2011年6月15日水曜日

“有限実行”のスター降臨


  かつてレアル・マドリードで活躍し、ブラジル代表としてもゴールをあげてきたジュリオ・バチスタ。そのバチスタがマラガに移籍したのは2011年1月のことでした。

  多くのファンの歓迎を受け、第20節のバレンシア戦では4-3と敗れこそしたものの、健在ぶりを知らしめたバチスタでしたが、第23節のヘタフェ戦で膝の半月板を損傷してしまい第32節のマジョルカ戦で復帰するまで実に2ヶ月を有することになりました。

  それでもバチスタは復帰戦となったマジョルカ戦で2ゴールをマークしチームの勝利に大貢献。マジョルカ戦からじつに5試合で7ゴールをあげる大活躍をみせてくれました。

ホームで行われる試合ではいつもバチスタの応援歌が大合唱され、一気にマラガのスーパースターへと登りつめたバチスタですが、ローマから移籍当初はメディアの心無い報道で、「すでに終わった選手」などと揶揄されたこともありました。だけどバチスタは入団発表で「8~10ゴールをマークする」と公言した通り、わずか11試合の出場で9ゴールをマークしてみせました。

  LFP(スペインプロリーグ機構)が発表した2010-11シーズンの冬の移籍市場で最も活躍した選手にも選ばれたバチスタ。そのバチスタはスペインのプント・ラジオのインタビューで、「もしレアル・マドリードから復帰しないか?と言われたらどうする?」との問いに、「マラガから離れるつもりはない。僕はここで非常に満足しているからね」と断言しています。

来シーズンのバチスタもロンドン、そしてファン・ニステルローイと共にたくさんのゴールで私たちを喜ばせてくれることでしょう。

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