2012年9月6日木曜日

シャタト氏の記者会見

アル・タニ会長の所有する会社NASで、同会長の右腕として重役を務めているモアヤド・シャタト氏は、今夏のマラガに起こった財政問題を解決するために、会長によってマラガに送り込まれました。
そのシャタト氏が昨日12日に初の記者会見に応じました。

この記者会見の中で、シャタト氏は自身の役職について、「執行副会長」としています。一方、グブン副会長は、副会長としてクラブの役職に留まることを明かしてます

今回の記者会見ですが、シャタト氏は「マラガを売却しない」こと、「これからも投資を継続する」ことを明言していますが、肝心なことは何ひとつ明らかにしていません。

そもそも昨シーズン終了直後は、チャンピオンズに向け大型補強をする気満々だったアル・タニ会長とグブン副会長ですが、忽然とマラガから姿を消したかと思ったら、給与未払い、移籍金に関わる消費税の未払い問題が次々とクラブを襲い、そしてクラブは一気に財政難に陥ってしまったのです。それが原因でクラブは、昨夏に鳴り物入りでマラガに移籍したカソルラを獲得額以下の金額でアーセナルに売却するなど、選手の売却に迫られました。
この辺のことについてシャタト氏は、詳しい説明を避けています。ただ単に、「会長、副会長が非常に立腹した」とだけ述べています。

一方でシャタト氏は、アスレティックが獲得を望んでいるモンレアルを売却するつもりがないことを断言しています。モンレアルの契約解除の違約金は2000万ユーロですから、もしアスレティックが2000万ユーロを支払い、モンレアルが移籍を希望すれば、同選手はアスレティックに移籍することになります。でもマラガはこの契約解除のための違約金以下ではモンレアルを手放さないということです。
アスレティックはハビ・マルティネスの移籍にからみ、9月末まで(28だったか29日まで)選手を補強することができます。でもUEFAへの選手登録が9月4日までだったので、仮にモンレアルを獲得したとしても、ヨーロッパリーグで同選手を起用することはできません。
モンレアルはマラガの主力中の主力ですから、なんとしてもチームに残ってもらいたいです。

あ、話がそれてしまいましたね。

とにかく詳しいことは明らかにならなかったシャタト氏の記者会見ですが、とりあえずこれからもマラガに対し投資を行うこと、クラブを売却するつもりがないことだけは確かなようです。




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