2011年6月12日日曜日

懸案だった左サイドバックを獲得


 冬の移籍市場で左サイドバック獲得に乗り出したマラガでしたが、獲得直前までこぎつけていたスポルティング・ヒホンのホセ・アンヘル獲得が失敗に終わったことで、シーズン後半は左サイドウイングのエリセウが左サイドバックを務めていました。(※獲得が失敗に終わった原因は当初300万ユーロでまとまっていたオファー金額を、スポルティングが最終段階で350万ユーロに引き上げたことでした)
とはいえエリセウは非常に足の速い選手で、攻撃要員としては非常に優秀な選手なのですが、守備に関しては若干不安の残るプレーで、シーズン終了とともにマラガは再びホセ・アンヘル獲得に乗り出しました。

 そんな矢先・・・なんとバルセロナがホセ・アンヘル獲得か?というニュースが、チャンピオンズリーグ決勝前に飛び出しました。この時点でマラガはすでにスポルティング側に350万ユーロのオファーを提示していましたが、メディアのニュースではバルセロナは400万ユーロのオファーを出したというではありませんか!そんなこんなでホセ・アンヘルはバルセロナ移籍まで後1歩と迫っていたわけですが、CL終了後に行われたバルセロナとスポルティングとの交渉は、ふたを開けてみれば報道とはずいぶんかけ離れたものでした。バルセロナ側がスポルティングに提示したオファーの額は300万ユーロにも満たず当然交渉は決裂。
スポルティングの誠意のない対応に嫌気がさしていたマラガは、ターゲットをオサスナのモンレアルにシフトチェンジ。モンレアル獲得にはコエントランのレアル・マドリードへの放出が噂されているポルトガルのベンフィカが興味を示しているという報道もありましたが、マラガが一歩先に交渉を行い合意に達することができました。というのもモンレアルの契約解除の違約金は800万ユーロ、それに対しマラガは600万ユーロのオファーを提示したことで交渉が非常にスムーズに進んだわけです。
正式発表は13日以降になりますが、とりあえず懸案だった左サイドバック獲得を終えたことで一安心と言ったところでしょうか。とはいえスポルティングの不誠実な対応の犠牲になってしまったのは冬の移籍市場の時点からマラガ行きを望み公言していたホセ・アンヘルです。なんだかかわいそうですね。

 現時点ではクラブ史上最高金額での移籍となるモンレアルですが、今夏の移籍市場ではモンレアルを超える移籍金の選手が続々とマラガに集結しそうな勢いですよ。

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