2011年6月22日水曜日

マラガCFの若きエース、サロモン・ロンドン


昨シーズン、マラガCFでチーム最多得点王となったホセ・サロモン・ロンドンは、若干見た目が怖いけれど実際は非常にシャイな21歳の青年です。母国ベネズエラ代表としても活躍しているロンドンですが、ベネズエラでは1、2を争う知名度を誇る選手でもあります。

ロンドンは昨シーズンの開幕からマラガの指揮を取っていたジェズアルド・フェレイラ監督がほれ込んで2部のラス・パルマスから350万ユーロという金額でマラガに移籍しました。ロンドンはまだ21歳と若いこともあり、時にはワンマンなプレーも目立ちますがゴールへの執念が強く190cmの長身を生かしたヘディングを得意としています。冬の移籍市場でバチスタが加入して以降は、ひとりよがりのプレーが減り、ゴール前でチームメートに的確なパスを出すようになったことで、チームの得点力アップに貢献してくれました。

  そんなロンドンには今夏の移籍市場でエースのセルヒオ・アグエロ放出がうわさされているアトレティコ・マドリードが1500万ユーロのオファーを出すなど、獲得を狙っているクラブも多いと言われています。それでもマラガはまだ若いロンドンをじっくりとマラガのエースに育てあげたいとの気持ちからアトレティコのオファーはあっさりと却下しています。そのロンドン、ベテランのファン・ニステルローイの加入で彼から多くのことを吸収できるのでは?と期待されています。

マラガは休暇明けにもさっそくロンドンの契約内容を見直すことを正式に発表しています。そしてロンドンはマラガが今夏、契約内容を見直す唯一の選手となっています。マラガはまず2014年までとなっている契約期間の延長、そして現在2000万ユーロに設定されている契約解除の違約金を2500万から3000万ユーロほどにひきあげたいと考えているようです。ちなみにロンドンの代理人はバレンシアのスペイン代表MFフアン・マタのお父さんだったりします。

昨シーズンもわたしたちを楽しませてくれたロンドンですが、今シーズンは昨シーズン以上の活躍をしてくれることが期待されています。マラガのエースとして、ロンドンが一回りも二周りも成長できるシーズンになるといいですね。

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