2012年5月6日日曜日

精神力の強さ

第37節のアトレティコ戦、残念な結果に終わってしまいましたが、試合後のミックスゾーンで、デミチェリスが審判のジャッジに苦言を呈しています。


思えば第34節のレアル・ソシエダ戦の終了間際のデミチェリスのゴール。オフサイドではないにもかかわらず、オフサイドでゴールを取り消され、勝ち点2を審判のミスジャッジのせいで失いました。
そして前節のバルセロナ戦では、エリア外にもかかわらずヘスース・ガメスのイニエスタへのファウルがペナルティと判定されたり・・・
今回のアトレティコ戦ではデミチェリスへの明らかなペナルティが見過ごされたり、セルヒオ・サンチェスの同点ゴールが取り消されたり、主審と第4審のコミュニケーション不足から、ロンドンが交代をしている最中にアトレティコに同点ゴールを決められたり(←これまでにこんな形でゴールが許される場面をわたしは見たことがありません)と、踏んだり蹴ったりでした。


デミチェリスは言っています。「マラガにチャンピオンズに行ってほしくないと思っている人たちがいるのだろう。レアル・ソシエダ戦では終了間際のゴールがオフサイドで取り消され、今日の試合ではセルヒオのゴールが取り消された。どちらのゴールもちゃんとしたゴールだったにもかかわらず取り消された。だがチャンピオンズとヨーロッパリーグでは同じヨーロッパの大会でも意味合いが違う。ジャッジのせいで勝ち点を失うことが、大きな違いを生じさせることを審判団はしっかりと理解すべきだ」




昔からのマラガのファンならば、今シーズンのマラガがどういう状況に置かれているのか、しっかりと理解しています。たった2年前まで、マラガは最終節まで残留を決められず、苦しいつらいシーズンを過ごしていました。それがアル・タニ会長に買収されたことで、チャンピオンズリーグを狙えるチームになりました。それをおもしろく思わない人たちがいることも事実です。
ラシン・サンタンデールに起こった悲劇が、マラガにも起こればいいと心の中で思っているひとたちもいるでしょう。
だけどこんな形で勝ち点を奪われ、マラガのチャンピオンズ出場が叶わないとしたら、サッカーというスポーツが、少なくともスペインではスポーツではなく、何か別の力が働く、筋書きのあるドラマということになってしまいます。


最終節はホームで残留争いを続けるスポルティング・ヒホン戦です。ミスジャッジという障害に負けず、マラガが自らの力でチャンピオンズリーグ出場権を勝ち取ってくれることを、心から信じています。マラガというチームの精神力の強さを信じたいと思います。

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