2009年4月12日日曜日

第30節 ビジャレアルvsマラガ 




 第30節ビジャレアルvsマラガは、日中の雨のため冷え込んだビジャレアルの本拠地エル・マドリガルで行われた。
 この試合、ビジャレアルはMFの4人(カニ、ハビ・ベンタ、マティアス・フェルナンデス、ピレス)を故障や累積警告による出場停止で欠いた上、チームの要サンティ・カソルラが怪我のため出場できないという状況であった。そのためぺジェグリーニ監督は急遽、下部組織から2名の選手を召集した。
対するマラガは故障者、累積警告のため出場停止の制裁を受けていた選手が全員復帰。完璧な布陣でこの試合に臨んだ。



 前半、マラガはアドリアン・ロペス、アポーニョを中心にテンポ良くビジャレアルエリアに攻め込む。対するビジャレアルもマルコス・セナ、ニハトを中心に攻撃を仕掛ける。試合が動いたのは38分、アポーニョのパスにドゥダが合わせてゴール。マラガ1点目。その直後、今度はビジャレアルのロッシがシュートを放つ。これはゴイティアがきっちり止める。そのまま前半は終了。




後半、ビジャレアルはなんとか同点に追いつこうとマラガエリアを攻めるが、攻撃に焦りが出て、ゴールに結びつけることが出来ない。対するマラガも前半は絶好調な動きを見せていたアドリアン・ロペスに疲れが出始る。そこでタピア監督はアドリアン・ロペスとアルベルト・ルケを交代させる。そのすぐ後、ビジャレアルのマルコス・セナが左大腿部を痛め交代を要求するが、すでに3人の交代枠を使い切ったビジャレアルはセナを交代させることが出来ず、ベンチに引き上げさせる。10人になったビジャレアルに対し、マラガはカウンターから抜け出したアルベルト・ルケのパスにエリセウが合わせ2点目。このまま試合は終了、ビジャレアル0-2マラガとなった。


 今回の試合、火曜日に行われたチャンピオンズ準々決勝の疲れを引きずった上、MFを欠いたビジャレアルに対し、アポーニョ、ドゥダを中心に果敢に攻めたマラガ。貴重な勝ち点3を手に入れたマラガは来シーズンのUEFAカップ出場へと一歩前進。わたしのアイドル、アポーニョもいい動きをしていたので、大満足。難点はと言えば、マノロ・ガスパールが右サイドバックに入ることでセンターバックへとポジションチェンジしたへスス・ガメスが本来の調子で動くことが出来ず凡ミスを繰り返してしまったこと。右サイドバックではいいプレーをする選手だけに、残念。ガメスとガスパールのポジションについて考え直す必要があるかも。どっちもいい選手だから使いたいっていう監督の気持ちもわかるけど。



そしてビジャレアルには来週のアーセナルとのチャンピオンズリーグ準々決勝2戦目、がんばってほしい。とてもいいチームだけに怪我人を多く抱えた今の状況は同情しちゃうな。アーセナルも好きだけど、やっぱりスペインのチームに勝ってほしい。



 

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