですが、まあこれは仕方がないですね。
イスコ同様に途中出場したマレスカとロンドンですが、可もなく不可もなくといった感じです。マレスカについてはいつも通りそつないプレーをみせてくれましたが、ロンドンは途中出場したタイミングが悪かったというか、マラガ全体が大量リードで攻撃をする気を失くしたときに出てきたので、攻撃にからむこともなく・・・というかからみようもなく、ちょっとかわいそうでした。

 というわけで、2度観しても飽きない大満足の試合でした。次節はアウエーで17日の18時からマジョルカ戦です。ロサレダでの勢いをマジョルカでも発揮してほしいですね。

2011年9月11日日曜日

マラガCFの近況 その22


 土、日にマラガの試合がないと本当に退屈です。次々に行われる他のチームの試合を横目に、「ダービーなのになぜ月曜日??」と思いながら、歯がゆい週末を過ごしています。

 まあそれはさておき、グラナダ戦の招集メンバーが発表されましたね。メンバーはカバジェロ、ガメス、マタイセン、デミチェリス、モンレアル、エリセウ、トゥララン、マレスカ、ホアキン、セバス・フェルナンデス、ロンドン、ニステルローイ、ブオナノッテ、モンレアル、イスコ、セルヒオ・サンチェス、ポルティージョ、ドゥダ、ポル(カンテラのGK)の19名になります。
今回の招集メンバーからはなんとアポーニョと前回同様レシオ、フアンミが監督判断で招集外となっています。
というのもアポーニョ、前回のセビージャ戦のハーフタイムに、チームメートやペジェグリーニ監督のいる目の前で、守備陣を侮辱する言葉を吐いたんだそうで、監督の怒りを買い、セビージャ戦では途中交代、また今回のグラナダ戦では招集外となっています。
アポーニョの我の強さはマラガファンならばみんなが知っていますが、さすがにチームメートを侮辱するような行為は許されるべきではないと思います。時にはアポーニョの我の強さがチームに影響を与えることもありますが、前監督のフェレイラ監督が解任された時も、アポーニョがチームの内部分裂に影響を与えていることを考えると、もっと大人になってほしいものです。

 さて肝心のグラナダ戦ですが、グラナダとマラガの関係は良好なので、ダービーと言えども、いい雰囲気の中で行われることになると思います。第2節で勝ち点を獲得しなかったチームが、今回の第3節で勝ち点を次々と獲得しているので、マラガもここでしっかり勝ち点3を獲得し、次のマジョルカ戦につなげてほしいですね。ちなみに試合は月曜日ですが、マラガとグラナダは近いので、1000人のグラナダファンがロサレダに駆けつけることになっています。それから試合とは全然関係ないですが、グラナダのヨアン・モッロはオリンピック・マルセイユのアンドレ=ピエール・ジャニックのいとこなんだそうです。

 というわけで、グラナダ戦の感想はまた試合後にアップしたいと思います。

2011年9月8日木曜日

マラガCFの近況 その21


最近のマラガは、代表に招集されていたメンバーが練習に合流し、12日のグラナダ戦に向けて練習に励んでいます。今シーズン、35年ぶりに1部に昇格したグ ラナダですが、夏の移籍市場で積極的な補強を行っており、2部にいた頃に比べ格段にレベルアップしています。またグラナダはイタリアのウディネーゼ傘下の クラブのため、ウディネーゼから多くの選手をレンタル出来る強みも持っています。

グラナダのように2部B→2部→1部と2年で駆け上ってきたチームはスペインサッカー史上初めてのことだそうで、ものすごい強運に恵まれたチームとも言えます。


そんな中、マラガは主力の1人であるバチスタの復帰の見通しが立っておらず、グラナダ戦も欠場することになっています(なんでも手術したひざに違和感があるそうです)

今 夏の移籍市場で大型補強を行ったマラガですが、バチスタの存在感はやはり別格で、彼が出られない試合というのは寂しいものがあります。またクリスも原因不 明の筋肉負荷に見舞われ、復帰までに6~8週間と診断されています。ただセンターバックに関しては、デミチェリスとマタイセンが母国代表として勝利を手に しており試合感覚を取り戻しているので、グラナダ戦ではいい守備を見せてくれると思われます。

問題はバチスタの穴ですが、マラガの地元紙によると、多くのファンがバチスタのポジションにブオナノッテを押しています。ブオナノッテについては調子もいいですし、ニステルローイやサイドバックとの連携もうまいので、ぜひとも試合に使ってほしいです。もちろんU-21でがんばったイスコにもチャンスを与えてくれたらと思いますが・・・。


それから10月の頭に入る代表ウィークの5日に、マラガはハエンと親善試合を行うことになっています。ハエンは今夏、マラガのオーナーが資金を提供したことで2部Bからの降格を免れており、マラガにとっては兄弟チームのようなものです。またムニス監督下でトップチームデビューを果たしたハビ・ロペスがレンタル移籍しています。いい交流試合ができることを願っています。

2011年9月2日金曜日

マラガCFの近況 その20




1日にロルカ(5月に地震で被災した街)で行われたチャリティーマッチ(試合は各45分形式)で、マラガはビジャレアルに1-1(PK戦で勝ち抜け)、その後バレンシアに2-0で敗れました。


まずビジャレアル戦ですが、ペジェグリーニ監督は4-1-3-2というおもしろい布陣で臨んできました。出場した選手は以下の通りでした:ウィリー、ガメス、クリス、セルヒオ・サンチェス、モンレアル、ホアキン、トゥララン、ドゥダ、ブオナノッテ、ニステルローイ、フアンミ

つまりダブルボランチであるアポーニョをはずし、ボランチはトゥラランのみ。その代わりにブオナノッテをトップ下で起用しドゥダを左サイドに入れました。

ビジャレアル戦ではマラガはボールを支配し、いい具合で試合を進めていましたが、なかなかゴールは生まれませんでした。そうこうしているうちにビジャレアルは怪しげなPKで先制し、マラガは1点を追う形になってしまいました。そんな中、ブオナノッテがやってくれました。ブオナノッテはプレシーズン中のローダ戦のようなすばらしいゴールをマークし、マラガは同点に追いつくことができました。ブオナノッテはニステルローイやバチスタとのコンビネーションもいいですし、状況を打開してくれるような個人技にも秀でているので、ぜひともリーグ戦でも使ってほしいです!特に相手に先制を許しているような状況では、ゴールを決められないセバ・フェルナンデスではなくブオナノッテを入れてほしいです。←これは多くのマラガファンが思っていることでしょう。

試合ですが、最終的にはPK戦にもつれ込み、ウィリーが1本PKを止めたことで、マラガが勝ち抜けています。

その後のバレンシア戦ですが・・・途中まではビジャレアル戦と同じ布陣でしたが、1失点目は完全に守備の連係ミスというか、センターバックの2人は止まっていました。また2失点目ですが、相手GKのジエゴ・アウヴェスがマラガの守備陣が前のめりになっているのをうまく利用し、ロングパスを出したことでカウンターがぴたりとはまっています。ボール自体はマラガが支配し、ゴールのチャンスもあったのですが、この試合は完敗としか言いようがありません。

親善試合ですから負けたところで・・・と言いたいところですが、現在代表に招集されているデミチェリス、マタイセンを含め、センターバックがもう少ししっかりしてくれるといいですね。とにかく動きや反応が全体的に遅いので、これは実戦でプレーする中で感覚をつかんでいくしかないのかもしれません。

ただペジェグリーニ監督の指揮するチームはビジャレアル、レアル・マドリード時代も含め、シーズン出だしは調子が悪く、後半にかけてエンジンがかかる傾向にあるので、マラガも徐々に調子をあげてくれるのでは?と思っています。


さてさてその他のニュースですが、まずU-21欧州選手権予選のグルジア戦で、イスコがスーパーゴールを決めています。イスコはセンスもあるし本当に将来が楽しみな選手です。

また契約解除し移籍の道を模索することになっていたロザリオですが、夏の移籍市場が閉まる31日になって所属先が見つからないことから突如契約解除を拒否し、マラガに残留することになりました。ということで、ロザリオともともと契約解除を拒否していたエディーニョの2名は、24、25番の背番号でチームに残ることになりました。

特にロザリオは契約解除で合意と公式サイトにも出ていたのに、結局残ることになったようで、なんだかな・・・です。いい選手なんですが、何しろ故障が多いのでどこもほしくないですよね。

それから控えGKのルベン、また故障しました・・・この選手もマラガに来て以来、故障続きで万全な形で試合に出場したことがほとんどないんですよね。マラガは本当はもう一人GKを取りたがっていましたが、ペジェグリーニ監督の意向でGKも含めカソルラ以降は選手の獲得をしませんでした。つまり移籍市場の閉まる直前で選手を獲得したチームに比べると、連携を図ったり、チームワークを高める時間はたくさんあったわけです。ぜひとも次節のグラナダ戦ではいい試合をしてほしいですね。ちなみにグラナダ戦、12日の月曜日21時からです。35年ぶりのダービーなのに・・・月曜日って?