2011年6月28日火曜日

ホアキンの入団発表 人気の秘密





   27日20時からホアキンの入団発表が行われました。

  この日ラ・ロサレダには元スペイン代表として51試合に出場したアンダルシアの英雄を見ようと15,000人のファンが駆けつけました。

  入団発表に先駆け記者会見に応じたホアキンは今の気分を問われ、「初めておもちゃを買ってもらった子供のような気持ちだ」と高揚する気持ちを表現しました。またホアキンはマラガのお隣カディス県の出身のため、アンダルシアに戻ってこられたことにも大きな喜びを感じていることを明かしてくれました。「僕はアンダルシア南部出身だからアンダルシアに戻ってこられたことがうれしいよ。そして今の僕はマラガの選手だ」

さらにホアキンは、「僕ら選手たちはこれまで苦しんできたマラガのサポーターに喜びをプレゼントする義務がある」とプロとしての心構えを語ってくれました。


  会見の間中笑顔を絶やさなかったホアキンですが、その後の入団発表でもホアキンらしさを存分に発揮してくれました。笑顔でファンの声援に答えたホアキンは司会者からマイクを渡されるとその後はジョークを披露に始まり、闘牛士のマネとサービス精神旺盛で入団会見を盛り上げました。

そしてホアキンは今夏マラガは獲得した選手たちを「すばらしい選手たち」と形容した上で、「マラガ最高の選手たちはサポーターであるキミたちだ」とサポーターに最大の賛辞を送ってくれました。


  予定の時間をかなりオーバーする形でファンとのひと時を楽しんだホアキンは、最後の写真撮影でもサービス精神を発揮し様々なポーズを取ってくれました。ホアキンがピッチ内外で多くのファンを獲得してきたのは、ピッチでの全力のプレーもさることながら、ファンを喜ばせようとするサービス精神を持っているからなのだと思います。そのホアキン、入団発表を終えロッカールームに続く通路で涙をこぼしていたそうです。サポーターから受けた大歓迎に感激しての涙だったそうで、このエピソードもホアキンの人柄の良さがうかがい知れますよね。


誰からも愛されるホアキンの加入で、チームも笑いの絶えないものになってくれると思います。ちなみにホアキンの背番号は7番と決まっています。

2011年6月27日月曜日

トゥラランの入団発表 Viva el Málaga




6月24日、待ちに待ったジェレミー・トゥラランの入団発表が行われました。

奇しくもこの日はスペイン人にとって大切なサン・フアン(聖ヨハネ)の日で、マラガでも夜には様々なところで催しが行われることになっていました。そんな日にクラブ史上最高額となる1000万ユーロの移籍金で獲得したトゥラランの入団発表が行われることには賛否両論がありました。しかも時間も19時からと、それまで行われた入団発表よりも1時間前。それでも当日は8,000人近いファンがロサレダに駆けつけました。

入団発表に先駆けて行われた記者会見でトゥラランはスペイン語で「Viva el Málaga(万歳!マラガ)そして「ここにいられることに非常に満足している」と語りました。

そして入団発表の席でも、「僕はマラガでチャンピオンズリーグ優勝を果たすために移籍したんだ」と大きな夢を掲げてくれました。これまでのマラガは残留ですら難しい状況で、毎シーズン苦しみ続けました。だからこそトゥラランのこの発言はマラガのすべてのファンにとって、マラガが新たな1歩を踏み出したことを示すものになりました。

もちろんチャンピオンズリーグ優勝が夢の夢であること、強豪揃いのリーガ・エスパニョーラでは出場することすら難しいのは百も承知です。それでもCL優勝と言う大きな夢をトゥラランと一緒に見ることができるわたし達はものすごく幸せなんだと思います。

トゥララン、改めてマラガに来てくれてありがとう。


2011年6月25日土曜日

マラガCF、バレンシアからホアキン・サンチェスを獲得





  昨シーズン終了前からマラガへの移籍がささやかれていたバレンシアの元スペイン代表MFホアキン・サンチェスの移籍が正式に発表されました。ホアキンの移籍を巡ってはシーズン終了後からバレンシアとマラガの間で非常に微妙な駆け引きが続けられてきました。移籍交渉が難航した理由はバレンシアは2006年にベティスからホアキンを同クラブ最高額となる2500万ユーロという移籍金で獲得していましたが、未だにベティスに対し、500万ユーロを支払わなければならない状態だったため、少しでも移籍金を引き上げたいバレンシアがマラガのオファーに首を縦にふらなかったからでした。

でも結局バレンシアは400万ユーロの移籍金+出来高払いで170万ユーロを受け取ることでホアキンの移籍を容認することになりました。

  一方当のホアキン自身はすでに2週間ほど前にマラガ移籍を希望していることを公言していましたし、堂々とマラガ入りをし、マラガの幹部らと食事をする姿がメディアに報じられていました。昨シーズンの第1節で、マラガ相手に2ゴールをマークしたホアキン。この試合を観戦したマラガのオーナーであるアル・サーニー会長はホアキンに惚れ込んだと言われています。

  わたしも2002年の日韓ワールドカップでホアキンを観て以来、ホアキンのことはいつもいつも注目していました。2002年の頃に比べればホアキンもそしてわたし自身も歳をとりましたが、それでもスペインに住む前からあこがれていた選手が大好きなマラガの選手になることは本当に感慨深いです。

そのホアキン、マラガとの契約は3シーズン+1シーズンのオプション付きとなっています。入団発表は27日に行われることになっています。

 

  

2011年6月22日水曜日

マラガCFの若きエース、サロモン・ロンドン


昨シーズン、マラガCFでチーム最多得点王となったホセ・サロモン・ロンドンは、若干見た目が怖いけれど実際は非常にシャイな21歳の青年です。母国ベネズエラ代表としても活躍しているロンドンですが、ベネズエラでは1、2を争う知名度を誇る選手でもあります。

ロンドンは昨シーズンの開幕からマラガの指揮を取っていたジェズアルド・フェレイラ監督がほれ込んで2部のラス・パルマスから350万ユーロという金額でマラガに移籍しました。ロンドンはまだ21歳と若いこともあり、時にはワンマンなプレーも目立ちますがゴールへの執念が強く190cmの長身を生かしたヘディングを得意としています。冬の移籍市場でバチスタが加入して以降は、ひとりよがりのプレーが減り、ゴール前でチームメートに的確なパスを出すようになったことで、チームの得点力アップに貢献してくれました。

  そんなロンドンには今夏の移籍市場でエースのセルヒオ・アグエロ放出がうわさされているアトレティコ・マドリードが1500万ユーロのオファーを出すなど、獲得を狙っているクラブも多いと言われています。それでもマラガはまだ若いロンドンをじっくりとマラガのエースに育てあげたいとの気持ちからアトレティコのオファーはあっさりと却下しています。そのロンドン、ベテランのファン・ニステルローイの加入で彼から多くのことを吸収できるのでは?と期待されています。

マラガは休暇明けにもさっそくロンドンの契約内容を見直すことを正式に発表しています。そしてロンドンはマラガが今夏、契約内容を見直す唯一の選手となっています。マラガはまず2014年までとなっている契約期間の延長、そして現在2000万ユーロに設定されている契約解除の違約金を2500万から3000万ユーロほどにひきあげたいと考えているようです。ちなみにロンドンの代理人はバレンシアのスペイン代表MFフアン・マタのお父さんだったりします。

昨シーズンもわたしたちを楽しませてくれたロンドンですが、今シーズンは昨シーズン以上の活躍をしてくれることが期待されています。マラガのエースとして、ロンドンが一回りも二周りも成長できるシーズンになるといいですね。

2011年6月17日金曜日

マタイセンのインタビュー 


  マラガへの移籍が決まったヨリス・マタイセンがクラブの公式サイト上でインタビューに応じています。

この中でマタイセンはリーガ・エスパニョーラについて、「世界最高のリーグ」と語っています。

また移籍を決意した理由に、マラガのプロジェクトに魅了されたことを明かしています。

マタイセンはまた、ハンブルガーSVでもチームメートだったルート・ファン・ニステルローイとも何度か話をし、その中でニステルローイがマラガというクラブ、そのプロジェクト、そしてマラガという街を非常に気に入ったから、マラガ加入を決意したと聞いたそうです。その話の中で最後にニステルローイは、「キミ自身がここに来てその目で確かめてみるべきだ。マラガで待っている」と言ったそうです。

ニステルローイと話をした後、実際にマラガ入りしたマタイセンは、「今日ここに来たばかりだけど、ここの人々にもクラブの偉大なプロジェクトにも非常に感動した」と語っています。


そんなマタイセンですが、自分自身について話すことは得意ではないようで、「僕がどういう守備をし、どういう人間かを語るのは難しい。ただひとつ言えることは僕が日々全力を尽くすということだけだ」と述べています。マタイセンのポジションはヴェリグトンと同じ左センターバックですから、ヴェリグトンがチームに残留した場合(ヴェリグトンには複数のクラブが関心を寄せています)、ポジション争いのライバルになるとみられています。

マラガで新しい生活をスタートさせるマタイセンですが、18日に結婚式を行うことになっており、その後は新婚旅行に出かけるそうです。マラガでの新スタートが彼にとって新婚生活のスタートにもなるのですね。マタイセンにとってマラガでの生活が幸多いものになることを願っています。


ようやく!待っていましたトゥララン


  17日、ようやくクラブの公式サイト上でオリンピック・リヨンのフランス代表MFジェレミー・トゥラランの移籍が発表されました。トゥラランの移籍の話が出たのは今月の初めでした。話が出た当初は「トゥラランがマラガに?」と半信半疑でしたが、4日にトゥラランがマラガ入りをしたことで話が一気にまとまると期待が高まりました。でもリヨン側と移籍金の折り合いが付かず交渉が難航していたようで・・・本当に今日まで首を長~くして待っていました。やっとです。

  移籍金は報道によると1000万ユーロ。これまでのクラブ史上最高額はモンレアルの600万ユーロでしたが、その金額をあっさりと更新しました。とはいえトゥララン獲得は必ずやクラブにとってプラスになることでしょう♪

また契約期間は4シーズンになります。現在トゥラランは27歳ですから年齢的にもいい時期にマラガに来てくれたのだと思います。

  トゥラランはおそらくアポーニョとともにボランチに入ることになるのだと思いますが、ここの中盤とセンターバックの2選手(マタイセンとデミチェリス)は気の強い選手ばかりですね。特にアポーニョとトゥララン、この二人のやり取り、シーズン前から気になります。これもまた試合観戦の楽しみのひとつになりそうです()

2011年6月16日木曜日

オランダ代表マタイセンがマラガに移籍


  15日に入団発表を行ったモンレアルに続き、マラガ入りが秒読み段階となっているのが、ハンブルガーSVのオランダ代表DFヨリス・マタイセンです。(ハンブルガーではファン・ニステルローイのチームメートでもありました)

  マタイセンは本日16日に代理人、恋人と一緒にマラガ入りを果たしており、ファン・ニステルローイに続くオランダの選手の加入となります。(上記の写真はマラガ入りしたマタイセンです:写真左)なんでもマタイセン、この写真の恋人と18日に結婚するそうで、マラガでメディカルチェック、契約を交わした後、オランダに戻って結婚式をあげるそうです。ということで入団発表は7月までもちこされることになります。

  現在31歳のマタイセンですが、マラガとの契約は2年+1年の延長オプション付きとのことで、デミチェリス同様ベテランセンターバックの加入で守備の安定化を図ることになります。

ウィキによるとなんでもロングスローが得意なんだそうで、昨シーズンのマラガはロングスローがダメダメでしたから彼の加入は心強いです。

  派手さのある選手ではありませんが、オランダ代表でもハンブルガーでもチームの信頼を勝ち得てきた選手ですから、マラガにいい影響を与えてくれることでしょう!

2011年6月15日水曜日

“有限実行”のスター降臨


  かつてレアル・マドリードで活躍し、ブラジル代表としてもゴールをあげてきたジュリオ・バチスタ。そのバチスタがマラガに移籍したのは2011年1月のことでした。

  多くのファンの歓迎を受け、第20節のバレンシア戦では4-3と敗れこそしたものの、健在ぶりを知らしめたバチスタでしたが、第23節のヘタフェ戦で膝の半月板を損傷してしまい第32節のマジョルカ戦で復帰するまで実に2ヶ月を有することになりました。

  それでもバチスタは復帰戦となったマジョルカ戦で2ゴールをマークしチームの勝利に大貢献。マジョルカ戦からじつに5試合で7ゴールをあげる大活躍をみせてくれました。

ホームで行われる試合ではいつもバチスタの応援歌が大合唱され、一気にマラガのスーパースターへと登りつめたバチスタですが、ローマから移籍当初はメディアの心無い報道で、「すでに終わった選手」などと揶揄されたこともありました。だけどバチスタは入団発表で「8~10ゴールをマークする」と公言した通り、わずか11試合の出場で9ゴールをマークしてみせました。

  LFP(スペインプロリーグ機構)が発表した2010-11シーズンの冬の移籍市場で最も活躍した選手にも選ばれたバチスタ。そのバチスタはスペインのプント・ラジオのインタビューで、「もしレアル・マドリードから復帰しないか?と言われたらどうする?」との問いに、「マラガから離れるつもりはない。僕はここで非常に満足しているからね」と断言しています。

来シーズンのバチスタもロンドン、そしてファン・ニステルローイと共にたくさんのゴールで私たちを喜ばせてくれることでしょう。

マルティン・デミチェリスという男



  

  2010-11シーズンの冬の移籍市場でマラガにやってきた“ミーチョ”ことマルティン・デミチェリスは、母国アルゼンチン代表としても活躍し、バイエルン・ミュンヘン時代にはブンデスリーガ優勝4回など数々の栄誉を勝ち得てきた選手です。

  そのデミチェリス、マラガに加入後、最初の公式戦(リーガ第18節のアスレティック・ビルバオ戦)でゴールをあげファンの心をがっちりと掴みました。だけど、ミーチョのすばらしいところは先制点をあげ喜びに沸くチームメートたちに対し、「時間はまだある。しっかり気を引き締めろ!」とゲキを飛ばし選手たちをそれぞれのポジションにつかせたことでした。

この日のミーチョをみてから、わたしはすっかり“ミーチョ”ファンになりました。

  またこんな話も報道されました。それは第26節のレアル・マドリード戦で7-0と大敗を喫し、ホームのファンの前で必勝が義務となっていたはずのチームが翌27節のオサスナ戦を0-1で落とした後のことです。ア ウエーでの試合となった第28節のレアル・ソシエダ戦。この試合で初めてペジェグリーニ監督はトップチーム所属全選手と下部組織の選手3名を招集し敵地へ と乗り込みました。移動の飛行機の中で、「まるでチャンピオンズリーグの試合みたいだな」と浮かれるチームメートに対し、デミチェリスは「この中でチャン ピオンズでプレーしたことのある選手はいるか?」と問いました。静まり返った機内で、「オレはチャンピオンズでプレーしたことがある。確かにチャンピオン ズは非常に大事な試合だ。だが今のオレたちにとってのチャンピオンズは明日のレアル・ソシエダ戦だ」とデミチェリスは力強く言い放ったそうです。(このと き、デミチェリス同様チャンピオンズリーグでのプレー経験があるバチスタは、膝のリハビリでブラジルに滞在していました)

その結果、チームはひとつにまとまりレアル・ソシエダ戦を0-2で勝利することができました。デミチェリスがチームにもたらしたものは安定した守備だけではなく、チームの団結力、プロ精神だったのだろうと私は思っています。

マラガが冬の移籍市場で獲得した選手の中で何かと注目を浴びるバチスタとは違い、縁の下の力持ちとしてチームを支えるデミチェリス。そのデミチェリスはマラガが1部残留を果たしたことで晴れてマラガの一員となりました(冬の移籍市場では買取オプション付きのレンタル移籍で、このオプションはマラガは1部残留を果たすことで行使されることになっていました)

来シーズンもマラガの影のリーダーとして、デミチェリスから目が離せなそうです!



2011年6月14日火曜日

2011-12シーズン、補強リスト


 ファン・ニステルローイの入団発表が行われてから早2週間が経過しようとしています。 新シーズンに向け着々と補強を進めるマラガですが、来シーズンはわたしの大好きな選手がマラガの一員となるようです。  
その選手はオリンピック・リヨンのフランス代表MFジェレミー・トゥラランです。わたしはサッカーに関しては素人ですが、トゥラランのような守備的MFというのは非常に難しいポジションで、いい人材をみつけるのは難しいと言われています。
 
マラガがトゥララン獲得を狙っているとの報道が出てから、すでに何週間か経過しており、わたしを含めファンは首を長くしてトゥラランの到着を待っています。
トゥララン自身とはすでに合意に達しているので、後は移籍金の問題がクリアすればトゥラランも晴れてマラガの一員です。そのトゥラランはすでに今月4日、5日とマラガに滞在し、すっかりマラガを気に入ったそうで、本人もマラガ入りを楽しみにしているそうです。←情報によると、トゥラランの奥様がすっかりマラガを気に入ったそうで、奥様の強い意向もありトゥラランはマラが入りを決意したようですよ。

2011年6月12日日曜日

懸案だった左サイドバックを獲得


 冬の移籍市場で左サイドバック獲得に乗り出したマラガでしたが、獲得直前までこぎつけていたスポルティング・ヒホンのホセ・アンヘル獲得が失敗に終わったことで、シーズン後半は左サイドウイングのエリセウが左サイドバックを務めていました。(※獲得が失敗に終わった原因は当初300万ユーロでまとまっていたオファー金額を、スポルティングが最終段階で350万ユーロに引き上げたことでした)
とはいえエリセウは非常に足の速い選手で、攻撃要員としては非常に優秀な選手なのですが、守備に関しては若干不安の残るプレーで、シーズン終了とともにマラガは再びホセ・アンヘル獲得に乗り出しました。

 そんな矢先・・・なんとバルセロナがホセ・アンヘル獲得か?というニュースが、チャンピオンズリーグ決勝前に飛び出しました。この時点でマラガはすでにスポルティング側に350万ユーロのオファーを提示していましたが、メディアのニュースではバルセロナは400万ユーロのオファーを出したというではありませんか!そんなこんなでホセ・アンヘルはバルセロナ移籍まで後1歩と迫っていたわけですが、CL終了後に行われたバルセロナとスポルティングとの交渉は、ふたを開けてみれば報道とはずいぶんかけ離れたものでした。バルセロナ側がスポルティングに提示したオファーの額は300万ユーロにも満たず当然交渉は決裂。
スポルティングの誠意のない対応に嫌気がさしていたマラガは、ターゲットをオサスナのモンレアルにシフトチェンジ。モンレアル獲得にはコエントランのレアル・マドリードへの放出が噂されているポルトガルのベンフィカが興味を示しているという報道もありましたが、マラガが一歩先に交渉を行い合意に達することができました。というのもモンレアルの契約解除の違約金は800万ユーロ、それに対しマラガは600万ユーロのオファーを提示したことで交渉が非常にスムーズに進んだわけです。
正式発表は13日以降になりますが、とりあえず懸案だった左サイドバック獲得を終えたことで一安心と言ったところでしょうか。とはいえスポルティングの不誠実な対応の犠牲になってしまったのは冬の移籍市場の時点からマラガ行きを望み公言していたホセ・アンヘルです。なんだかかわいそうですね。

 現時点ではクラブ史上最高金額での移籍となるモンレアルですが、今夏の移籍市場ではモンレアルを超える移籍金の選手が続々とマラガに集結しそうな勢いですよ。

ファン・ニステルローイとユネスコ



6月1日に発表されたユネスコとマラガCFの業務提携。
来シーズンから4年間に渡り、マラガのユニフォームにはユネスコのロゴが入ることになります。
ユネスコはご存知のように営利目的の団体ではないのでスポンサーとは違いますが、ユニフォームに世界的な慈善団体の名前が入ることは素晴らしいことだと思います。
 またこのユネスコとマラガの業務提携の席で、元レアル・マドリードの“ファン・ゴール”こと、ルート・ファン・ニステルローイのマラガ加入が発表されました。
来月には35歳を迎えるニステルローイが、引退前の最後の地にマラガを選んでくれたことに、マラガファンとして、そして1サッカーファンとして感動しています。
 2日に行われたニステルローイの入団発表には、平日にもかかわらずク ラブ史上初となる15,000人ものファンが駆けつけました。ニステルローイは入団発表後に自身のツイッターで、「今日の入団発表は非常に感動した。あり がとう」とつづっており、ニステルローイにとっても、ファンにとっても忘れられない日となりました。

2010-11シーズン総評


 リーガが終わり、早1ヶ月が過ぎようとしています。
シーズン中は、マラガ以外の試合も観戦することから、なかなかブログを更新する時間がなく・・・
放置状態が続いておりました。

 2010-11シーズンのマラガは降格圏内に沈んでいることが多かったですが、ペジェグリーニ監督の目指すサッカーが選手たちに浸透した終盤は、クラブ史上初めてとなる5連勝を飾るなど好調を維持し、シーズンを11位で終えることになりました。
 これはひとえにペジェグリーニ監督が忍耐強くチームを指導したこと、冬の移籍市場で獲得したバチスタ、デミチェリス、そしてウィリー・カバジェロがチームの結束力を高めてくれたことにあると思います。
 最終節のバルセロナ戦では、すでに残留を決めていたマラガは、チームが負けているにもかかわらず、ファンも選手もお祭り騒ぎでした。昨シーズン、最後の最後まで苦しみながら残留を決めたことを考えると、それは夢のようなひと時でした。

 というわけで、マラガはすでに来シーズンに向け、着々と補強を進めております。
来シーズンはさらに上を目指せるチームとなることを祈りつつ・・・
 今シーズンもサッカーを観戦する喜びを与えてくれたマラガに感謝です。