2009年7月14日火曜日

原因は誰のせい? セビージャ、マラガCFトレードに問題発生


 2008-09シーズンの中頃から、セビージャがマラガの右サイドバック、へスス・ガメス獲得に関心を示していたことは、ファンの間でも、周知の事実だった。
 だからこのシーズンが終了すれば、へスス・ガメスはセビージャに行って、代わりにレンタル移籍中だったロロとドゥダがマラガに来るんだろうな・・・と、誰もが予想していた。

 その交換トレード、13日にも正式発表になるはずだったんだけど、土壇場でドゥダが「契約内容に問題がある」と言い出したために、すべてがストップしてしまった。
マラガではへスス・ガメスの出身地フエンヒローラ(マラガ市近郊の村)で14日に会見をセッティングし、ガメスを華々しく送り出す準備をしていたというのに。

 そもそもマラガファンの間ではガメスとロロ、ドゥダの交換トレードはあまりいい印象を持たれていなかった。ガメスはセビージャ以外からも多くのクラブから声が掛かっていたし、ロロ、ドゥダのセビージャとの契約はわずか1年を残すのみだった上に、両選手とも選手層の厚いセビージャではスタメンとして試合に出られる可能性は低く、セビージャにとっては戦力外の選手だったからだ。それでもガメスが少しでも大きな舞台(セビージャはチャンピオンズリーグに出場するしね)で活躍できるのなら、マラガに残留するよりも、セビージャへ快く送り出してあげようってファンもみんな思っていた。
だからマラガはセビージャとの話し合いで、このトレードが少しでもマラガに利益を生み出すようにって奔走した。だけど結局はセビージャに言われるがままに無条件の交換トレードを飲むことになった。
まあそれはクラブの経営の話になるし、文句は言わないけれど、ここにきてドゥダが駄々をこねだした理由はなんなんだろう??
このトレードが決まる前にすでにドゥダとマラガの間では4シーズンにわたる契約に合意に至っていたし、そのことにドゥダも満足していると語っていたのに。今になって「そんな話は知らない」ってそんなのあり??

 ドゥダは、一昔前もマラガでプレーをしていて、そのときもクラブから出ることになった時も大モメしたんだよね。そのやり方はベティスに移籍したゴイティアなんかの比じゃなかったらしい。だからマラガの古くからのファンはドゥダを快く思わない人もいっぱいいる。
ドゥダのせいとは言わないけれど、マラガに来ることになれば4シーズンの契約とチーム一の高給取り(年俸約1億7000万円)になる。ドゥダの年齢を考えれば(29歳)いい話だと思う。だから何が不満なのか、さっぱりわからないよ。
この突然のドゥダの「そんな話は知らない」発言に、セビージャ側は大怒りだし、フェルナンド・サンス会長は「困惑している」と発言。当のガメスは「ショックです・・・」と語っている。

最終的にはまるく収まることになるんだとは思うけど(というかそうなるようにガメスのためにも祈っています)、なんとなく気分のいい話ではないな。

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