2011年8月29日月曜日

マラガCF、開幕戦でセビージャにまさかの敗戦


昨日28日に行われたリーガ・エスパニョーラ第2節のセビージャ戦は、第1節がストのため延期となったことから実質的な開幕戦となりました。

マラガが開幕戦をアウエーで迎えるのは本当に久しぶりのことで、わたしは試合が始まる前からなんとなく変な気分でした。


 さて肝心の試合ですが、マラガはセビージャに2-1で負けてしまいました。とにかく昨日の試合はひどかったです。唯一いいプレーをしていたのはトゥラランくらいで、後はグダグダでした。マラガのゴールとなったカソルラの直接FKはすばらしいゴールでしたけど。

まずセンターバックの2人。最初の失点(ちなみにこの失点でネグレドはオフサイドでした)が開始早々だったこともありますが、それにしてもリラックスし過ぎていました。最初の失点後も唯一のFWであるネグレドをフリーにする場面が多々あり、ハラハラし通しでした。

そしてサイドバックのガメスとエリセウも前線のホアキン、カソルラとの連携が悪く、特にガメスはパスミスも目立ちました。それからアポーニョとロンドンは全くいいところなしでした。アポーニョは前線へのスペースを生かしたロングパスが持ち味ですが、ミスというより周りが見えていないのか、どうでもいいところにパスを出したりと散々でした。ロンドンもまだまだ調整不足が否めませんでした。というよりなんでロンドンを起用したんでしょうかね・・・後半からはロンドンに代えセバス・フェルナンデスがピッチに入りましたが、2点ビハインドの場面でゴールを決められないセバを入れるくらいならゴールも決められ、スピードもあるブオナノッテを起用してほしかったです。ニステルローイについては、ゴール前にボールが来なければゴールが決められないのは仕方がないので、特にひどかったということもありませんでした。後、ホアキンとカソルラですが、カソルラはやっぱりチームがイマイチの中でもよかったと思いますが、ホアキンは足が止まってしまう場面が多く、彼の良さがちっとも生きていませんでした。まあホアキンは昨シーズンもバレンシアでいい試合と悪い試合の差がはっきりとしていたので、昨日は悪い試合の日だったということであきらめます。


と、まあいろいろ思うところはありますが、今週末は代表戦のためにリーガはお休みなので、第3節のグラナダ戦までに調整を行う時間は十分に残されています。まだリーグ戦で消化した試合は1試合だけですし、ここでつまずいてくれたほうが、後々のためによかったと思うほかないですよね。大切なのはシーズン終了時のマラガがどうかであって、シーズン出だしの今、判断を下すことはできませんから。

そのマラガはデミチェリス、マタイセン、カソルラ、エリセウ、セバス・フェルナンデス、ロンドン、イスコ、レシオがそれぞれの代表に招集されていますが、9月1日にはバレンシア、ビジャレアルとの親善試合も控えています。この親善試合は5月に地震があったムルシア州ロルカを支援するためのもので、試合形式についての詳細はわかっていませんが、おそらく45分ずつバレンシア、ビジャレアルと対戦することなるトライアングル方式になると思われます。


というわけで、なんとも後味の悪いアンダルシアダービーでしたが、第21節のロサレダでの対戦ではセビージャにきっちりと借りを返してほしいものです。



2011年8月25日木曜日

マラガCFの近況 その19


 今週末のリーガ開催がようやく決まりました。第1節の試合は、第20節の行われる1月22日にずれ、第20節が来年5月2日の水曜日開催となるようです。第20節はカンプ・ノウでのバルセロナ戦なので、水曜開催はきついですが、まあ仕方がないですね。

 さて今日入ってきたニュースですが、筋肉負荷を抱えるバチスタは週末のセビージャ戦を欠場する模様です。代わりはロンドン、ブオナノッテ、セバス・フェルナンデス、あるいはイスコになるのでは?と思われます。
またマラガの地元紙『スル』によると、バレンシアに2シーズンにわたりレンタル移籍することになっているセルヒオ・カナレスですが、当初代理人はマラガに獲得打診をしていたそうです。しかしスポーツディレクターのアントニオ・フェルナンデス氏とぺジェグリーニ監督は、当初からサンティ・カソルラ獲得を目指していたことから、カナレスの獲得を拒否しています。この拒否から10日後、カナレスのバレンシアへのレンタル移籍が決まっています。この判断が吉と出るか凶と出るかはリーガが開幕してみないと分かりませんが、当初からカソルラ獲得を熱望していたぺジェグリーニ監督の望みが叶ったことはうれしいですね。

 それからこの記事の写真の通り、ラ・ロサレダの得点が表示される電光掲示板の裏側にユネスコの広告が登場することになりました。リーガのチームの多くがスポンサーがなく、ユニフォームの前面が空白となっている中、マラガはユネスコに対し年間150万ユーロを寄付するという逆スポンサー作戦で、ユネスコのロゴを使用しています。アル・タニ会長のマラガを大きくしたいという気持ちがユニフォームにも表れていますよね。



 

マラガCFに関するニュースについて


  今週末に控えたセビージャとのアンダルシア・ダービーですが、未だに開催されるのか分からない状態が続いています。今週末にリーガが開催されないと、来週は代表ウィークでもともとリーガがお休みなので、マラガの試合が観られるのはずいぶん先になってしまいます。なんとかストライキが回避されることを願ってやみません。

さて最近のマラガですが、ひざの半月板を痛め、浮腫のために復帰が遅れているヴェリグトンが、ブラジル入りをしています。これは昨シーズン、同じくひざの半月板を痛め、ブラジルで手術を受けたバチスタと同じ医師の診察を受けるためということです。バチスタはひざの手術後、5試合で7ゴールをあげる大活躍をしていますから、ヴェリグトンもバチスタ同様に復帰後に大活躍をしてくれるかもしれません。

また日本でもニュースにも出ていたので知っている人も多いかと思いますが、カソルラが、スペイン・スーパーカップ後に、「スペイン代表の状態が限界にきている」と発言した件ですが、これについて、カソルラ自身がマラガの公式サイト上で、「そんなことは言っていない」と否定をしています。これはスペインだけに限ったことではありませんが、信用できるニュースを入手するのは難しいですよね。例えば少し前に某サイトの日本語版に、マラガの会長のスペイン紙『アス』によるインタビュー記事が出ました。その中でアル・タニ会長は、「ラウールやエトー、スナイデルも獲得寸前までいった」と語ったとされています。しかしこのインタビューはそもそもスペインの『アス』紙が行ったものではなく、会長の母国であるカタールの日刊紙が行ったインタビューで、それは『アス』にもしっかりと記載されています。また『アス』によると、会長は「ラウール、エトー、スナイデルもマラガのプロジェクトに興味を示してくれたが、われわれは自分たちのプランに従って補強を行っていたため、獲得には至らなかった」と語っています。

獲得寸前というのと、もともと獲得しようとしなかったというのとでは意味が違いますよね?

今回これについてブログで記事にしたのは、日本在住の方から、「獲得寸前までいっていたスナイデルをなぜ獲得しなかったのか?」と問い合わせのメールをいただいたからです。

わたしの知っている限り、日本語でマラガについてのニュースを発信しているブログやサイトはそれほどありません。日本にどれくらいマラガに興味を持ってくれているひとがいるのか、わたしにはわかりません。ただわたしは大好きなマラガのニュースが、日本に誤解されて届くことが悲しいので、このブログでは信頼できるニュースだけを扱うようにしています。わたしはプロの記者ではありませんが、マラガについて日々情報を収集しています。これはわたしの趣味であり、ライフワークにもなっています。そして日本で少しでもマラガが話題になることを願っています。

2011年8月21日日曜日

マラガCFの近況 その18


  本当だったら昨日20日から開幕するはずだったリーガ・エスパニョーラですが、ストライキのために開幕が延期になりました。本来ならマラガは今日21日、ホームでバルセロナと対戦することになっていました。
毎年のことですが、開幕直後のバルセロナは調子が悪いことが多く、しかもスペイン・スーパーカップのエル・クラシコの後だったので、“もしかしたら今シーズンはバルセロナに勝てるかも?”とあわい期待をしていたのですが・・・
  

  正直、今回のストライキで今後どのようなツケを払わされることになるのか未知数ですね。スペインサッカー選手協会(AFE)は、19日(金曜日)のお昼から、22日(月曜日)いっぱい4日間をストライキと決めていますが、多くのチームは練習を通常通り、あるいは回数を減らして行なっています。来週チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグのプレーオフが行なわれるチームが練習を休むわけにはいかないという理屈は分かりますが、それでもリーガをストライキするのなら、練習もストライキにすべきだとスペインのリーガファンの多くは考えています。またプレーオフ出場がないチームですら練習を行なったり、バルセロナに至っては22日にジョアン・ガンペール杯でナポリと親善試合を行なうことになっています。選手会のストライキを無視して親善試合・・・

そもそも今回のストライキを率先して行なうと決めたバルセロナやレアル・マドリードに所属するスペイン代表選手たちが、ストの期間中に親善試合や練習を行なうのは、偽善者以外の何者でもないと思ってしまうわけです。そんなことならリーガを通常通りやってくれよ!と。
ちなみにマラガは選手会の通達通り、19日の午後から22日いっぱいは練習もお休み=ストに入っています。マラガのように選手会の通達通りにストを行なうチームは、片手に足りるほどしかありません。 マラガは今日行なわれる予定となっていたバルセロナ戦に照準を合わせ調整を行なっていただけに、この4日間のストが今後どのように影響するのかちょっと心配です。それでも偽善者になるよりは、マラガのやり方は不器用ですが好感が持てます。   

  さて話題は変わりますが、目下人員整理に負われるマラガは、昨日フェルナンドとロザーリオとの契約解除を行ないました。彼らがこの後どこでプレーすることになるのかはまだわかっていませんが、マラガの下部組織出身で苦しいときにマラガを支えてくれたフェルナンドと、選手としてはプレーの質もそこそこだったのに、体調管理がイマイチで故障ばかり繰り返していたロザーリオのこれからの幸運を願っています。
  

  それから昨日からようやく今シーズンのユニフォームが売り出されました!昨日のマラガは40度近くまで気温があがり、しかも湿気がありましたが、多くのファンがユニフォームを購入するためにオフィシャルショップに列を作りました。ショップ側は相変わらず手際が悪く、売り切れになったサイズについてアナウンスするわけでもなかったので、ようやくショップに入ったときにはXXLしか残されていなかったというファンも大勢いたようですが・・・まあこれはマラガなんで仕方がないですね(苦笑)
  

  また幹部のひとりであるホセ・カルロス・ペレス氏が、「移籍市場が閉まるまでに新たなボールが入る可能性も残されている」と微妙な発言を行なっています。チームはすでに完成されているように思えますが、移籍市場が閉まるまでは時間も残されていますので、期待せずに待ってみたいと思います(笑)

2011年8月18日木曜日

リーガ開幕延期の可能性


昨日17日に行われたスペインサッカー選手協会(AFE)とスペインプロリーグ機構(LFP)の会合で、今週末に開幕予定となっているリーガがストライキのために延期となることが確実となってきました。このストライキは一部のクラブによる選手への給与未払い問題に端を発したものではありますが、リーガ・エスパニョーラの抱える問題は、給与未払い以外にも非常に根の深いものとなっていて、簡単に問題が解決するとは思えません。

例えば、リーガの1部のクラブの中には、日本の会社更生法に当たる倒産法を適応したクラブがいくつかあります。この倒産法を適用したクラブは、他のクラブから獲得した選手の移籍金などの支払いを免れるというむちゃくちゃなシステムがあります。これでは売った側にとっては踏んだり蹴ったりですよね・・・(昨シーズン降格が決まったデポルティーボはサラゴサにラフィタを売却していますが、移籍金が支払われず、そのことでシーズン終了後にもめていました)。また中にはこのシステムを悪用し、今夏には800万ユーロを投じてGKを獲得したチームもあります。

マラガのファンの方の中にはご存知のひとも多いかと思いますが、マラガもアル・タニ会長がクラブを買収する数年前に、この倒産法を適用しています。ちょうどマラガが2部に降格した年です。しかしその後マラガは補強にお金を掛けず、経営を健全化することで危機を乗り切りました。だからフェルナンド・サンス会長時代にはお金がなかったわけです。

今回のストライキが給与未払いから来るものだということは理解できます。選手たちは給与を受け取る権利があるわけですし。だけどストライキで最も影響を受けるのは、試合を心待ちにしているファンだと思うのです。

スペインサッカーのファンの気持ちを無視したやり方は、どうしても理解できません。例えばテレビの放映料のためだけに、今シーズンから日曜日の試合の中に12時、16時にキックオフするものがあるのも理解に苦しみます。そしてもっと理解できないのは、この12時キックオフの試合の中に、バルセロナとレアル・マドリードは含まれないということです。テレビの放映権だけを見れば、バルセロナやレアル・マドリードを放送したほうが視聴率が取れることは分かりきっているはずなのに、彼らは12時からの試合をしなくてもいいわけです。

またそのテレビの放映料についても、この2チームはリーガ全体の放映料の80%を得ており、残りの20%を残りの18チームで分ける形となっています。バルセロナとレアル・マドリードがリーガ・エスパニョーラ看板クラブであることは分かります。でも残りの18チームがあるからこそ、リーガは成立するわけで、ここまであからさまで不平等な分配は、他のヨーロッパのリーグでは見られないことです。

明日19日にもう一度AFEとLFPの会合が行われることになっていますが、ストライキ回避は難しいと言われています。出来ることなら最後の最後にリーガが日程通りに行われることになってほしいのですが・・・

2011年8月14日日曜日

マラガCF、ペニャロールに4-0で快勝!


 13日に行なわれたプレシーズン最後の試合であり、マラガCFのオフィシャルプレゼン試合(コスタ・デル・ソル杯)は、マラガがペニャロールに4-0で勝利しました。

 この日はマラガのフェリア(夏祭り)の初日ということもあり観客の入りは半分程度でしたが、見ごたえのある本当にいい試合でした。会長、副会長はラマダン中なので姿を見せませんでしたが、イエロGMやアントニオ・バンデラスの姿も見られました。

 試合の前には今シーズンのチームの紹介が行なわれ、現在U-20ワールドカップに参戦中のイスコとレシオを除く選手全員と、監督、コーチ陣がファンに挨拶を行ないました。
ひときわ大きな歓声と拍手を受けたのは、トゥララン、ファン・ニステルローイ、サンティ・カソルラ、バチスタの4選手でしたが、誰よりも大きな声援を受けたのはペジェグリーニ監督でした。ペジェグリーニ監督が指揮を取るからこそ今のマラガがあるのですから、当然と言えば当然ですよね。

 さて試合は、カバジェロ、ガメス、デミチェリス、マタイセン、エリセウ、トゥララン、アポーニョ、ホアキン、バチスタ、カソルラ、ニステルローイの布陣でスタートしました。おそらくこれが今シーズンのスタメンなんでしょうかね。
この日の試合はどの選手も文句のつけようのないすばらしい試合でした。カバジェロは相変わらずGKとしてしっかりゴールを守ってくれましたし、デミチェリス、マタイセンのセンターバックコンビもうまくボールをカットしたり、かなりよかったです。サイドバックのガメス、エリセウも攻撃に参加しつつ、守備も完ぺきでした。そしてボランチのトゥラランとアポーニョは、トゥラランが守備に貢献しつつパスを配給、アポーニョは前線へロングパスを送ったり、攻撃に参加したりと、この2人の息もぴったりでした。
ホアキン、カソルラもサイド突破や中央への切り込み、相手ゴール前で敵を拡散したりと、多彩な攻撃を見せてくれました。そしてバチスタとニステルローイは言うことないです。2人のコンビネーションもいいですし、確実にゴールを決められるFWですから、この2人は相手チームにとって脅威になるのではないでしょうか。

 そして途中出場した選手もそれぞれよかったです。セバスティアン・フェルナンデスもこの試合では非常に冷静に1対1の場面で決めてくれましたし、スピードもあり、カウンター攻撃にはうってつけの選手だと思います。それからブオナノッテも小柄ながらパワーとスピードを兼ね備えていますし、ドゥダ、セルヒオ・サンチェス、カマーチョも良かったです。マレスカはおそらく昨年同様、勝っているときの試合のスーパーサブになるのかな?という気がしますが、トゥララン、アポーニョが抜けた後のチームにリズムをもたらす選手として、やっぱりチームに必要な選手なんだろうな・・・と思います。ロンドンについては、チーム合流が遅かったですし調整不足かな?とも思いますが、悪くはなかったです。惜しい場面もありましたし、後は昨シーズンの感覚さえ戻れば今シーズンもたくさんゴールを決められるのではないかと思います。

 相手チームとなったペニャロールですが、決して手を抜いていたわけではないと思います。結構当たりも強かったですし、そのせいであわや乱闘?という場面もありました。というかアポーニョは実際、相手選手に平手打ちを入れていました(笑)。アポーニョも公式戦ではこういうことは控えてもらわないと困りますが・・・

 肝心のゴールですが、ニステルローイが2ゴール、バチスタ、セバスティアン・フェルナンデスが決めています。どのゴールも今シーズンのマラガが多彩な攻撃を行なえることを物語るものでよかったです。

 リーグ戦まで残り1週間。開幕に向け期待感の高まる試合内容で大満足でした。

2011年8月13日土曜日

マラガCFの近況 その17


  昨日12日にフェルナンド・イエロ氏のゼネラルマネージャー(GM)就任会見が行なわれました。 イエロGMは、出身地であるマラガのクラブで働ける機会を得たことを非常に喜んでいると話していました。選手時代はマラガからのオファーを断ったこともあり、一度もマラガでプレーしたことがなかったイエロ氏ですが、ようやく地元のクラブとつながりを持つことができたことは、彼自身だけでなくマラガにとっても大きなプラスとなることでしょう。マラガのファンの中には、選手時代にオファーを断ったイエロ氏を快く思わないファンもいますが、大切なことは今は彼がマラガのために尽くそうとしていることだと思います。そのイエロ氏とマラガの契約は4シーズンとなっています。
イエロ氏はレアル・マドリード時代、個性の強い選手たちを主将としてまとめあげた偉大な選手でしたから、マラガでもその力を思う存分発揮してほしいですね。   

  そして今日13日は、待ちに待ったオフィシャルプレゼン試合(コスタ・デル・ソル杯)が行なわれます。試合は21時30分(スペイン時間)からですが、20時から今夏加入した選手のお披露目が改めて行なわれます。対戦相手はコパ・リベルタドーレス準優勝のウルグアイの強豪ペニャロールです。激しいサッカーで知られるチームだけに、リーガ開幕まで1週間という時期に、選手たちがケガをしないか心配です。

この試合に招集されたのは、カバジェロ、ルベン、ガメス、デミチェリス、マタイセン、セルヒオ・サンチェス、エリセウ、アポーニョ、マレスカ、カマーチョ、トゥララン、ホアキン、ブオナノッテ、バチスタ、ドゥダ、カソルラ、ファン・ニステルローイ、セバスティアン・フェルナンデス、ロンドン、フアンミの20名です。クリスとポルティージョは招集外で、故障中のヴェリグトン、そしてスペイン代表の練習でひざを痛めたモンレアルも招集されていません。
  


  マラガは今日からフェリア(夏祭り)が行なわれているため、街中はきっとすごいことになっていると思います。フェリアの時期はマラガが1年で一番人口が増加します。フェリアに合わせたコスタ・デル・ソル杯、いい結果が残せることを願っています。


2011年8月11日木曜日

マラガCFの近況 その16


  プレシーズンも試合がないとなかなか目新しいニュースが出ないですね。

  イスコの移籍金の件で、バレンシアがぐちぐち言っていますが、マラガには少しもやましいところはないので、これについては完全スルーすることにして、そもそもリーガ・エスパニョーラのクラブの中で唯一支払いをきっちり行なっているマラガに文句を言うなんてお門違いもいいところだと、スペイン紙『アス』もマラガを擁護しています。

  昨日10日に入ったニュースですが、ひざを痛めていたヴェリグトンですが、復帰が後1ヶ月ほど伸びることになりました。なんでもひざに浮腫があり痛みがあるということです。バルセロナ戦での復帰を目指していただけに残念ですね。

  また昨日の練習では、下部組織のアトレティコ・マラゲーニョと練習試合を行なっており、マラガが8-2で勝利をしています。この試合ではセバスティアン・フェルナンデスとフアンミがそれぞれハットトリックを決め、バチスタとホアキンがそれぞれ1得点をあげています。

  そういえばバルセロナ戦ですが、21日の20時に決まりました。今年から日曜日の試合時間が変わったんですね。日曜日の試合は12時、16時、18時、20時、22時からなっています。なんか変な時間ですね。

2011年8月7日日曜日

マラガCFの近況 その15


  レアル・マドリードのセルヒオ・ラモスが腰痛を患ったことで、モンレアルが急遽スペイン代表に追加招集されました。これでマラガから2選手の代表招集となります。

  またカディスとの試合の記事のところにも書きましたイスコの移籍問題ですが、これはどうもマラガが支払った支払っていないという問題ではなく(というかマラガはすでに支払っていますので)、国際送金に関わる問題とのことで、バレンシアの地元紙『スーペル・デポルテ』にこの話をリークしたのは、バレンシアのクラブ関係者ではなく、バレンシアに融資を行なっている銀行関係者のようです。
まあそもそもベティスに対し、ホアキンの移籍金の支払いが滞っていたバレンシアが(そのせいでバレンシアはホアキンの移籍金を吊り上げたのですから)、支払いが遅れたうんぬんでマラガを訴えるなんてこと常識的に考えたらおかしな話ですよね。それでもスペインメディアがこぞってこの記事を掲載しているところを見ると、今夏の移籍市場で順調な補強を行なったマラガへの嫉妬、妬みが垣間見られてがっくりします。マラガは確かにアル・タニ会長のおかげで、今夏の大型移籍を実現させることが出来たわけですが、クラブ関係者はもちろんサポーターもアル・タニ会長への感謝を忘れた日はありません。何事も謙虚に・・・ですね。

 それから6日(現地時間)に行なわれたU-20ワールドカップのオーストラリア対スペイン戦(スペインが5-1で勝利)にレシオがフル出場しています。なおイスコは主力温存ということでプレーしていません。
そのレシオですが、ホテルの同室となっているのは、同じくマラガ出身で現在はリバプールに所属するダニ・パチェコとなっています。ダニ・パチェコが自身のツイッター上でレシオの写真を公開しており(本記事の写真です)、レシオはいつもパソコンを使いながら寝てしまうそうですよ。わたしはレシオのこういう素朴な感じが大好きです。
ペジェグリーニ監督に才能を見出されたレシオですが、いつの日かマラガを代表する選手に成長してくれることと思います。

 ちなみにここのところ姿を見せないアル・タニ会長とグブン副会長ですが、現在ラマダン期間中ということで、公の場に姿を現すことを控えています。

マラガCF、カディスに2-0で敗れる


 6日に行なわれたラモン・カランサ杯の決勝は、マラガがカディスに敗れるという波乱が起こりました。
2日に渡っての連戦で、控え選手がメインのスタメンだったとはいえ、さすがに2部Bのチームに敗れるとは思っていなかったので、少しショックですが、まあこの敗戦もいい教訓になったのかな・・・とは思います。

 試合は、ルベン、ガメス(2日続けての先発出場)、クリス、セルヒオ・サンチェス、モンレアル、カマーチョ、マレスカ、ブオナノッテ、ドゥダ、セバスティアン・フェルンデス、ロンドンの布陣でスタートしました。
前半は控え選手がメインとはいえ、マラガはボールを支配していたし、それなりにおもしろいプレーも観られました。ただロンドンはチームに合流したてでやっぱり調整不足かな?という感じがしました。マレスカ、カマーチョも、比較の対象がアポーニョとトゥラランになってしまうので、この2人と比べるとダメさが際立っちゃいますが、まあ前半はそれほど悪くはなかったです。パスミス目立ちましたけどね。

ただ後半に入ると、やっぱり守備陣がリラックスし過ぎてましたね。後半はガメスを下げるためにセルヒオ・サンチェスを右サイドバックに据え、マタイセンとクリスがセンターバックを務めましたが、マタイセンはともかくクリスはミスが目立ちました。ルベンも何度かスーパーセーブを見せてくれましたが、GKとしてやってはいけないミスを犯していましたし。
またスコアレスドローで進む試合にあせったのか、ペジェグリーニ監督は残り15分というところで、アポーニョ、ニステルローイ、カソルラを投入しましたが、勝つつもりがあったのなら、もう少し早い時間に投入してほしかったです。しかもこの3選手が入った後に2失点していますし。(ちなみにホアキンとフアンミもその後に投入されています)


 全体を通して入れることは、この試合で先発出場した選手の中で、現時点でリーガで通用しそうなのはブオナノッテとモンレアル、2日続けて出場のガメスくらいです。誰が悪いというのではなく、全体的に悪かったです。ただセバ・フェルナンデスについては、明らかに決定力不足なのでチャンスに確実にゴールを生み出せるだけの技術を身につけてほしいと思います。ゴールを決めるということ以外では、いい選手なんですけどね・・・
後はブオナノッテ以外のどの選手にも言えることですが、パスミスを減らしてほしいです。パスはペジェグリーニ監督の目指すサッカーの基本中の基本ですから。

敗戦の理由を挙げるとしたら、マラガは2日続けての試合だったこと、カディスには1日休息日があったこと、ピッチが劣悪な状況だったこと、カディスの執拗なファウルが審判に見逃されたことなど(何しろあの温和なカソルラですら怒っていましたから)いろいろありますが、1部のチームとして、2部Bのチームに負けたことは潔く認めるしかないですよね。この敗戦がシーズン中のものではなく、プレシーズンの試合であったこと、そしてスポルティング・リスボン、カディスの執拗なファウルにもかかわらず、ひとりも故障者も出なかったことが不幸中の幸いだったのかもしれません。
リーグ開幕まで後2週間、ペジェグリーニ監督がどのように建て直してくるかに期待しましょう。ちなみに開幕戦のマラガ対バルセロナ戦は、21日の21時(スペイン時間)にキックオフの模様です。まだ正式発表ではないのですが、テレビ中継の関係でこの時間になるようですよ。


 さてここからは、昨日6日に降って沸いたニュースなんですが、バレンシアの地元紙『スーペル・デポルテ』が、マラガが未だにイスコの移籍金を払っておらず、バレンシアがスペインプロリーグ機構に訴えると報じています。
正直、こういうニュースはイヤですよね。バレンシア、マラガともに正式なコメントを発表していないですし、事実がどこにあるのかわたしにはわかりません。ただひとつ言えることは、バレンシアは7月11日にクラブの公式サイト上で、マラガがイスコの移籍金+消費税を支払ったと発表しています。(
バレンシア公式サイトによるイスコ移籍の発表とマラガが移籍金を支払ったという声明

どちらにしてもこのニュースが出て以降、バレンシア、マラガの両サポーターによる中傷合戦が掲示板で繰り広げられるなど、とても険悪なムードになっています。

真相が分かり次第、また記事にアップしたいと思いますが、ビジャレアルはイスコの後に移籍が決まったカソルラの移籍金をすでに受け取っていますし、この手の問題はさっさと片付けてほしいものです。
 

2011年8月6日土曜日

マラガCF、スポルティング・リスボンに3-1で勝利




  5日に行なわれたラモン・カランサ杯の第2戦、スポルティング・リスボン対マラガは、マラガが3-1で勝利を収めました。これでマラガはプレシーズン、土付かずの7戦7勝です。特に昨日の試合ではスポルティングもほとんどが主力選手を投入しての真剣勝負だったので、この勝利は大きな自信につながったのではないでしょうか。(スポルティングはヨーロッパリーグ出場チームでもありますしね)
それにしてもスポルティングのオニェウのトゥラランへのファウルはひどかったですね。あのファウルはどう見てもレッドカードものですが、トゥラランが故障しなくて本当によかったです。もしトゥラランが足を骨折でもしようものなら、リスボンまで殴りこみ行こうかと思っちゃいました。

  さて試合ですがカバジェロ、ガメス、デミチェリス、マタイセン、エリセウ、トゥララン、アポーニョ、ホアキン、カソルラ、バチスタ、ファン・ニステルローイの布陣でスタートしました。
この試合ではいつもながらトゥララン、ガメス、ファン・ニステルローイ、バチスタ、カソルラがいい動きをしていましたが、アポーニョ、エリセウ、ホアキンもよかったです。特にホアキン、調子がよかったせいか相手選手に執拗にファウルを受けていましたね。ホアキンは昨シーズン、バレンシアでも3試合に1試合の割合くらいでいい試合をしていたのですが、いい日と悪い日の差があるのが欠点なんですよね。ただ昨日の試合は休養明けということもあり、スピードもあったし、ガメスや前線のバチスタ、ニステルローイとの連携もばっちりでした。
またアポーニョですが、ロングパスの配給がよかったです。ショートパスでは相変わらずミスがありますが、うまく攻撃の起点になっていました。エリセウは好守共によかったと思います。
 この試合ではニステルローイが最初にマークしたゴールがオフサイドで取り消されていますが、実際にはオフサイドではなかったですね。オニェウのトゥラランへのファウルや、ポスティガのホアキンへのファウルへの判定も甘く、この審判、大丈夫か?と思ったら、今シーズンから1部で笛を吹くそうで、つくづくスペインの審判のレベルは低いなぁと改めて思ってしまいました。

  肝心の試合ですが、前半はとてもよかったです。バチスタ、ニステルローイがそれぞれゴールを決めてくれ、本当におもしろかったです。ですが後半はDF陣、とくにセンターバックコンビがリラックスしまくりで、スポルティングにゴールを決められてしまいました。デミチェリスは集中している時はすばらしい選手なんですが、リラックスすると一気にダメになっちゃうところがあるんですよね。またマタイセン、今回もオランダ代表に招集されているくらいですからいい選手なんでしょうけど、もう少し集中力を持続させてほしいものです。
とはいえ、バチスタがイヤ~な流れを断ち切る3点目となるゴールを決めてくれたおかげで、その後は守備陣も建て直していましたね。ガメスがちょっと足を痛めたぽかったのが心配ですが。

  というわけで、スポルティングに勝利したおかげで、マラガはカディスと決勝戦を戦うことになりました。本当はウディネーゼと対戦してほしかったですが、3位決定戦はスペイン時間の18時半からという殺人的な時間帯となっているので(この時間帯だと気温はまだまだ30度以上あり、カディスは湿気もあるので立っているだけで死にそうになります)、22時からの決勝のほうが、選手の体調面でもいいと思います。


  それから、当然と言えば当然ですが、カソルラが10日に行なわれるイタリア代表との親善試合に招集されています。(マタイセンも同じく10日に行なわれるイングランドとの親善試合に招集されています)
マラガの選手がスペイン代表に招集されるのは2004年にサルバ・バジェスタが招集されて以来ですから、クラブとしても今回のカソルラの招集はとてもうれしいニュースとなりました。
またカプデビラの代わりに招集されるのでは?とみられていたモンレアルですが、招集されませんでしたね。まあ今回は親善試合ですし、招集されたDF陣を見ると、プジョルなしではほとんど機能しないピケ、昨シーズン、出場した試合はわずかに数試合のアルベロア、アルビオル、攻撃面ではいいけれど、守備ではあまり役に立たないセルヒオ・ラモスですから、むしろ呼ばれなくてよかったのかもしれません。それにモンレアルはオサスナ時代には、守備集中でほとんど攻撃に参加することがなかったですから、スペイン代表のスタイルとは違うんですよね。ただマラガではペジェグリーニ監督の下で、積極的に攻撃にも参加し、いい動きを見せているので、代表への再招集も時間の問題かな・・・と思っています。何しろマラガにはスペインサッカー協会と太いパイプを持つ、フェルナンド・イエロ氏もいますし(笑)
そのイエロ氏ですが、12日にゼネラルマネージャーへの就任会見が行なわれることになっています。
とはいえデル・ボスケ監督、本職の左サイドバックを呼ばずにアルベロアを左サイドバックに起用しようと考えているあたり、なんだかな・・・と思ってしまいます。不調続きのフェルナンド・トーレスも引き続き招集していますし。まあ、あんまり批判すると叩かれそうで怖いですが。。。


  というわけで、今夜は22時(スペイン時間)からカディス対マラガ戦です。昨日の試合でも途中出場ながらいい動きをしていたブオナノッテを、もう少し試合に出してほしいな・・・などと期待しつつ。。。
トロフィーをマラガに持ち帰ってくれることを期待しましょう!

2011年8月5日金曜日

マラガCFの近況 その14


  昨日4日から始まったラモン・カランサ杯(ポスターの主役がファン・ニステルローイです・・・笑)ですが、第1戦目のカディス対ウディネーゼは、PK戦の末にカディスが勝利するという番狂わせが起こりました。
ウディネーゼはほとんどが控え選手だったというのもあるのですが、ちょっと意外な結果でした。
今日の試合、マラガ対スポルティング・リスボン戦で勝利したチームが明日6日の決勝でカディスと対戦することになるわけですが、マラガファンのわたしとしてはカディスと決勝を戦うより、ウディネーゼと3位決定戦に臨んでくれたほうが試合的にはおもしろいのに・・・と思ってしまいますが、まあでもやっぱり優勝してくれたほうがいいですね。
とはいえ、カディスのGK、3本ものPKを止めていますからそれはそれですごいですよね。

どちらにしてもマラガは、今週は休暇もあったのでどの選手も疲労が残ることもなく万全の体制で今日のスポルティング・リスボン戦に臨めるわけで、ペジェグリーニ監督が誰を先発させるかが見ものですね。  

  そのマラガは昨日4日にカディス入りを果たしています。スポルティング・リスボンはカディス対ウディネーゼ戦を監督、選手一同が観戦に訪れていましたが、マラガはホテルでテレビ観戦でもしていたのでしょうか?マラガからカディスまでは車で3時間弱ほどなので、午前中練習をして、午後にカディス入りをしてもよかったような気もしますが、カディスはマラガと違って湿気もあるので、その湿気に慣れる必要があるのかもしれないですね。
 

  さてリーガ開幕まで約2週間と迫っていますが、開幕戦となるバルセロナ戦のチケットはすでに売り切れになっています。バルセロナはマラガ戦の前後に、スペインスーパーカップ、ヨーロッパスーパーカップが控えているので、主力を全員スタメンで起用してこないのでは?という予想も出ていますがどうなるでしょうか?



またコロンビアで行われているU-20ワールドカップ2011ですが、イスコもレシオもがんばっていますね。3日(現地時間)のエクアドル戦では、レシオ はイスコと交代でピッチに立っていますが、わずかの時間ながら、存在感を残すことが出来ています。今シーズンのマラガはポジション争いがし烈ですが、この 2選手+フアンミはぜひ大切に育ててほしいものです。そのフアンミはU-19欧州選手権優勝を出身地であるコイン村から表彰されています。(コインはマラガから20分ほどにあるこじんまりした村です)


この写真のレシオ、ものすごくビビッていますが、それにしても大きな犬ですね。二人とも代表のユニフォームが似合っています。





 

2011年8月3日水曜日

マラガCFの近況 その13


  マラガCFは2日間の休暇を経て、今日3日から再び練習を再開しました。
今日の練習にはコパ・アメリカに出場していたロンドンと、1日にアンダー19代表としてヨーロッパを制したフアンミの2選手が合流しました。両選手はともにクラブから7日までの休暇を与えられていましたが、自ら休みを切り上げて練習に参加しています。FWはポジション争いがし烈なこともあり、スタメンを獲得するためには練習に参加して監督の信頼を勝ち得る必要があるのは当然と言えば当然ですよね。ちなみに今日の練習にはペジェグリーニ監督の構想外となっているフェルナンド、エディーニョ、ロザーリオの3選手も参加しています。

  またロンドンは来週から契約の見直しを行うことになっています。昨シーズンが終了した時点で、クラブが唯一契約を見直すと公言していたのがロンドンであり、コパ・アメリカが終了したことから、本格的な交渉に入ることになっています。※クラブはその後、ヘスス・ガメス、アポーニョらの契約も見直すことを発表しています。

  マラガは明日からカディスで行われるラモン・カランサ杯に出場することになっており、第1戦の相手はスポルティング・リスボン(5日)になっています。この試合での勝者が6日に行われる決勝戦に進むことになっています。決勝戦の相手は4日に行われるカディス対ウディネーゼ戦の勝者になります。プレシーズン、ここまで好調を維持しているマラガですから、カランサ杯でもいい成績を残してくれることを期待したいですね。

2011年8月2日火曜日

マラガCFの近況 その12


 7月31日の夜にオランダ遠征から戻ってきたマラガ一行は、1日、2日の2日間、休暇となっています。  

そして昨日1日はカソルラの入団発表が行われました。会場となったのはマラガが普段練習に使っている運動場で、がんばって人を詰め込んでも7000人しか入らない会場だったこともあり駆けつけたファンは7000人ということになっていますが、実際には運動場の駐車場にも入りきらないファンが押し寄せていました。
  
そのカソルラ、ファンを前にした第一声は、「僕の移籍は困難を極めたけど、ここにいられることに満足しているし誇りに思うよ」でした。
すると司会者から、「どうして移籍が困難を極めたんだと思う?」と問われ、カソルラは、「移籍は僕ひとりの問題じゃないからね。でも最後に僕はここに来ることが出来た」と答えています。カソルラのこの言葉を聞いたファンからは、「エスクードにキスを!」コールが起こり、カソルラはテレながらも自身のユニフォームのエスクードにキスをしています。

興奮のうちに幕を下ろしたカソルラの入団発表ですが、カソルラは最後に会場に駆けつけていた身体障害者の子供たちにサインをしたり、一緒に写真を撮ったりしています。この光景はこれまでの入団発表で見られなかった光景だけに、カソルラの人柄の良さがにじみ出ていました。  


なおこの入団発表の席で、スポーツディレクターのアントニオ・フェルナンデス氏は、「今夏の移籍市場での補強は一応カソルラが最後になる」と語りましたが、未だにスペインメディアなどでは、マラガが後3人ほど補強するといったうわさが出ています。今夏はメディアがマラガの名前を出さない日はなく、うわさが一人歩きしていますが、後3選手獲得はちょっと・・・ですよね。