2009年5月26日火曜日

残留争い それぞれのファン模様


 第37節では残り1試合を残してヌマンシアとレクレアティーボの2部降格が決定した。
この次の日、スポーツニュースを観ていて思ったことがあった。この2チームのファンがチームの降格に対し、全く対照的な反応をしていたことだ。
 ヌマンシアはアウェーでヘタフェと対戦した。この日のヘタフェのスタジアムはヌマンシアのチームカラーの赤が大半を占めていた。ヘタフェはチームカラーが青だから多くのヌマンシアファンがヘタフェに駆けつけて、自分の愛するチームを応援していたんだよね。
でも結果はヘタフェ1-0ヌマンシアでヌマンシアは敗戦。降格が決まってしまった。でもヌマンシアファンは2部に降格してもヌマンシアを愛する気持ちは変わらない!とばかりに、「ヌマンシア最高!」と合唱し、選手にねぎらいの言葉をかけていた。
後日のインタビューでファンのひとりは「1部リーグで夢を見させてくれた選手全員にありがとうと言いたい」って答えていた。

 一方レクレアティーボはホームでラシン・サンタンデールと対戦した。ホームだし、サンタンデールから応援に駆けつけるにはレクレアティーボがあるウエルバは遠い。当然、スタジアムはレクレアティーボのファンでいっぱいだった。でも結果はレクレアティーボ0-1ラシン・サンタンデールで、レクレアティーボが敗戦した。そうしたらレクレアティーボのファンは選手に向かって「この恥さらし!」とばかりに罵声を
浴びせていた。それは観ているこっちまで気分の悪くなるような罵声だった。

 どちらのファンも自分のチームを愛する気持ちは同じなのかもしれない。だけど、自分の好きなチームの選手に罵声を浴びせるのはどうなんだろう・・・

 今シーズン、アトレティコ・マドリードやセビージャではたびたびファンによる選手への罵声が問題になっていたけど、その度にとても悲しくなった。選手はみんな誰よりも試合に勝ちたいと思っているはずなのに、それなのに試合に負けて罵声を受ける。プロなんだから当然だ!と言われるかもしれない。それだけのお金をもらって、エンターテイメントとしてプレーする以上勝たなくちゃ意味がない。そうかもしれない。でもヌマンシアのファンのように、選手をねぎらう優しさがすべてのファンにあったなら、もしかしたらサッカー観戦はもっと楽しくて気持ちのいいものになるのかもしれない。それがたとえ好きなチームが負けた試合でも。そんな風に思うのは間違っているのかな。

 

第37節 悲しい出来事


 第37節のマラガの対戦相手は同じアンダルシアのベティス。
マラガとベティスは同じアンダルシアのチーム、セビージャが共通のライバルということもあって、両チームの関係はわりと良好だった。今シーズンまでは・・・

 今シーズンの前半、第18節の試合ベティスvsマラガ戦のとき、最初の事件がおこった。アンダルシアのチーム、セビージャ、アルメリア、ベティス、レクレアティーボ、そしてマラガは今シーズンが始まるときに協定を結んでいて、自チームの試合のときには、相手チームのファンクラブ会員に半額でチケットを販売することになっていた。でもベティスはマラガのファンでスタジアムがいっぱいにならないように・・・ということで、マラガファンにチケットを半額で販売しなかった。つまり協定違反をした。しかも正規の値段でチケットを買ったマラガファンすら、スタジアムに入れないようにベティスファンが妨害をした。だからせっかくセビージャまでチケットを持って行った多くのマラガファンがベティスのスタジアムの前で、試合を観ることも出来ず苦い思いをすることになった。
そんなことがあったから、それまで良好だった両チームの関係は一気に悪くなっちゃった。もちろんマラガのフェルナンド・サンス会長は正式にベティス側に抗議をしたし、アンダルシアのサッカー協会にも訴えを出した。でもベティス側は済んだことだから・・・と無しのつぶて。

 そんな中、マラガのGKゴイティアのベティス移籍が新聞にすっぱ抜かれて、マラガファンの多くは裏切られたって思った。それもそのはず、だって、ベティスはマラガよりも下位にいて、残留争いをしている。お金のためだけにマラガを去るゴイティアをよく思わないファンがいるのは当然だと思う。でも理由がなんであれゴイティアが移籍することを誰も反対はできないわけで・・・

 今回の37節はゴイティアにとってホーム最後の試合になるはずだった。だけどゴイティアはタピア監督と話し合って、試合には出ないことになった。マラガが勝っても、ベティスが勝っても、ゴイティアにとってはいい思いがしない試合だからって。
でもね、最後のホーム。やっぱりゴイティアには試合に出てほしかった。たとえマラガファンにやじられようが、正々堂々とマラガのファンにお別れを告げてほしかった。そう思うのはわたしの勝手な想いなのかな。
ベティスとマラガの関係が良好だったらもしかしたらゴイティアの今回の判断はなかったのかもしれない。もしベティスがマラガより上位にいれば、誰もゴイティアの移籍に気分を悪くしなかったかもしれない。
だけど・・・ゴイティアにとってもマラガファンにとっても今回のことは悲しい出来事になってしまった。ファンにさよならも言わずに行っちゃうなんて、やっぱり悲しいよね?

2009年5月21日木曜日

マラガCFビール



( 写真でかっっ!!)
 マラガに工場があるスペインのビール会社SAN MIGUELからマラガCFビールが出ることになった。

SAN MIGUELの工場はマラガのパブロ・ピカソ空港の近くにあって、軽い飲み口のおいしいビールを造っている。
そのSAN MIGUELから今シーズンのマラガCFの活躍を記念して「マラガCFオリジナルビール」が発売されることになった。
マラガのフェルナンド・サンス会長の話によると、スペインのサッカーチームの中でオリジナルビールが発売されたことがあるのは、レアル・マドリードとアトレティコ・マドリードだけなんだそうで・・・マラガが3番目ってなんかうれしいですね。
SAN MIGUELがマラガCFのビールを出すことになったのにはいろいろ事情があるそうで・・・
SAN MIGUELは今シーズン活躍をしているマラガのスポンサーに名乗りをあげたかったんだけど(ユニフォームに名前を入れる)、アルコール飲料の名前をユニフォームに入れるのはタブーだから、それが実現しなかったんだそう。それで、なんとかマラガCFのイメージアップに貢献したい
SAN MIGUELがそれならオリジナルボトルのビールを販売しましょう!とマラガ側に持ちかけたのが始まりだそうです。


店頭に並ぶのは6月の中旬らしいけど、マラガでしか売られないそう。全部で12万本発売だそうなので、私は飲む用と保存用を買うつもりです。さわやかな色のボトルだし、保存用はおうちに飾りますよ♪

それにしてもこの写真のイヴァン・クアドラド、こんなTシャツと半ズボンで発表会に出ちゃっていいのでしょうか・・・?(笑)

2009年5月19日火曜日

ピースカップアンダルシア


7月24日から始まるピースカップ・アンダルシアに、マラガもレアル・マドリードやセビージャと一緒に参戦することになっている。
ピースカップって某宗教がらみだし、日本ではいろいろ問題があるって思われているみたいだけど、スペインでは誰もそんなことは気にしていないみたいだ。
ということで、わたしもせっかくの大会だし、試合を楽しもうと思う。

出場チームは以下の通り

スペイン:レアル・マドリード、セビージャ、マラガ
イタリア:ユベントス
イギリス:アストン・ヴィラ
フランス:オリンピック・リヨン
ポルトガル:ポルト
スコットランド:セルティック
トルコ:フェネルバフチェ
エクアドル:LDUキト
韓国:城南一和天馬
サウジアラビア:アル・イテハド

マラガの予選の相手はセルティックとアストン・ヴィラなので、絶対ロサレダに行こう!と思っていたのに、
セルティックの中村俊輔選手、日本に帰っちゃうんですね。まあでもセルティックはもともと好きなチームだし、アストン・ヴィラはあのユニフォームが大好きなので、ユニフォームを目当てに?試合観戦してきます。
もちろん応援するのはマラガですが。
ここのところリーグ戦では疲れが溜まっているのかいいところのないマラガだけど、他の国のチームと対戦出来るせっかくのチャンスだし、がんばってほしいな。
そしてこの経験が来季のマラガにいい影響を与えてくれるといいなぁ。