2009年6月27日土曜日

マラガCF 3人目の補強 GKムヌーア


 GKのゴイティアが前アントニオ・タピア監督と仲良くベティスに移籍しちゃってから、マラガはずーっとGK探しに奔走していた。
 もともとシーズン途中でゴイティアが契約更新に応じなかった時点で、マラガのねらいはデポルティーボの控えGKファブリだった。ファブリの契約が今年の6月末で切れるから、移籍金なしで獲得できるっていうのと、若くて将来有望だから・・・という理由だったんだけど。
でもそのファブリくん、ちょっとお間抜けさんで実は契約は来シーズンの6月末までだったことが判明。それで獲得ができなくなっちゃった。
 それで次にマラガが狙ったのがリバプールの副GKシャルル・イタンジュ。このフランスとカメルーンの国籍を持ったGK。なんとリバプールの悲劇(ヒルズボロの悲劇)のための黙祷が捧げられている最中に冗談を言って、笑っていたんだそう←正GKのぺぺ・レイナが相当怒ったという話。
その話を聞いたマラガのフロントは、そういう人物はよくない・・・ということで獲得をあきらめたみたい。
 そして最後に登場したのがデポルティーボのウルグアイ人GKムヌーア。すでにマラガとムヌーアの間には1年契約での基本合意があるので、正式に発表されるのは時間の問題。
GKとしての才能もあるし、体格にも恵まれてる。もともとデポルの控えGKファブリを獲得しようとしていたことを考えると、願ったり叶ったりのGKを獲得したマラガだけど。。。
このムヌーアって確か、デポルのもうひとりのGKアワテと正GKの座を巡って大喧嘩して、アワテをボコっちゃったはず。アワテは6針だったか7針だったか、顔を縫ったんだよね・・・まあチーム内で起こったいざこざをペラペラとメディアに話しちゃうアワテもプロとしてチームのことを考えていないとは思うけど。それでも理由はなんであれ、チームメートを殴っちゃうのって、プロ以前の問題だと思うのだけど。
だからこそ、イタンジュはダメでムヌーアはOKなのってどうなんだろう???矛盾しているような気がするのはわたしだけ?

でも結局はリーガエスパニョーラに慣れているっていうのがムヌーアに決めた一番の理由なのかな。GKの素質はゴイティアをはるかに上回る選手だしね。

 ムヌーア選手、マラガではみんなと仲良くね。もうひとりのGKアルナウはいいひとだし、喧嘩になることもないと思うけど。喧嘩になるとしたら気の強いアポーニョ相手とか(笑)
 活躍を楽しみにしてますよーーー!!

2009年6月26日金曜日

エバートンと親善試合 プレシーズンマッチ


 マラガCFは、8月7日にプレミアリーグに所属するエバートンと親善試合を行うことになった。
今年の夏のマラガはピースカップ出場に始まり、いろいろなチームと試合を行うことで、プレシーズンを有意義なものにしようとしている。チームの結束や、プレースタイルを確立するためには実践が大事だからだ。しかも今夏は実力のあるチームとの対戦が目白押しで、プレシーズンとはいえ、なかなかおもしろいことになっている。

 本当ならリバプールまで試合を観に行きたいところだけれど、ピースカップの対アストン・ビラ戦を観に行くので、この試合は我慢することにしました。
 そうそう、ピースカップに出場するはずだったセルティックはチャンピオンズリーグのプレーオフがあるので、不参加になって、その代わりメキシコのアトランテというチームが出ることになった。それからトルコのフェネルバフチェも不参加でこちらは同じくトルコのベシクタシュが出場になっている。

 今回のピースカップではレアル・マドリードのクリスティアーノ・ロナウドやカカがレアルでの公式戦デビューを果たすことになるそうなので、そういう意味でもちょっと楽しみ。マラガもいいところまでいくといいなあ。

マラガCF 2人目の移籍! パトリック・ムティリガ選手


 マラガ2人目の補強は、オランダNACブレダのDFパトリック・ムティリガです。
デンマーク代表でもプレーするムティリガ選手は、左サイドバックが主なポジションなので、オサスナに移籍したカジェハの代わりを務めることになると思います。

 マラガとの契約は2シーズン。来週にも入団会見が行われることになります。オランダのチームに長く在籍していた選手で、フェイエノールトにも所属していたので、小野伸二選手の元同僚でもあります。わたしは名前を聞いたことがなかったのですが、知っている人もいるかもしれませんね。

 ムティリガ選手、がんばってね。

2009年6月25日木曜日

格好いい!! シャビ・トーレス 恋しちゃいました




24日にシャビ・トーレスのお披露目がありました。
マラガのユニフォームに身を包むシャビ・トーレス、格好いいですね。恋しちゃいました(笑)
シャビ・トーレスは「年俸うんぬんよりも1部リーグでプレー出来ること、マラガのようなたくさんの可能性に満ちたチームの一員になれたことがうれしい」と語っていました。
バルセロナのようなビッグクラブでは、ボージャンのように才能があっても試合になかなか出られないということもあるし、今回のシャビの決断は勇気のいることだったと思うけれど、素直に応援したいです。

シャビ・トーレスはアリカンテ出身の現在22歳。ビジャレアルの下部組織を経て、バルセロナの下部組織に入団。バルセロナBではキャプテンマークをつけていました。ペップ・グアルディオラ現バルセロナ監督の信頼も厚い選手で、これからの活躍が楽しみですね。ポジションとしてはロロの位置になるのかな??ロロはセビージャに戻るようなので、アポーニョとペアを組むことになると思います。

がんばってね、シャビ・トーレス。

2009年6月20日土曜日

エリセウ、イタリアの名門ラツィオへ


 今シーズンのマラガの大躍進に貢献した選手のひとり、エリセウがイタリアのラツィオに移籍することが決まった。

 先日、ポルトガル代表でも代表デビューを果たした、エリセウ。今シーズン半ばくらいから移籍のうわさが耐えなくて、本人はそのたびに「マラガに満足している」って言ってたけど、ファンはみんなエリセウが移籍する気満々なのを知ってた。ポルトと密約があるとか、プレミアリーグに行くとか、そういう話が出る度にエリセウは試合への集中力を欠いて、シーズン前半に見せてくれたすばらしいプレーは影を潜めてしまった。彼が力強いドリブルでゴール前に駆け上がるところが大好きだったけど、シーズン後半はほとんどゴール前に駆け上がることもなくなっちゃったもんね。

 だからわたしもきっと出て行くんだろうな・・・ってずっと思ってた。いい意味でも悪い意味でも、自身の心境がプレーに出ちゃうんだよね、エリセウは。でもいい移籍先が決まってよかったね。
ラツィオでもがんばれ、エリセウ。

2009年6月19日金曜日

ようやく新監督が決定=フアン・ラモン・ムニス 



 リーガエスパニョーラの中で唯一監督が決まっていなかったマラガも、ようやく新監督をお披露目できることになった。といっても新監督は元マラガ監督のフアン・ラモン・ムニス氏なんだけど。
ムニス監督は今季ラシン・サンタンデールを率いていて、ラシンとの契約は来季が終わるまでだった。それで、ラシンとムニス監督の間で、契約解除の手続きに手間取ってしまい、今日までマラガは監督不在の状態が続いていた。
 多くのマラガファンの間では、今季1部昇格を果たしたヘレスの監督、ボケロン・エステバン氏をマラガの監督に!っていう声があったのにも関わらず(何しろこの監督の愛称“ボケロン”ってマラガCFの愛称から来ているし、マラガ出身で、マラガでプレーしていたしね)サンス会長は、ごり押しでムニス監督をラシンから引き抜いてしまった・・・
これにはラシンファンもすごく怒っていて←当然だよね。。。 マラガファンの中にも「無理してムニス氏を招へいしなくてもいいのに」っていう声が多かった。

 でもサンス会長はムニス監督がお気に入りだし、どうしても監督に迎え入れたかったみたい。写真を見ればわかるように、仲良しみたいだしね。ムニス監督も家族がサンタンデールの気候や雰囲気になじめないから・・・と言うことで、マラガに戻ってきたかったそうだしね。わたしはマラガからサンタンデールに引っ越したことないから分からないけど、家族がサンタンデールになじめなかった・・・っていうのは、わかるような気もするけど。マラガとサンタンデールじゃ南と北、両極端だもんね。

 とはいえ、なんとか監督も決まったし、ようやくマラガも来季に向けて始動だな。ムニス氏が戻ってくれば、アポーニョもへスス・ガメスもマラガに残ってくれるような気がするし。2人はムニス監督の下で、急成長を遂げた選手だから、ムニス監督のことはとっても尊敬しているということだし。

 新生マラガ、来季もがんばってね。

2009年6月12日金曜日

うれしいニュース シャビ・トーレス移籍第1号!!


 今季リーグ優勝を果たしたバルセロナは、チャンピオンズリーグ決勝のために主力を温存してリーグ戦を戦った。
そのときに1部リーグデビューを果たしたシャビ・トーレスがマラガに移籍することになった!
シャビ・トーレスはバルセロナの下部組織出身で、バルセロナのグアルディオラ監督の信頼も厚い選手。バルセロナBでは主将も務めていたからね。
そんなシャビ・トーレスがなぜにマラガに??と思うひとも多いはず!

 実は6月2日にマラガでチャリティー試合があった。そのチャリティー試合に、バルセロナの監督グアルディオラやマラガの会長フェルナンド・サンスも出場していたんだけど、そのときにペップとサンスの間で話し合いが持たれたんだって。サンスはペップに「もしボージャンをレンタル移籍させるならぜひうちに」って頼んだんだけど、ボージャンは今微妙な立場だから、レンタル移籍をするかどうかもわからない。そんな中、ペップがシャビ・トーレスはどうか?ってサンスに持ちかけたんだそう。サンスはまさかペップからこんな提案をしてもらえるなんて夢にも思っていなかったからびっくりしたみたいだけど、ペップはマラガを非常に評価していて、そんなチームだからこそ、大事なシャビ・トーレスを移籍させることにOKを出したんだよね。
ってことでとんとん拍子に話は進んで、今日12日、正式に移籍が発表された。4シーズンにわたる正式な契約だから、マラガがシャビ・トーレスにかける期待の高さがうかがい知れる。

 マラガはもともとレアル・マドリードとは良好な関係を築いていて、サンス会長になってからはアトレティコ・マドリードやヘタフェ、セビージャ、アルメリアとも良好な関係を築いている。最近ではビジャレアルとも選手育成に関して提携を発表したし、いろんなクラブと良好な関係を結んでいる。
今回のシャビ・トーレスの移籍で、バルセロナともパイプが出来たし、なんかうれしいね♪♪

 シャビ・トーレス、そのうち練習場に会いに行ってきます!

裏切りの代償 アントニオ・タピア監督


もう公式に発表されているから、知っている人も多いのだろうけれど、今シーズン、マラガを率いていたアントニオ・タピア監督が正式にベティスの監督に就任した。
 アントニオ・タピア監督はシーズン終了間際まで、「どこのクラブからもオファーはない」とか「フェルナンド・サンスには恩があるから、恩をあだで返すようなことは決してしない」と、1月にうわさになったベティスとの接触を否定し続けていた。
でも結局・・・タピア監督もゴイティアと同じように、後ろ足で砂をかける形でマラガを出て行くことになった。
タピア監督もゴイティアもマラガが契約更新を持ちかけた当初は、「マラガと契約更新できるのはうれしい」って言ってたのに。
でも1月にベティスから接触があったとたん、ふたりともしめし合わせていたかのように、無理難題をフェルナンド・サンスに要求しだした。ゴイティアはバルセロナのGKビクトル・バルデスと同額の年俸。タピア監督は今シーズンと同じ全メンバーが来シーズンもプレーすること。でもマラガにはお金がない。ゴイティアにバルデスと同額の年俸を払うことはできないし(っていうかバルデスはバルサのGKだよ??)全メンバーを引き止められるほどの資金もない。何人かの選手は売却しなくてはならないことは、タピア監督が一番わかっていたはずなのに。


 というわけで、多くのマラガファンはタピア監督に対してもゴイティアに対しても、そして卑怯なやり方でふたりを懐柔したベティスにもいい感情は持っていない。
そんなベティスは2部降格。それでもすでに契約を結んでいたタピア監督もゴイティアもベティスに行かざるおえない。
タピア監督は「2部から1部昇格をめざすような、やりがいのある仕事に就けてうれしい」って就任会見で言ってた。でもマラガでヨーロッパをめざすほうがどうみてもやりがいがあることは、誰の目から見てもわかる。スペインのスポーツ新聞はマルカもアスもタピア監督やゴイティア、ベティスのやり方に否定的だった。

 多くのファンに嫌な思いを残して去ったタピア監督とゴイティア。でもわたしは今シーズンのマラガの快進撃を支えたふたりのことは忘れない。ベティスは応援したくないけど(笑)ふたりのことは応援したいな。

2009年6月3日水曜日

マラガCFの将来のゴールキーパー


かつてマラガCFでもプレーをしていたGKハビエル・サンチェス・ブロトは、『Solo Porteros』(ソロ・ポルテロス)というGK専用のショップを経営している。
その彼のショップ主催のGKコンテストが開催されて、スペイン全土から4,500人以上のGKがこのコンテストに参加した。予選を経て、全国10箇所で行われた本選、そして最終戦を経て、優勝したのはギジェルモ・ウビエルナという無名のGKだった。
ギジェルモは24歳で、スペインが生んだハリウッド女優ペネロペ・クルスの出身地マドリード州アルコベンダスで3部リーグのGKをしている。

実はこのコンテストの優勝者には秘密の賞品があった。それはマラガCFと1年間契約を出来るというものだ。プロの選手としての契約ではないので試合に出ることはないけれど、マラガCFのトップチームの練習に参加できる上に、もしここで才能を認められれば、1年契約終了後はプロとして契約をし、マラガCFでデビューすることも可能なのだ。

今回のこの契約は、マラガファンの間では賛否両論だ。下部組織の選手を無視して、よそから無名の選手を連れてきたチームのやり方に納得いかないファンもいれば、コンテストという形で埋もれた才能を発掘するというやり方に賞賛するファンもいる。
わたし個人としては、うまいやり方だな・・・というのが感想。お金のないマラガならではのアイデアだと思う。これで下部組織の選手も触発されて、がんばってくれると思うし。←そうじゃなきゃプロじゃないしね。

何よりもコンテストの結果発表のとき、マラガCFと契約できると知ったギジェルモの笑顔に、素直に「おめでとう」って言いたい気持ちになった。

がんばれギジェルモ。