2011年7月14日木曜日

マラガCFのアル・タニ会長=ヘケ




 マラガCFのオーナーであり、会長のアブドゥラ・ビン・ナッサル・アル・タニ氏はカタール王族の一員であることから、サポーターから親愛を込めて“ヘケ”=jeque(スペイン語で首長の意)と呼ばれています。

 ビジネス以外にもカタールで国の要職についていることから、なかなかマラガ入りができないヘケですが、マラガファンは彼への感謝と愛情を忘れたことはありません。
昨シーズン最終節のバルセロナ戦では、チームがすでに残留を決めていたこともあり、多くのサポーターがアラブの民族衣装風の仮装をしてスタジアムに集結しました。そして試合中にもかかわらず、試合そっちのけで仮装したサポーター達がスタジアムを練り歩くというハプニングもありました。これもひとえにヘケがチームのために資金を惜しみなく注いでくれたことへの感謝の表れだったのだと思います。

 そのヘケですが、手がける会社は30社近くに及ぶと言われており、その中でも世界で有数の天然ガスを扱う会社がヘケに有り余る財力を提供しているそうです。そしてヘケはその有り余る財力でマラガCFだけでなく、趣味の競馬や高級スポーツカーにお金を使っています。ヘケの所有する競走馬の数は160頭あまりで、その中にはクリスティアーノ・ロナウドがレアル・マドリードに移籍した際の移籍金8000万ポンド(当時のレートで約128億円)を上回る金額の馬がいるそうです。これはヘケ自身がインタビューで明らかにしています。
またヘケが所有する高級スポーツカーの中には150万ユーロ、120万ユーロという車もあります。(※ユーチューブの車はヘケの3男の車で150万ユーロするそうですが、普段でも普通にロサレダの駐車場に駐車されています)

 そして当然ながらヘケはサッカーをとても愛しており、マラガ以外に母国カタールにもクラブを所有しています。今夏はそのカタールのチームと親善試合を行うことも決まっています。
昨シーズン、マラガがなかなか降格圏内から抜け出せなかったとき、多くのマラガファンが「もしマラガが2部に降格したらヘケが去ってしまう」と心配したものです。でもヘケはインタビューで言いました。
「自分の息子が落第したからといって見放すような親がいるか?」と。ヘケにとってマラガは息子のようなものなのですね。この言葉を聞いて、マラガファンはヘケの素晴らしさを改めて認識することになりました。

 ヘケと共に成長を続けるマラガ、この先にどんな未来が待っているのでしょうか?

最後にヘケとグブン副会長のドライブの様子です。すごいことになっていますね(笑)

http://www.marbellachic.com/ver_video.php?idV=85
 

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