2009年1月19日月曜日

レアル・マドリード 審判からの贈り物

リーガBBVA、第19節の試合の中で、スポーツとしてのサッカーについて考えさ
れた試合があった。

レアル・マドリードのホーム、サンティアゴ・ベルナベウで行われた対オサスナ戦だ。



以前からスペインのサッカー界では、暗黙の了解とでも言うべきか、公然の秘密として、「審判の判定はビッグクラブに甘い」と言われてきた。

特に今回のレアルーオサスナ戦のような納得のいかない判定は、多くのサッカーファンに後味の悪いものを残してしまったことだろう。



試合は前半19分にオサスナが先制する。しかしレアルは得点をあげることが出来ず前半終了。レアルのフアンデ・ラモス監督はファン・デル・ファールトとフ
ンテラールを入れることで立て直しをはかる。

後半開始51分、レアルのDFセルヒオ・ラモスがロングシュートを決め同点。

その後はイグアイン、ロッベンのゴールにより、最終的にはレアルが最下位チームオサスナを相手に勝ち点3を手に入れることとなった。



しかしこの勝ち点3をレアル・マドリードサイドは心から喜べるのであろうか?

明らかにオサスナのPKとなるはずのプレーで、なぜかオサスナのフアンフラン選手にイエローカード(故意に転んだということで)が出されたのだ。それも1度ならず2度もだ。この2枚のイエローカードによりフアンフランは残り時間10分というところで退場となってしまう。退場する時のフアンフラン選手の怒りは相当のものであった。



「レアルは審判のおかげで勝てた」翌日の新聞やテレビのニュースでは誰もが口を揃えた。オサスナの会長は「オサスナは審判団と決別をする」と異例のコメントまで出している。



この試合の主審ペレス・ブルールはその後処分を受けたことは言うまでもない。コパ・デル・レイのエスパニョール対バルセロナ戦の審判をはずされた上に、しばらくの間、公式の試合で審判をすることは出来なくなった。

 しかし、今期リーガ、ライバルチームバルサがチーム始まって以来の大量勝ち点50を手にして前半を折り返したのに対し、レアルは監督交代、不正疑惑によるカルデロン会長の解任、けが人続出といいところがない。とはいえ勝つことが宿命のビッグクラブは、首位バルサと勝ち点12点差で2位につけている。
 
後半戦、レアル・マドリードの巻き返しはあるのだろうか??

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