2011年7月12日火曜日

マラガCFの近況 その4


 チームが合宿に入っているため、目新しいニュースがほとんど出てきません。ファン・ニステルローイ、ドゥダ、クリスの3選手が12日の朝の練習に5分ほど遅刻したことで、ペジェグリーニ監督が練習参加を拒否したことくらいでしょうか。(写真は合宿先となっているホテルの部屋でのバチスタです)

 そうそう最近入ってきたニュースと言えば、マラガの下部組織出身の2選手、トリビオとエドゥ・ラモスがビジャレアルの下部組織に加入したことでしょうか・・・
トリビオはマラガと契約を解除した上でビジャレアルBへ。一方のエドゥ・ラモスはマラガが買い戻しオプションを保有する形でビジャレアルCに加入することになりました。
エドゥ・ラモスはマラガ史上最年少でプロ契約を結んだ選手として、16歳当時はずいぶん騒がれたものですが、プロ契約したのがあまりにも早すぎたのでしょう。私生活が結構やばいことになって17歳で恋人が妊娠、18歳で子供が産まれ・・・とサッカーとは別のところで話題を提供するようになってしまいました。ビジャレアルで心機一転、がんばってほしいですね。
それからペジェグリーニ監督が売却を望まず、クラブにレンタル移籍の道を模索するように注文したとされるサンドロ・シウヴァがコルドバに1年間レンタル移籍することになったようです。昨シーズンのサンドロはリーガ・エスパニョーラ適応に苦労し出場時間も限られていましたが、ペジェグリーニ監督は同選手の能力を買っていると言われています。コルドバで1年間がんばって、戻ってきた暁にはマラガでスタメンが獲得できるくらいに成長してくれるとうれしいです。


それからマラガの最大のライバルとされる同じアンダルシア州のセビージャが、マラガ市内のバス停に広告を掲載しました。これはマラガサポーターにセビージャも一緒に応援してもらおう!というキャンペーンなのだそうで、広告にはマラガサポーターがセビージャを応援する理由として、「わたしたちはみんなアンダルシア人だ。マラガはセビージャの姉妹だ」と書かれています。広告塔にはご丁寧にマラガ出身のアレクシスを起用しています。
セビージャ、どうしちゃったんでしょうかね?マラガが大型補強をしたことで、あせっているのでしょうか。セビージャが年間予算1億ユーロを惜しみなく使っていたわずか2年前、マラガの年間予算はわずかに2600万ユーロでした。この年間予算には選手やクラブスタッフの給与、スタジアムの改修費など全てが含まれるので、マラガは選手の補強にほとんどお金を掛けることができませんでした。そんなマラガに対しセビージャが何かしてくれたことなどあったでしょうか?
わたしの記憶の中では常に、「マラガは2部降格!」と騒ぎ立てるセビージャサポーターの姿しかありません。セビージャがクラブとしてマラガをサポートしてくれたこともありません。ドゥダの移籍の際だって、マラガはセビージャの提示した条件をすべて飲まされたのですから・・・
とはいえ、同じアンダルシアのチームとして、いがみ合うのではなく、手を携えて進んでいけるのだとしたら、これほど素晴らしいことはありません。
新シーズンの第2節のサンチェス・ピスファンでのセビージャ戦で、セビージャサポーターがマラガサポーターを快く受け入れてくれるのなら、きっと2チームの関係もいいものに変わっていくのではないでしょうか?

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