2012年7月20日金曜日

給与未払い問題

ここ数日、世間を騒がしているマラガの給与未払い問題ですが・・・
まず最初に、カソルラ、ロンドン、マタイセン、そしてニステルローイがクラブをAFE(スペインサッカー選手組合)に訴えたという話ですが、こちらは4選手とも訴えを取り下げています。
マラガは6月末日に支払う予定だった給与、ボーナスの支払いをしておらず、そのために訴えを起こされたわけですが、この問題がこれほど大きくニュースで取り上げられるのは、それがカタール王族がオーナーを務めるマラガだったから・・・にほかなりません。
カタール王族がオーナーなのに、「給料払ってないのかよ!」世間ではおもしろおかしく書きたてています。
確かに未払いはよくないと思います。これだけ世間から叩かれているのですから、イメージだってよくないですよね。でも給与未払いや移籍金の未払いはマラガだけが抱えている問題ではありません。
有名な話だと、例えばバレンシアは未だにベティスに対し、ホアキンの移籍金を支払っていないのです。だけど、この話は誰も大きく取り上げません。チャンピオンズに常に出場するようなチームであるバレンシアなのにです。


世間はマラガのオーナーがカタール王族であり、“オイルマネー”で(本当はカタール王族がお金を持っているのは石油ではなく、天然ガスのおかげなので、オイルマネーというのは間違っているのですが)資金を持っているという、ただそれだけの理由で、マラガが叩かれているのです。
未だかつてマラガがこれほどメディアに取り上げられることはないというほど、連日のようにあの手この手でイメージが傷つけられています。


先日、マルカ紙はカソルラがクラブを出たがっていると報じました。ですが、この記事はカソルラ側がマルカに抗議をし、法的手段を取る可能性を示唆したことで、記事自体が削除されています。


とはいえ、事の発端はクラブ側(オーナー)が、きちんとお金の管理をせず、未払い問題を起こしてしまったことにあります。
チャンピオンズのプレーオフも控えている大事な時期だからこそ、こんな問題で選手たちの集中力が途切れないことを願ってやみません。



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